全国保証株主優待

人気QUOカード優待でお馴染みの全国保証(7164)の株主優待が廃止です。

数年前に優待改悪もあり、やや嫌な予感がしていたのですが、長年の優待制度が終了です。

廃止の理由は、知名度向上に貢献できたので、お役目ごめんという事です。
今後は配当による利益還元に力を入れていきます。

ただ、さすが大手企業という事だけあって、突然の優待廃止ではありません。
オリックスや萩原工業のようにまだまだ猶予期間(優待実施期間)が十分にあります。

そんな住宅ローン保証『全国保証』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩、各証券会社毎の手数料(貸株料)を理解して、ベストなつなぎ売り(クロス取引)をおこないたい方向けの記事です。

投資メモ

全国保証は、住宅ローン保証が強い信用保証最大手の企業です。
「ストック型ビジネスモデル」で、安定・継続した収益を実現!

全国保証(7164)の株主優待

全国保証(7164)の株主優待は、QUOカードもしくはカタログギフトです。

注:株主優待制度は2026年3月末で廃止です。

優待内容詳細

保有株式数 優待の内容(QUOカード)
1年未満 継続保有1年以上
100株以上 3,000円分 5,000円分

優待権利日は年1回、3月末のみです。

シンプルに100株以上で貰える優待制度ですが、2025年4月1日に株式2分割するので、2026年3月末の最後の優待の時だけ200株必要です。

継続保有が1年未満の株主の場合は、QUOカードのみですが、1年以上なら、カタログギフトにする事も可能です。

QUOカードは、6月頃に届きます。

東京駅そばで実施される株主総会に出席すると、プリンなどのお土産も貰えましたが、2022年迄は中止です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

継続保有特典あり

継続保有が必須ではなく、1年以上で2,000円相当分アップするランクアップ特典です。

カタログギフトも選べるようになります。

継続保有の条件

株主名簿基準日(3月31日および9月30日)の株主名簿に、1単元(100株)以上の保有を同一株主番号で連続3回以上の記載、または、記録されていること。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

全国保証に配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

全国保証の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り4ヵ月と6日(126日)
逆日歩日数:1日

全国保証(7164)の基本情報

情報更新日:2024年3月30日

code7164優待内容オリジナルクオカード
業種その他金融業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月
本社東京上場年月日2012年12月19日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数68,871,000企業のHP優待詳細
優待の種類金券

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価5,415円最低投資額541,500円
最低必要株数100継続保有継続保有特典

優待開示情報

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


スポンサーリンク


全国保証(7164)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-03-275,659300-104,400-104,700520,50025.845.63170.0
2023-03-295,130-2,700-65,500-62,800455,00020.5541.63148.0
2022-03-294,9000-73,900-73,900338,9009.8539.21133.0
2021-03-295,180-5,500-75,100-69,600531,3008.1541.61117.0
2020-03-273,635-9,700-107,800-98,100965,90015.029.6195.0
2019-03-264,1300-74,700-74,700597,70013.233.6387.0
2018-03-274,6354,500-63,300-67,800730,3005.437.6380.0
2017-03-283,95511,000-74,100-85,100637,1000.332.0362.0
2016-03-283,83525,900-219,500-245,400912,8007.931.2155.0
2015-03-264,42024,000-145,500-169,500636,6000.136.0148.0
2014-03-262,562-146,200-72,20074,000579,2004.224.0130.0
2013-03-263,385310,800320,2009,400328,1003

最大逆日歩こそ発生していませんが、高額逆日歩常連銘柄です。

全国保証(7164)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    クロス取引可能な銘柄は553(優待銘柄は793)です。

