システム開発・情報サービス大手『NSD』の株主優待についてまとめています。

逆日歩優待クロス取引貸株料(手数料)について詳しくなりたい方向けの記事です。

投資メモ

NSDは、独立系の情報システムサービス大手、大手金融機関・生損保で長年の運用実績がある企業です。
プラン設計からのワンストップサポート、24時間稼働の安心感、プロ集団による高収益体質!

NSD株主優待引用元:NSD

NSD(9759)の株主優待

NSD(9759)の株主優待は、ポイントによるギフトとQUOカードです。
2020年9月末からQUOカード優待の追加拡充!

優待内容詳細

保有株式数保有期間
1年未満1年以上3年以上
100株以上QUOカード
1,000円分
QUOカード
1,500円分
2,000
400株以上2,0003,0004,000
1,000株以上3,0004,0006,000
2,000株以上4,0006,0008,000
4,000株以上5,0007,00010,000

NSD(9759)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

100株以上で3年未満の場合のみ、QUOカード優待です。
それ以外はポイント数に応じて優待カタログからギフトが選べます。

商品の交換は、インターネットによる「NSD株主優待サイト」からの申込、もしくは株主優待カタログと一緒に届く「専用はがき」から可能です。

優待ギフトは、ネットでもハガキからでも、どちらからでも申込できるのがGOOD!

さらに優待ポイントは、発行から3年間繰り越して利用できます。(株主番号が変わったらアウトなので注意!)

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

継続保有が必須ではなく、保有期間に応じてポイントがアップするランクアップ特典です。

継続保有の条件

優待ポイントの付与基準日(9月30日)から遡及して、同一の株主番号で継続して株式を保有していること。

NSDの株主優待制度を利用した感想

NSDの株主優待は、毎年貰っていますが、実に株主優待に力を入れている企業という感じです。

優待導入初期こそ、選べる商品が少なく、ラーメンもしくは、ポイントを貯める事しかできませんでしたが、近年カタログギフトの数が増え、魅力度がアップしています。

さらに記念株主優待、QUOカード優待の拡充など、目覚ましい発展を遂げています。

  1. 2019年9月末(拡充)
    創立50周年記念
    100株:記念500ポイント
  2. 2019年12月末(株式分割)
    1株→2株
  3. 2020年9月末(拡充)
    100株:1,000円QUOカード

創立50周年記念の時は、事前発表がなく、後から株主に対して、ポイント追加で上げます!というものです。

株式分割後の翌年には、100株保有での優待制度を継続、しかもQUOカード優待の新設です。

本来なら、株式分割したという事は、200株が最低保有株数になります。
しかし、100株制度を継続したことで、投資金額が従来の半分でよくなったのです。

さすが儲かっている企業は違います!

ただ、1つ残念なのは、現物保有ならキャピタルゲインも加わってホクホクですが、クロス取引の場合、結局株価もここ数年で2倍以上上昇しているので、投資金額はほぼ同じです。

更なる、株主優待制度の拡充を!!と期待したら、欲張りかもしれません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

NSDの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

NSD(9759)の基本情報

code9759優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日1988年11月10日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類食品 暮らし
最低必要株100.0最低投資額277,800円
配当予想64.0配当落日2023年3月30日
発行済株数90,000千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

NSD(9759)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-282,074-2,700-64,800-62,100443,1000.0516.81
2020-09-282,1707,300-55,900-63,200674,9000.0517.61
2019-09-263,185-29,000-61,900-32,900248,1004.3525.6128.0
2018-09-252,4610-39,700-39,700325,2000.1520.03
2017-09-262,060-20,100-79,100-59,000336,1000.1516.83
2016-09-271,629-1,400-47,600-46,200255,2000.1513.63
2015-09-251,422-1,400-63,600-62,200447,6000.0512.01
2014-09-251,774-10,200-203,600-193,400844,5006.9514.4145.0
2013-09-251,097-18,300-83,300-65,000388,7000.0512.01
2012-09-257720-169,800-169,800356,4000.158.03
2011-09-2759627,300-93,800-121,100384,3000.158.03

NSD(9759)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    NSDの優待分類と同じ『クオカード』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『食品 暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    東証プライム 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)8003002,2004001,1006,400-4,2000.340.05
    06/07(水)2006001,7001,20007,100-5,4000.240.15
    06/06(火)80002,10003005,900-3,8000.360.05
    06/05(月)04001,3004005006,200-4,9000.210.05
    06/02(金)20001,7001,0004006,300-4,6000.270.05
    06/01(木)04001,50003005,700-4,2000.260.05
    05/31(水)3007001,90003006,000-4,1000.320.15
    05/30(火)09002,30010006,300-4,0000.370.05
    05/29(月)1,7002003,20001,0006,200-3,0000.520.05
    05/26(金)1001,4001,7007002,4007,200-5,5000.240.05
  5. NSDの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去11回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)
    • 2020年9月 :5円 (1日)
    • 2019年9月 :435円 (1日)
    • 2018年9月 :15円 (3日)
    • 2017年9月 :15円 (3日)
    • 2016年9月 :15円 (3日)
    • 2015年9月 :5円 (1日)
    • 2014年9月 :695円 (1日)
    • 2013年9月 :5円 (1日)
    • 2012年9月 :15円 (3日)
    • 2011年9月 :15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも5つ、大量取得者がいると危険です。
    • 100株:約28万円
    • 400株:約111万円
    • 1,000株:約278万円
    • 2,000株:約556万円
    • 4,000株:約1,111万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

NSD(9759)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

怖い逆日歩ですが、NSDは逆日歩なしの一般信用クロス取引も可能です。

6月9日の終値、株価2,778円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額27.8万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274119117466111943
29/265149147577614953
39/256178176699117864
49/2272082058010720875
59/2182382359112223885
69/2011327323126168327117
79/1912356352137183356128
89/1513386381149198139
99/1414416411160213149
109/1318535528206274192
119/1219564557217289203
129/1120594586228305213
139/821624616240320224
149/722653645251335235
159/625286381267
169/526297396277
179/427308411288
189/128320427299
198/3129331442309
208/3032366487341
218/2933377503352

NSDの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額27.8万円、NSDのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、NSDを27.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:27.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料1,268円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
1,685円=198×2円+21円+1,268円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
2,791円=1,100円+1,691円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
1,203円=19円+1,184円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、NSDを27.8万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ119円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
452円=198×2円+21円+35円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ117円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
423円=187×2円+15円+34円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料35円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
452円=198×2円+21円+35円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,135円=1,100円+35円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:27.8万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)34円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
451円=198×2円+21円+34円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
54円=19円+35円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
51円=18円+34円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※NSDの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

NSD(9759)のクロス取引・株主優待まとめ

NSD(9759)は、株主優待制度が魅力的でありながら、逆日歩は少額です。

株価の上昇による投資金額の多さが、クロス取引参加者からすると、あまり良いと思われていないからかも知れません。

QUOカード優待もスタートしましたが、まだ知名度があまりない可能性もあります。

9月末の優待でもあるので、もっと優待利回りの方に目がいってしまうという事も考えられます。

2022年の時点では、現物保有が大正解!という結果になっていますが、今後はわかりません。

リスクを取りたくないなら、クロス取引が安心です。

ただ、株価が上昇しすぎたこともあり、3年以上の継続保有でも、優待利回りは、それほど高くないです。

これを優待クロス取引のチャンスとするかどうかはあなた次第です。

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