霞ヶ関キャピタルの株主優待

霞ヶ関キャピタル(3498)のサプライズが止まりません。

2024年8月7日に東京証券取引所プライム市場で貸借銘柄に選定されたと思ったら、優待制度も拡充です。

2024年8月15日にご紹介した本記事ですが、約2か月後、10月3日、霞ヶ関キャピタル(3498)の株価が凄いことになっています。

優待拡充で現物保有した方は、笑いが止まらない、下手なIPOより儲かったかもしれません。

そんな『霞ヶ関キャピタル』の株主優待情報をまとめました。

最後まで読むことで、株主優待銘柄のつなぎ売り(クロス取引)の知識を高める事ができます。

投資メモ(個人メモ)

環境に配慮した「サステナブル型」の不動産開発に力を入れている企業
太陽光発電施設の開発や、再生可能エネルギーを活用したプロジェクトに積極的
物流施設や商業施設などの開発にも注力し、幅広い不動産領域で事業を展開

まとめると、日本国内での不動産コンサルティングと再生可能エネルギー関連事業を展開している企業
特に不動産開発、物流施設、ホテル事業、そして海外市場進出に注力

  • 不動産コンサルティング事業: 不動産投資に関するコンサルティングを提供
    住宅や商業施設の開発に力を入れ、物流施設(冷蔵倉庫や自動化倉庫)の運営も展開
  • 再生可能エネルギー事業: 太陽光、風力、バイオマス発電所の開発と運営
    エネルギー供給の持続可能性を支えるビジネスを拡大
  • ホテル事業: 「FAV HOTEL」ブランドでアパートメントホテルを展開
    グループ向けの長期滞在型施設に注力
  • 海外事業: 中東(特にドバイ)など海外の不動産市場にも参入、国際的な事業拡大を推進

霞ヶ関キャピタルの魅力は、多角的な事業展開とその成長力にあります。特に、不動産開発と再生可能エネルギー事業の相乗効果により、収益の多様化を図っている点が大きな強みです。2024年には、売上高が前年同期比で86.53%増加し、52.41億円に達しています。この成長は、再生可能エネルギー市場の拡大と物流施設需要の高まりに支えられています。

また、国内だけでなく、中東を含む海外市場にも進出しているため、国際的な収益源を持つことが投資家にとって魅力的なポイントです。

霞ヶ関キャピタル(3498)の株主優待

霞ヶ関キャピタル(3498)の株主優待は、プレミアム優待俱楽部です。

プレミアム優待俱楽部は、株価低迷で苦しんでいる企業の苦肉の策のイメージが強かったのですが、霞ヶ関キャピタル(3498)の大躍進で、考え方を改める必要が出てきたかもしれません。

優待内容詳細

優待権利日は年1回、8月末のみです。

2025年8月末からの株主優待(現状)

保有株式数 優待内容(保有期間)
1年未満 1年以上 2年以上 3年以上 4年以上
100株以上 5,000ポイント 5,500ポイント 6,000ポイント 6,500ポイント 7,500ポイント
200株以上 100株追加毎に
5,000ポイント追加
100株追加毎に
5,500ポイント追加
100株追加毎に
6,000ポイント追加
100株追加毎に
6,500ポイント追加
100株追加毎に
7,500ポイント追加
2,000株以上 100,000ポイント 110,000ポイント 120,000ポイント 130,000ポイント 150,000ポイント

ざっくり言うと、優待価値は今までの2.5倍です。

継続保有の特典も最大5年目まで増設です。

最低でも株主優待制度は5年は続けるという意思のあらわれです。

でもね、長期優待の新設後、割と早く優待廃止が濃厚になった「ケンタッキー優待」もあるので、安心はできません。

プレミアム優待俱楽部は、カタログギフトの電子版、1ポイント1円相当の価値として、様々な商品との交換が可能です。

プレミアム優待俱楽部を実施している銘柄が多いので、貰える優待内容が被ることが多いですが、霞ヶ関キャピタル・プレミアム優待俱楽部だけのグループサービス関連商品に絞ったラインナップが魅力です。

ホテルブランドの宿泊に使えるのは、他の優待俱楽部にはない、差別化かもしれません。

個人的には、プレミアム優待俱楽部実施の銘柄はあまり好きではありませんが、ホテル宿泊があるので霞が関キャピタルは好きです。

自社関連のサービスの場合、1ポイント1円以上の価値になるからです。

過去実績では、1,000ポイントでホテル宿泊5,000円分です。

今後も継続するかは、保証できませんが、期待はできるでしょう。

2024年8月末までの株主優待(過去)

保有株式数 優待内容(保有期間)
1年未満 1年以上
100株以上 2,000ポイント 2,200ポイント
200株以上 5,000ポイント 5,500ポイント
300株以上 100株追加毎に
2,500ポイント追加
100株追加毎に
2,750ポイント追加
4,000株以上 100,000ポイント 110,000ポイント

どうせなら、2024年8月末の優待から拡充にしてほしいところですが、2024年8月末は、従来の優待制度です。

優待新設時は、決して優待利回りが低かったわけではありません。

株価が上昇し続けただけです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

ポイント価値が増えるランクアップ特典です。

継続保有でポイントは増えますが、ポイントが繰り越せるのは、1回のみなので、注意。

継続保有の条件

100 株以上継続保有し、かつ同一株主番号である株主が長期保有の対象。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年8月31日」です。