    全国保証と同じ人気のQUOカード優待がある銘柄一覧(一例)。

    QUOカード優待を実施している企業は多いですが、全国保証のQUOカードは、オリジナルデザイン、付加価値がつく可能性あり。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    ×:株不足では警戒範囲
    東証プライム 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)003,90010002003,70019.50
    11/19(火)3001003,90010001003,80039.00
    11/18(月)003,7000003,700-0
    11/15(金)06003,7000003,700-0
    11/14(木)2001,3004,3000004,300-0
    11/13(水)04005,4000005,400-0
    11/12(火)60005,8000005,800-0
    11/11(月)10005,2000005,200-0
    11/08(金)30005,1000005,100-0
    11/07(木)1,0001004,8000004,800-0
  5. 全国保証の発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    最大逆日歩にはなっていませんが、高額な逆日歩が過去1回、逆日歩も今まで11回発生、日数が多い時は危険です。
    • 2024/03/27:2,580円 (3日)
    • 2023/03/29:2,055円 (3日)
    • 2022/03/29:985円 (1日)
    • 2021/03/29:815円 (1日)
    • 2020/03/27:1,500円 (1日)
    • 2019/03/26:1,320円 (3日)
    • 2018/03/27:540円 (3日)
    • 2017/03/28:30円 (3日)
    • 2016/03/28:790円 (1日)
    • 2015/03/26:10円 (1日)
    • 2014/03/26:420円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみですが、株価が高いと逆日歩が発生した時の金額もあがるので、少しだけ注意です。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    優待がお得になる継続保有特典あり、条件次第で、リスクの増減有!

    全国保証と同じ3,000円相当の優待価値、3月実施の優待一覧。


スポンサーリンク


全国保証(7164)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩リスクを知ったら、次は全国保証のクロス取引手数料です。

11月20日の終値、株価5,415円の必要株数分(100株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資金額54万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272115114445911541
23/265288285111148288104
33/256346342133178346124
43/247404399155207404145
53/218462456178237462166
63/209519513200266519186
73/1912692684266355692249
83/1813750740288385750269
93/1714808797311414290
103/1415865854333444311
113/1316923911355473331
123/12191,0961,082422562394
133/11201,1541,139444592414
143/10211,2121,196466621435
153/722488651456
163/623510681476
173/526577769539
183/427599799559
193/328621828580
202/2829644858601
212/2730666888621
222/2633732976684

全国保証の権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額54万円、全国保証のクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、全国保証を54万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(128日分)(+プレミアム料)
5,041円=2,200円+2,841円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(128日分)+プレミアム料
3,652円=385×2円+41円+2,841円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(128日分)
5,987円=2,200円+3,787円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(128日分)
2,688円=37円+2,651円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


スポンサーリンク


制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、全国保証を54万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:54万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ115円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
845円=385×2円+41円+34円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:54万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ114円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:460円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が460円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
590円=264×2円+30円+33円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)(+プレミアム料)
2,234円=2,200円+34円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
845円=385×2円+41円+34円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,234円=2,200円+34円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計200万円まで2,200円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
2,233円=2,200円+33円
【超割】

約定毎の手数料【現物:535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が535円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
844円=385×2円+41円+33円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
71円=37円+34円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
67円=34円+33円

投資金額54万円の場合、売買手数料の差が大きくなるので、ベストな証券会社選びが大事です。

※全国保証の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、全国保証の一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)2,0002,000-2,000
11/19(火)2,0002,0002,0002,000
11/18(月)2,0002,0002,0002,000
11/15(金)1,5001,5002,0002,000
11/14(木)2,0001,9002,0001,500
11/13(水)2,0002,0002,0002,000
11/12(火)2,0002,0002,0002,000
11/11(月)2,0002,0002,0002,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

全国保証(7164)のクロス取引・株主優待まとめ

  • 株主優待は、人気のQUOカード、カタログギフトが貰える
  • 数年前に優待制度が改悪となったが、逆日歩リスクは変わっていない
  • 1年以上の継続保有の権利を取得するには、9月末も100株以上必要なので注意
  • 配当利回りが良いので、資産があるなら現物保有がおすすめ
  • 2026年3月末を最後に優待廃止、株式2分割で200株必要に注意
毎日更新中、フォローすることで最新情報を逃しません!
にほんブログ村 株ブログ 株主優待へ ブログ村登録1週間で「投資情報」ランキング1位獲得!