産業機器システムの自動化など、技術商社『たけびし』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深める事を目的とした記事です。

たけびし(7510)は、FA(ファクトリーオートメーション)、すなわち自動化システムが主力の企業です。
企画・開発、生産管理から製造ライン制御まで、モノづくりのトータルコーディネートに定評!
たけびし株主優待
引用元:たけびし

たけびし(7510)の株主優待

たけびし(7510)の株主優待は、QUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数優待内容(QUOカード)
100株以上1,000円分
1,000株以上2,000円分

優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

たけびし(7510)への投資魅力を高め、中長期にわたり多くの株主に保有してもらうことが目的の株主優待制度です。

言葉のとおり、株主優待制度、2021年9月から年2回に拡充変更です。

  1. 2014年3月末(優待新設)
    100株で1,500円分のQUO
    もしくは、お米券4枚
  2. 2021年3月末まで(年1回)
    100株で1,500円分
    3年以上継続なら2,000円分
  3. 2021年9月末(年2回に拡充)
    100株で1,000円分
    (3月と9月に実施)

変更点は、継続保有がなくなった事と、年1回から年2回になった事です。

100株を新規保有の場合、従来は年間1,500円分の優待価値が、2,000円分に利回りアップです。

ただし、クロス取引する場合は、手数料分、以前の優待制度が良かった場合もあるので、ご注意です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

たけびしの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り5ヵ月と25日(178日)
逆日歩日数:3日

たけびし(7510)の基本情報

code7510優待内容クオカード
業種卸売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地京都上場年月日1996年9月3日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額173,700円
配当予想54.0配当落日2023年3月30日
発行済株数15,961千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

たけびし(7510)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,4883,700-23,900-27,60059,8000.424.0126.0注意
2021-09-281,73402,5002,50028,600126.0停止
2021-03-291,605-7,000-34,500-27,500114,7003.227.2119.0注意
2020-09-281,597-2,200-1,80040016,7000.0525.6119.0注意
2020-03-271,4430-1,000-1,00039,5000.0524.0124.0停止
2019-09-261,386-2,800-4,200-1,40011,3000.0511.2124.0
2019-03-261,495-3,900-25,300-21,40050,7003.924.0324.0注意
2018-03-271,7919,0003,300-5,70081,200321.0停止
2017-09-261,4906,2009,1002,9009,400319.0
2017-03-281,50600045,5000.025.6319.0停止
2016-09-271,08100011,2000.08.8316.0
2016-03-281,02800021,9000.017.6113.0停止
2015-03-261,1402,400-121,800-124,200161,3002.059.6113.0
2014-09-2594092,10090,700-1,4007,500110.0
2014-03-2676254,400-91,700-146,100169,0008.08.0110.0
2013-09-2557428,30027,400-90012,40018.5
2013-03-2662696,60091,200-5,40029,1003
2012-09-2543913,40012,700-7003,4003
2012-03-2746526,50026,8003003,7003
2011-09-2737440,30040,4001001,0003
2011-03-2841322,70022,8001001,4001

たけびし(7510)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    たけびしと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:投資は自己判断で!
    今までの優待権利日では、過去に9回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2022年3月 :40円 (1日)・・・注意
    • 2021年9月 :0円 (1日)・・・停止
    • 2021年3月 :320円 (1日)・・・注意
    • 2020年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2020年3月 :5円 (1日)・・・停止
    • 2019年3月 :390円 (3日)・・・注意
    • 2018年3月 :0円 (3日)・・・停止
    • 2017年3月 :0円 (3日)・・・停止
    • 2016年3月 :0円 (1日)・・・停止
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は15,961千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)00200022,9003,900-3,7000.050
    03/29(水)0020023,100026,800-26,6000.014.05
    03/28(火)01,2002001,10003,700-3,5000.050
    03/27(月)1,1004001,4009003002,600-1,2000.540
    03/24(金)03007001,00002,000-1,3000.350
    03/23(木)60001,0001001,0001,00001.00
    03/22(水)0040020001,900-1,5000.210
    03/20(月)0040002001,700-1,3000.240
    03/17(金)02004002003001,900-1,5000.210
    03/16(木)006001002002,000-1,4000.30
  5. たけびしの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    最大逆日歩が、いままで1回も発生、逆日歩が脅威です。
    • 2022年3月 :40円 (1日)・・・注意
    • 2021年3月 :320円 (1日)・・・注意
    • 2020年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2020年3月 :5円 (1日)・・・停止
    • 2019年9月 :5円 (1日)
    • 2019年3月 :390円 (3日)・・・注意
    • 2015年3月 :205円 (1日)
    • 2014年3月 :800円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約17万円
    • 1,000株:約174万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

たけびし(7510)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩リスクを知ったら、次はたけびしのクロス取引手数料です。

3月31日の終値、株価1,737円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額17.4万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274747329387427
29/265939236489333
39/256112110435711240
49/227130128506713047
59/218149147577614953
69/20112052027910520573
79/19122232208611422380
89/15132422399312487
99/141426025710013393
109/1318335330129172120
119/1219353349136181127
129/1120372367143191133
139/821390385150200140
149/722409404157210147
159/625179238167
169/526186248174
179/427193257180
189/128200267187
198/3129207276194
208/3032229305214
218/2933236315220

たけびしの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額17.4万円、たけびしのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、たけびしを17.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)+プレミアム料1,294円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(181日分)+プレミアム料
1,557円=115円+148円+1,294円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)1,726円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(181日分)
1,220円=12円+1,208円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、たけびしを17.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ74円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
285円=115円+148円+22円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ73円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
264円=100円+143円+21円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料22円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
285円=115円+148円+22円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)22円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:17.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)21円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
284円=115円+148円+21円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
34円=12円+22円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
32円=11円+21円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※たけびしの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

たけびし(7510)のクロス取引・株主優待まとめ

たけびし(7510)は、もう10年近く、株主優待を続けている優良企業です。

2021年9月末まで、逆日歩が3月に集中していたのは、そもそも9月に優待制度がなかったからです。

それでも、注意喚起等の規制が出るほど、空売りされやすい銘柄です。

株価もここ10年で3倍ぐらいに上昇しているので、結果論から言うと、優待制度新設のタイミングで現物保有した方が正解です。

配当利回りもよいです!

クロス取引する場合、注意喚起や申込停止(売禁)の常連銘柄なので、高額逆日歩にご注意です。

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