権利付き最終日の「8月27日」までに100株以上の取得が必要です。

霞ヶ関キャピタルに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

霞ヶ関キャピタルの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年8月31日

権利付き最終日:8月27日(水)・・・残り9ヵ月と6日(279日)
逆日歩日数:3日

霞ヶ関キャピタル(3498)の基本情報

情報更新日:2024年8月31日

code3498優待内容プレミアム優待俱楽部
業種不動産業上場市場東証プライム 
決算8月 優待月8月
本社東京上場年月日2018年11月28日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数9,857,000企業のHP優待詳細
優待の種類株主優待ポイント

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価12,480円最低投資額1,248,000円
最低必要株数100継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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霞ヶ関キャピタル(3498)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-08-2814,520151,30056,300-95,000872,6000.0116.8350.0
2023-08-295,39014,80015,200400100,7000.043.2160.0
2022-08-292,90319,30020,7001,400167,3000.024.0130.0

貸借銘柄になる前の過去、2022年と2023年、信用買いはできましたので、出来高等の参考に。もちろん、逆日歩は発生していません。

そして、貸借銘柄になって初の2024年の優待権利日は、逆日歩0円です。
投資資金が多く必要なので、最大逆日歩の設定は高いのですが、売り圧力はさすがに低いです。

霞ヶ関キャピタル(3498)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(8月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 8月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    優待銘柄数108のうち、クロス向けの貸借銘柄は63、類似優待も少ないので注意です。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    2024年10月3日より注意喚起の規制が発生中、逆日歩が更に2倍、リスクが高まります。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数はかなり少なく9,857,000しかありません。東証プライム 市場です。今までは大丈夫だった可能性もあるので、やや注意です。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)4,5004,500300,10000300,10001.00
    11/19(火)3,6003,700300,1000100300,10001.00
    11/18(月)5,2005,200300,20000300,20001.00
    11/15(金)4,4004,500300,2000100300,20001.00
    11/14(木)54,20054,200300,30000300,30001.00
    11/13(水)7,5008,900300,30001,400300,30001.00
    11/12(火)5,2007,100301,70001,900301,70001.00
    11/11(月)3,8003,700303,6001000303,60001.00
    11/08(金)7,1008,900303,5001001,900303,50001.00
    11/07(木)77,20078,900305,3001001,800305,30001.00
  5. 霞ヶ関キャピタルの発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    逆日歩の発生はありません。
  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:必要株数では警戒範囲
    優待取得の最低投資金額だけでも100万越え、さらに4つのバリエーションもあり警戒が必要です。
    • 100株:約125万円
    • 200株:約250万円
    • 300株:約374万円
    • 4000株:約4,992万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:優待価値では警戒範囲
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

    霞ヶ関キャピタルと優待価値が2,000円でほぼ一緒、8月実施の優待一覧。


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霞ヶ関キャピタル(3498)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

霞ヶ関キャピタルの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

11月20日の終値、株価12,480円の必要株数分(100株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額125万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/274534527205274534192
28/265668659257342668240
38/256801791308411801288
48/227935923360479935336
58/2181,0681,0554115481,068384
68/20111,4691,4505657531,469527
78/19121,6031,5826168221,603575
88/18131,7361,7146688901,736623
98/15141,8701,846719959671
108/14152,0031,9787711,027719
118/13182,4042,3739251,233863
128/12192,5382,5059761,301911
138/11202,6712,6371,0271,370959
148/8212,8052,7691,0791,4381,007
158/7221,1301,5071,055
168/6251,2841,7121,199
178/5261,3361,7811,247
188/4271,3871,8491,295
198/1281,4381,9181,342
207/31291,4901,9861,390
217/30321,6442,1921,534
227/29331,6952,2601,582

霞ヶ関キャピタルの権利付最終日(2025年8月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額125万円、霞ヶ関キャピタルのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、霞ヶ関キャピタルを125万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(281日分)(+プレミアム料)
17,735円=3,300円+14,435円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,337円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(281日分)+プレミアム料
15,300円=385×2円+96円+14,435円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(281日分)
22,547円=3,300円+19,247円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(281日分)
13,558円=86円+13,473円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、霞ヶ関キャピタルを125万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額125万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,573円=1,320円+96円+158円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
1,023円=385×2円+96円+158円
GMOクリック証券
【1日定額】

125万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,565円=1,320円+94円+151円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:550円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が550円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
747円=264×2円+68円+151円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
3,458円=3,300円+158円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,337円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
1,023円=385×2円+96円+158円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,458円=3,300円+158円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,451円=3,300円+151円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
1,017円=385×2円+96円+151円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
243円=86円+158円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
229円=79円+151円

投資金額125万円にもなると、貸株料等の負担が大きくなるので、証券会社選びも大事です。

※霞ヶ関キャピタルの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

霞ヶ関キャピタル(3498)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 霞ヶ関キャピタルの株主優待は、好き嫌いが分かれるプレミアム優待俱楽部
  • プレミアム優待俱楽部実施の銘柄の中でも、株価は最高部類のパフォーマンス
  • 今後も過去最高のパフォーマンスが期待できるが、信じるかどうかはあなた次第
  • 優待拡充で優待価値は今までの2倍以上だが、株価が高いので優待利回りは低い
  • 株式分割でもしてくれないと、株投資初心者のクロス取引難易度は高い
  • 優待目当てで現物保有するには投資資金が多く必要、株式分割のチャンスを期待すべき銘柄
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