岐阜県の十六銀行が中核の『十六フィナンシャルグループ』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深める事を目的とした記事です。

十六フィナンシャルグループは、上場廃止になった十六銀行が中心のファイナンシャルグループです。
「地域総合金融サービス業」として、地域の成長と豊かさの実現を目指している企業です。

十六フィナンシャルグループ(7380)の株主優待

十六フィナンシャルグループ(7380)の株主優待制度は、十六銀行の優待制度を引き継いでいます。

優待内容詳細

保有株式数優待の内容
3月末9月末
100株以上ナチュラルミネラル ウォーター
「高賀の森水」1箱(500ml×24本)
対象外
500株以上カタログギフト(3,000円相当)

十六フィナンシャルグループ(7380)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

月によって、株主優待の中身が違います。

また、優待に必要な最低保有株数も異なるので、ご注意です。

9月末のカタログギフトは、十六フィナンシャルグループの本社がある岐阜県の地域特産品が中心です。

新米のハツシモや、飛騨牛入りコロッケセット、ドングリ粉でつくったプティボワなど、他のギフトセットにはない、岐阜の魅力がつまったラインナップです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年3月31日」です。

権利日最終日の「3月29日」までに500.0株以上の取得が必要です。

十六フィナンシャルグループの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年3月31日

権利日最終:3月29日(水)・・・残り7日(毎日更新)
逆日歩日数:3日
最大逆日歩予想範囲:39,500~39,700円 注意喚起で更に2倍(調査日3月2日)

最大逆日歩予想範囲は、逆日歩金額の予想ではなく、株価によって毎日変動する最大逆日歩のリスクです。

予想範囲は、優待必要株数で計算、株主優待クロス取引可能の期限、権利日最終の3月29日前日に更新予定です。

十六フィナンシャルグループ(7380)の基本情報

code7380優待内容ミネラルウォーター等
業種銀行業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地岐阜上場年月日2021年10月1日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品
最低必要株500.0最低投資額1,448,000円
配当予想120.0配当落日2023年3月30日
発行済株数37,924千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月17日の終値株価で計算。

十六フィナンシャルグループ(7380)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-292,3220-6,600-6,600127,9000.0519.2170.0

十六フィナンシャルグループ(7380)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待3月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引3月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は775、クロス取引可能な貸借銘柄は558、同じ優待分類の企業も多いです。

    十六フィナンシャルグループの優待分類と同じ『ミネラルウォーター等』関連銘柄です。

    尚、3月実施の『食品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は37,924千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/17(金)7001005,900005005,40011.80
    03/16(木)3002,3005,30003005004,80010.60
    03/15(水)4,30007,30009008006,5009.120
    03/14(火)2,3003,3003,0008004001,7001,3001.760
    03/13(月)2,9004004,0004002001,3002,7003.080
    03/10(金)2006,3001,50020010,1001,1004001.360
    03/09(木)2,3001,1007,6004,70010011,000-3,4000.690.05
    03/08(水)4,20006,4004,6002006,40001.00
    03/07(火)6007002,2003006002,0002001.10
    03/06(月)7009002,300002,30001.00
  5. 十六フィナンシャルグループの発生逆日歩

    ○:少しだけ安全圏かも
    最大逆日歩も高額逆日歩も発生していませんが、1回ほど、少額ながら逆日歩は過去に発生しています。
    • 2022年3月 :5円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は500株なので、実際の逆日歩金額はさらに5倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    優待取得の最低投資金額だけでも100万越え、さらに2つのバリエーションもあり警戒が必要です。
    • 100株:約29万円
    • 500株:約145万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

十六フィナンシャルグループ(7380)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

次は十六フィナンシャルグループのクロス取引手数料です。

3月17日の終値、株価2,896円の必要株数分(500.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額145万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/294620612238318620222
23/285775765298397775278
33/276930918358477930334
43/2471,0851,0714175561,085389
53/2381,2391,2244776361,239445
63/22111,7041,6826558741,704612
73/20121,8591,8357159531,859667
83/17132,0141,9887751,033723
93/16152,3242,2948941,192834
103/15182,7892,7531,0731,4301,001
113/14192,9442,9061,1321,5101,057
123/13203,0993,0591,1921,5891,112
133/10213,2543,2121,2511,6681,168
143/9223,4083,3651,3111,7481,224
153/8251,4901,9861,390
163/7261,5492,0661,446
173/6271,6092,1451,502
183/3281,6682,2251,557
193/2291,7282,3041,613
203/1321,9072,5421,780
212/28331,9662,6221,835

十六フィナンシャルグループの権利付最終日(2023年3月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額145万円、十六フィナンシャルグループのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年3月22日)から直近の優待権利日(2023年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、十六フィナンシャルグループを145万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額145万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=一般信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(11日)
3,135円=1,320円+111円+1,704円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(11日分)
2,585円=385×2円+111円+1,704円
GMOクリック証券
【1日定額】

145万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=一般信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(11日)
3,082円=1,320円+79円+1,682円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:550円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が550円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(11日分)
2,290円=264×2円+79円+1,682円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)(+プレミアム料)
3,955円=3,300円+655円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(11日分)+プレミアム料
1,536円=385×2円+111円+655円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
4,174円=3,300円+874円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(11日分)
5,004円=3,300円+1,704円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(11日分)
2,585円=385×2円+111円+1,704円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(11日分)
711円=99円+612円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、十六フィナンシャルグループを145万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額145万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,614円=1,320円+111円+183円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
1,064円=385×2円+111円+183円
GMOクリック証券
【1日定額】

145万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(300万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
1,604円=1,320円+109円+175円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:550円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が550円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
782円=264×2円+79円+175円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
3,483円=3,300円+183円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,535円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
1,064円=385×2円+111円+183円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,483円=3,300円+183円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計300万円まで3,300円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
3,475円=3,300円+175円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
1,056円=385×2円+111円+175円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
282円=99円+183円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
266円=91円+175円

投資金額145万円にもなると、貸株料等の負担が大きくなるので、証券会社選びも大事です。

※十六フィナンシャルグループの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

十六フィナンシャルグループ(7380)のクロス取引・株主優待まとめ

十六フィナンシャルグループ(7380)は、新会社、上場してから株価も堅調にアップしています。失敗だったのは、十六銀行の過去の逆日歩データを削除してしまったので、比較が出来ないことです。

おそらくですが、逆日歩傾向は、十六銀行の時と同じようになるでしょう。
ただ、十六フィナンシャルグループ、クロス取引するには、投資金額が高すぎます。

素敵な岐阜県が中心の株主優待ですが、約120万円だと利回り効果は薄いです。9月の株主優待は、もっと利回りがよい商品たくさんあるので、クロス取引の優先度も低くなるでしょう。

だからといって、逆日歩が発生しない保証はありません。資金力があって、クロス取引する際は、高額逆日歩にご注意です。

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