リース・不動産ファンド、保険事業などの金融サービス会社『FPG(7148)』の株主優待、クロス取引情報をまとめました。

当記事を最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

FPGは、全国の会計事務所・金融機関と提携、強固な販売ネットワークがあるのが強みの企業です。
多様化するニーズに対応するため、航空事業、FinTech事業にも進出しています。

FPG株主優待
引用元:FPG

FPG(7148)の株主優待

FPG(7148)の株主優待は、金融サービス会社らしい、UCギフトカードです。

優待内容詳細

保有株式数保有期間
1年以上2年以上3年以上
1,000株以上2,000円分2,500円分3,000円分
3,000株以上6,000円分8,000円分10,000円分
5,000株以上12,000円分15,000円分20,000円分

FPG(7148)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

保有株式数と継続保有期間に応じた基準で、UCギフトカードが貰えます。

UCギフトカードは、そごうや伊勢丹、三越やパルコなどで利用できるのはもちろん、ベイシア、イトーヨーカドー、西友などのスーパーでも使えます。

さらに、プレミアムアウトレットやビブレ等のショッピングセンターやカインズ、コーナン等のホームセンターでも利用できます。

また、梅の花、かに道楽チェーン、木曽路、札幌かに本家、ステーキのどん、デニーズといった飲食店でも使えます、

QUOカードと違ってコンビニでは利用できませんが、結構使い勝手の良い金券です。

なお、お釣りはでませんので、UCギフトカードを使う時は、額面以上の買い物をしましょう。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須・特典あり

1年以上の継続保有が必須ですが、2年、3年以上でギフトカードの金額が増えるランクアップ特典です。

継続保有の条件

毎年9月末日及び3月末日時点の株主名簿において、同一株主番号により連続で記録された回数及び株式数に基づいて判定、1年なら3回、2年なら5回、3年なら7回です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに1000.0株以上の取得が必要です。

FPGの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り6ヵ月と5日(189日)
逆日歩日数:3日

FPG(7148)の基本情報

code7148優待内容UCギフトカード
業種証券、商品先物取引業上場市場東証プライム 
決算9月 優待月9月
本拠地東京上場年月日2010年9月7日 
単位100貸借区分貸借
継続保有必須・特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株1000.0最低投資額1,094,000円
配当予想46.0配当落日2022年9月29日
発行済株数89,073千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

FPG(7148)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-2871386,2000-86,200984,4000.06.4118.5
2020-09-2858598,000-126,400-224,4002,247,6000.559.6111.5注意
2019-09-261,14148,500-403,100-451,6002,315,6004.89.6153.0
2018-09-251,195258,7000-258,7002,129,5000.09.6349.25
2017-09-261,28222,600-31,100-53,7001,498,8000.010.4345.8
2016-09-27964141,80071,700-70,1002,144,700335.5
2015-09-25887285,5000-285,5002,946,0000.07.2124.5
2014-09-251,043314,70045,300-269,400457,100126.0
2013-09-251,122264,200217,400-46,800310,1001
2012-09-2599412,60011,800-80041,1003
2011-09-27040,30043,1002,80003

FPG(7148)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    FPGの優待分類と同じ『UCギフトカード』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『金券』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    調査時点で規制情報はありませんが、過去に1度だけ規制が入った事があるので、少しだけ注意です。
    • 2020年9月 :55円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は89,073千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)5,800600118,20000100118,1001182.00
    03/16(木)1,900700113,00000100112,9001130.00
    03/15(水)0300111,80000100111,7001118.00
    03/14(火)11,100500112,1001000100112,0001121.00
    03/13(月)6,6000101,50001000101,500-0
    03/10(金)1,1003,00094,900070010094,800949.00
    03/09(木)4006,90096,8000080096,000121.00
    03/08(水)3,7002,500103,3001000800102,500129.120
    03/07(火)2,1001,000102,1007000700101,400145.860
    03/06(月)300400101,00001000101,000-0
  5. FPGの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、2回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2020年9月 :55円 (1日)・・・注意
    • 2019年9月 :480円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は1000株なので、実際の逆日歩金額はさらに10倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    優待取得の最低投資金額だけでも100万越え、さらに3つのバリエーションもあり警戒が必要です。
    • 1,000株:約109万円
    • 3,000株:約328万円
    • 5,000株:約547万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有が必須と同時に優待額が豪華になる特典付き、警戒は必要です。

FPG(7148)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

FPGの逆日歩リスクがわかったら、次は貸株料です。

3月17日の終値、株価1,094円の必要株数分(1000.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額109万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274466460179239466167
29/265582575224299582209
39/256699690269358699251
49/227815805314418815293
59/218932920358478932334
69/20111,2811,2654936571,281460
79/19121,3981,3805387171,398502
89/15131,5141,495582776544
99/14141,6311,610627836585
109/13182,0962,0708061,075753
119/12192,2132,1848511,135794
129/11202,3292,2998961,195836
139/8212,4462,4149411,254878
149/7222,5622,5299851,314920
159/6251,1201,4931,045
169/5261,1651,5531,087
179/4271,2091,6131,129
189/1281,2541,6721,171
198/31291,2991,7321,212
208/30321,4331,9111,338
218/29331,4781,9711,380

FPGの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額109万円、FPGのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、FPGを109万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(193日分)(+プレミアム料)
11,945円=3,300円+8,645円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,178円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(193日分)+プレミアム料
9,499円=385×2円+83円+8,645円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(193日分)
14,827円=3,300円+11,527円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(193日分)
8,144円=75円+8,069円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、FPGを109万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額109万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,541円=1,320円+84円+137円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
991円=385×2円+84円+137円
GMOクリック証券
【1日定額】

109万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,534円=1,320円+82円+131円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:550円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が550円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
719円=264×2円+60円+131円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
3,437円=3,300円+137円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,178円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
991円=385×2円+83円+137円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,437円=3,300円+137円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,431円=3,300円+131円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
985円=385×2円+84円+131円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
212円=75円+137円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
200円=69円+131円

投資金額109万円にもなると、貸株料等の負担が大きくなるので、証券会社選びも大事です。

※FPGの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

FPG(7148)のクロス取引・株主優待まとめ

FPG(7148)のクロス取引での注意点は、1,000株以上ということです。

かつ1年以上の継続保有が必須なので、あまりクロス取引向けではありません、

逆日歩も少額ですが、100株ではなく、1,000株になるので、少し金額があがるだけで、あっという間に優待利益以上の損失が発生します。

手数料が無料になる証券会社も少なくなるので、どうしてもクロス取引したいなら、数日に分けて行うのが良いでしょう。

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