植木組(1867)は、総合建設業として、100年以上の歴史がある企業です。

一般ユーザーには馴染みのない企業かもしれませんが、アパホテル(アパホテル&リゾート〈新潟駅前大通〉)など、数多くの施工実績があります。

そんな植木組(1867)の株主優待制度、優待クロス取引手数料、過去の逆日歩一覧データをご紹介です。

植木組株主優待
引用元:植木組

植木組(1867)の株主優待

植木組(1867)の株主優待は、QUOカードです。

植木組の優待内容詳細

保有株式数優待の内容(QUOカード)
1年未満継続保有1年以上
100株以上500円分1,000円分
200株以上1,000円分2,000円分
1,000株以上2,000円分3,000円分

植木組(1867)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、QUOカードの優待額が2倍になるランクアップ特典です。

継続保有の条件

過去1年間の9月、3月の各末日現在の株主名簿において、株式1単元(100株)以上を継続して保有し、同一の株主番号で連続して3回以上、記載または記録されていること。

植木組の株主優待制度が拡充!

長年の優待クロス愛好家なら知っていると思いますが、植木組(1867)のQUOカード優待は2021年9月に拡充しています。

2021年に株式分割し、1株から2株になったので、本来ならQUOカードの優待を貰う為には、200株以上必要です。

しかし、そこは建設会社らしい、太っ腹の対応です。
100株保有(分割前なら50株保有)でも、QUOカード500円が貰える優待制度に変更です。

さらに、1年以上の継続保有なら、100株でも1,000円のQUOカードが貰えます。

注目すべきは、優待拡充後の2021年9月の権利日ですが、なんと逆日歩金額は、100株保有でたったの5円です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

植木組の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

植木組(1867)の基本情報

code1867優待内容クオカード
業種建設業上場市場東証スタンダード 
決算3月 優待月9月
本拠地新潟上場年月日1973年9月1日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額131,500円
配当予想55.0配当落日2023年3月30日
発行済株数6,873千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

植木組(1867)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-281,547-3,000-22,900-19,90037,0000.0512.81
2020-09-282,946-11,100-35,600-24,50045,3009.048.01注意
2019-09-262,565-2,000-22,800-20,80036,4000.1520.81
2018-09-252,6733,500-15,600-19,10040,4000.1543.23注意
2017-09-26274134,000-12,000-146,000374,0000.158.03注意
2016-09-2721668,000-145,000-213,000412,0000.04.03
2015-09-2524972,000-100,000-172,000230,0000.04.01
2014-09-25289101,000111,00010,000111,0001
2013-09-25201239,000206,000-33,000237,0001
2012-09-2514527,00011,000-16,00067,0003
2011-09-2715032,00043,00011,00066,0003

植木組の最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    植木組と同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に3回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2020年9月 :900円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :15円 (3日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)001,900009001,0002.110
    06/07(水)01001,900009001,0002.110
    06/06(火)002,000009001,1002.220
    06/05(月)002,000009001,1002.220
    06/02(金)002,000009001,1002.220
    06/01(木)002,000009001,1002.220
    05/31(水)01002,00004009001,1002.220
    05/30(火)10002,10003001,3008001.620
    05/29(月)002,00001001,6004001.250
    05/26(金)10002,00090001,7003001.180
  5. 植木組の発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去5回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2020年9月 :900円 (1日)・・・注意
    • 2019年9月 :15円 (1日)
    • 2018年9月 :15円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :15円 (3日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約13万円
    • 200株:約26万円
    • 1,000株:約132万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    人気のQUOカード優待に加えて、継続保有で利回りアップ、逆日歩リスクが高まるので、ご注意です。

植木組の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

植木組は、クロス取引の仕方によって、手数料も異なります。

6月9日の終値、株価1,315円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額13.2万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274565622295620
29/265717027367125
39/256858433438530
49/227999738519935
59/218113111435811341
69/2011155153608015556
79/1912169167658716961
89/1513183181719466
99/14141971957610171
109/13182542519813091
119/121926826510313796
129/1120282278108145101
139/821296292114152106
149/722310306119159111
159/625136181127
169/526141188132
179/427146195137
189/128152203142
198/3129157210147
208/3032174231162
218/2933179239167

植木組の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額13.2万円、植木組のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、植木組を13.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料602円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(111日分)+プレミアム料
865円=115円+148円+602円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)803円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
571円=9円+562円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、植木組を13.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ56円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
280円=115円+148円+17円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ56円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
259円=100円+143円+16円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料17円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
280円=115円+148円+17円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)17円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)16円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
279円=115円+148円+16円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
26円=9円+17円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
24円=8円+16円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※植木組の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

植木組のクロス取引・株主優待まとめ

植木組(1867)は、株式分割して、発行済株式数が増えていますが、まだまだリスク圏内です。

それでも、2021年に逆日歩が少額だったのは、1,000円QUOカード銘柄が他に多数あったことが影響しているでしょう。
QUOカード500円にしては、ちょっとだけ投資金額が高いんです

優待クロスを実践している方って、結構シビアなので、少しでも投資金額が少ない、つまり優待利回りが高い銘柄をクロスします。

よって、今後も優待クロスは安全圏!とは限りませんが、注意喚起等の規制さえなければ、大損する事もないでしょう。

毎日更新中、フォローすることで最新情報を逃しません!
にほんブログ村 投資ブログ 投資情報へ ブログ村登録1週間で「投資情報」ランキング1位獲得!