駐輪場管理システムEcoStation21が有名な『日本コンピュータ・ダイナミクス』の株主優待、クロス取引情報をまとめました。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

日本コンピュータ・ダイナミクスのメイン事業は、システムの開発や運用を行うITソリューションサービスです。
パーキング 関連事業(自転車駐輪場関連)も展開し、注目されている企業です。

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)の株主優待

日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD)の株主優待は、QUOカードです。QUOカードの一択です。

あれって思った方、実は2019年9月末の優待より、従来のお米やJCBギフトカード等の選択制から、QUOカードのみに変更しています。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容(QUOカード)
3年未満継続保有3年以上
1,000株以上2,000円分3,000円分
3,000株以上3,000円分5,000円分
5,000株以上5,000円分7,000円分

日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

優待に必要な最低保有株数は、1,000株以上なので、注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、3年以上でQUOカードの金額が増えるランクアップ特典です。

継続保有の条件

半期ごと(毎年3月末および9月末)の株主名簿に、「同一の株主番号」で連続して7回以上記録されること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに1000.0株以上の取得が必要です。

日本コンピュータ・ダイナミクスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)の基本情報

code4783優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日2000年9月5日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株1000.0最低投資額909,000円
配当予想14.0配当落日2023年3月30日
発行済株数8,800千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-287252,100-25,800-27,90092,0000.656.417.0
2020-09-2855124,9008,100-16,800125,90017.0
2019-09-26849-19,600-45,800-26,20060,9002.057.217.0
2018-09-251,188000114,4000.09.637.0
2017-09-261,013111,90055,700-56,2003,792,70036.0注意
2016-09-2758029,6005,700-23,90087,00035.0注意
2014-09-25327-12,500-101,000-88,500128,4008.08.015.0注意
2013-09-25299-15,500-157,600-142,100177,40012.012.015.0
2012-09-25241-1,800-76,300-74,500111,50018.03
2011-09-27217-15,000-80,300-65,30088,70018.03

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    日本コンピュータ・ダイナミクスと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に3回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2017年9月 :0円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :0円 (3日)・・・注意
    • 2014年9月 :800円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)200017,20009002,30014,9007.480
    06/07(水)20020017,0004001,0003,20013,8005.310
    06/06(火)060017,0001002003,80013,2004.470
    06/05(月)300017,600003,90013,7004.510
    06/02(金)100017,3001001003,90013,4004.440
    06/01(木)0017,20001003,90013,3004.410
    05/31(水)0017,20001004,00013,2004.30
    05/30(火)800017,20020004,10013,1004.20
    05/29(月)0016,40001003,90012,5004.210
    05/26(金)0016,4002003004,00012,4004.10
  5. 日本コンピュータ・ダイナミクスの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    最大逆日歩が、いままで2回も発生、逆日歩が脅威です。
    • 2021年9月 :65円 (1日)
    • 2019年9月 :205円 (1日)
    • 2014年9月 :800円 (1日)・・・注意
    • 2013年9月 :1,200円 (1日)
    • 2012年9月 :1,800円 (3日)
    • 2011年9月 :1,800円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は1000株なので、実際の逆日歩金額はさらに10倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 1,000株:約91万円
    • 3,000株:約273万円
    • 5,000株:約455万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    人気のQUOカード優待に加えて、継続保有で利回りアップ、逆日歩リスクが高まるので、ご注意です。

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

怖い逆日歩ですが、日本コンピュータ・ダイナミクスは逆日歩なしの一般信用クロス取引も可能です。

6月9日の終値、株価909円の必要株数分(1000.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額91万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274389384150199389140
29/265486480187249486175
39/256583576224299583209
49/227681672262349681244
59/218778768299399778279
69/20111,0701,0564115481,070384
79/19121,1671,1524495981,167419
89/15131,2641,248486648454
99/14141,3611,344524698489
109/13181,7501,728673898628
119/12191,8471,824711947663
129/11201,9451,920748997698
139/8212,0422,0167851,047733
149/7222,1392,1128231,097768
159/6259351,247873
169/5269721,296908
179/4271,0101,346942
189/1281,0471,396977
198/31291,0851,4461,012
208/30321,1971,5961,117
218/29331,2341,6451,152

日本コンピュータ・ダイナミクスの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額91万円、日本コンピュータ・ダイナミクスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、日本コンピュータ・ダイナミクスを91万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)(+プレミアム料)
6,351円=2,200円+4,151円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
4,991円=385×2円+70円+4,151円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
7,735円=2,200円+5,535円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
3,937円=62円+3,874円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、日本コンピュータ・ダイナミクスを91万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:91万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ389円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
954円=385×2円+70円+115円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:91万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ384円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
688円=264×2円+50円+110円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
2,315円=2,200円+115円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
954円=385×2円+70円+115円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,315円=2,200円+115円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
2,310円=2,200円+110円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
950円=385×2円+70円+110円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
177円=62円+115円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
167円=57円+110円

投資金額91万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※日本コンピュータ・ダイナミクスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)のクロス取引・株主優待まとめ

日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD)のクロス取引は、逆日歩リスクありです。

JCBギフトカード等の優待の時から、最大逆日歩が発生しています。

最低保有株数が1,000株からなので、決して安い投資金額ではありませんが、発行済株式数も少なく、常に逆日歩リスクが顕在しています。

2019年にQUOカード優待になってから、逆日歩金額が下がったような感じもしますが、優待価値や外部要因等の条件は変わっていません。

いつ高額逆日歩が発生してもおかしくないです。

長期保有で優待価値があがる魅力的なQUOカード優待銘柄ですが、1度の逆日歩で大損する可能性もあるので、要注意です。

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