ニッスイ株主優待クロス取引

旧社名は日本水産『ニッスイ』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩、各証券会社毎の手数料(貸株料)を理解して、ベストなつなぎ売り(クロス取引)をおこないたい方向けの記事です。

投資メモ

ニッスイは、2022年12月1日に日本水産が社名変更した企業です。
水産大手であり、加工や商事が中心だが、国内外で食品事業も展開中!

ニッスイ(1332)の株主優待

ニッスイ(1332)の株主優待は、自社商品の詰め合わせセットです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
500株以上3,000円相当
1,000株以上5,000円相当

優待権利日は年1回、3月末のみです。

保有株数に応じた、豪華が食品セットが貰えます。

鮭フレークや鯖缶など、賞味期限が長い優待品で、重宝する一品が揃っているのが魅力!

最低保有株数は500株からですが、株価も5万円台をいったりきたりなので、優待利回りも悪くないです。

商品が届くのは、7月頃と3月優待にしては、ちょっと届くのが遅いです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年3月31日」です。

権利日最終日の「3月27日」までに500株以上の取得が必要です。

ニッスイの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2024年3月31日

権利日最終:3月27日(水)・・・残り6ヵ月と0日(182日)
逆日歩日数:3日

ニッスイ(1332)の基本情報

情報更新日:2023年3月2日

code1332優待内容自社商品
業種水産・農林業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月
本社東京上場年月日1949年5月16日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数312,430,000企業のHP優待詳細
優待の種類食品

株価更新日:2023年9月27日

27日の終値株価752円最低投資額376,000円
最低必要株数500継続保有-

ニッスイ(1332)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-2957632,700-207,700-240,4002,814,6000.14.818.0
2021-03-295484,700-296,400-301,1003,929,6000.454.815.5
2020-03-27515253,000111,700-141,3006,399,20014.5
2019-03-26817-619,300-837,000-217,7003,190,8000.457.234.0
2018-03-27548564,400440,900-123,5003,544,90034.0
2017-03-2857762,700-31,800-94,5002,316,8000.04.833.5
2016-03-28567056,50056,5002,032,40013.0
2015-03-26369121,000366,000245,0003,374,90013.0
2014-03-26207505,100483,800-21,3002,704,40010.0
2013-03-26184528,300487,600-40,7003,445,8003
2012-03-27290184,300183,600-7001,941,0003
2011-03-28243310,200239,500-70,7002,380,3001

発行済み株式数の多い大手企業という事もあり、優待権利付最終日でも、株不足はわずかです。

ニッスイ(1332)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は769、クロス取引可能な貸借銘柄は551、同じ優待分類の企業も多いです。

    ニッスイと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、3月実施の『食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 近況株不足(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は312,430,000と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    逆日歩更新日:2023年9月27日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/26(火)14,800500116,20010012,500123,700-7,5000.940
    09/25(月)026,600101,9001,0008,200136,100-34,2000.750
    09/22(金)1,3001,500128,5002,2002,600143,300-14,8000.90
    09/21(木)103,600115,700128,7006,0003,100143,700-15,0000.90
    09/20(水)116,20092,200140,8008,80028,600140,80001.00
    09/19(火)05,700116,80017,8008,100160,600-43,8000.730
    09/15(金)25,6001,800122,50060015,700150,900-28,4000.810
    09/14(木)7,100098,7006,0006,800166,000-67,3000.590
    09/13(水)05,40091,6001,6006,600166,800-75,2000.550
    09/12(火)01,80097,0002,70017,300171,800-74,8000.560
  5. ニッスイの発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、3回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022/03/29:10円 (1日)
    • 2021/03/29:45円 (1日)
    • 2019/03/26:45円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は500株なので、実際の逆日歩金額はさらに5倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 500株:約38万円
    • 1000株:約75万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    ニッスイと同じ3,000円相当の優待価値、3月実施の優待一覧。

    • 東映
    • 平田機工
    • 雪国まいたけ
    • ツカモトコーポレーション
    • アルファ

ニッスイ(1332)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩リスクを知ったら、次はニッスイのクロス取引手数料です。

9月27日の終値、株価752円の必要株数分(500株)で計算。

投資金額37.6万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/274161159628216158
23/2652011987710320172
33/2562412389312424187
43/227281278108144281101
53/218321317124165321115
63/2011442436170227442159
73/1912482476185247482173
83/1813522516201268522187
93/1514562555216288202
103/1415603595232309216
113/1318723714278371260
123/1219763754294391274
133/1120804793309412288
143/821844833324433303
153/722340453317
163/625386515361
173/526402536375
183/427417556389
193/128433577404
202/2929448597418
212/2832494659462
222/2733510680476

ニッスイの権利付最終日(2024年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額37.6万円、ニッスイのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月27日)から直近の優待権利日(2024年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ニッスイを37.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:37.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(186日分)+プレミアム料2,874円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(186日分)+プレミアム料
3,299円=198×2円+29円+2,874円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(186日分)
4,932円=1,100円+3,832円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(186日分)
2,708円=26円+2,682円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ニッスイを37.6万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ161円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
472円=198×2円+29円+47円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ159円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
440円=187×2円+21円+45円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料47円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
472円=198×2円+29円+47円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,147円=1,100円+47円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:37.6万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)45円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
470円=198×2円+29円+45円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
73円=26円+47円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
69円=24円+45円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の3日に返却日を加えた4日です。

※ニッスイの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ニッスイの一般信用売り在庫

月/日朝方日中夕方
09/27(水)900-900900
09/26(火)100100900900
09/25(月)1001001000
09/22(金)700800100100
09/21(木)700700700700
09/20(水)600700700700
09/19(火)500700600600
09/17(日)600600500500
09/15(金)700700600500
09/14(木)600700700700

在庫量が多く、早くからクロス取引可能なSMBC日興証券の一般信用売り在庫の近況です。

ニッスイ(1332)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ニッスイは、日本水産の頃から、高額逆日歩は発生していない
  • 優待取得に500株以上必要だが、優待利回りは悪くない
  • ニッスイに社名変更、知名度アップで優待人気が高まることによる高額逆日歩リスクはある
  • 2023年3月末が、社名変更の第1弾、当日の貸借残などに注意
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