ANAPは、ANAPブランドを中心に若い女性に人気があるアパレルブランドを運営する企業です。

気になるのは、ここ最近NFTやメタバースへの話題が多い事です。

本業のカジュアル衣料の輸入、販売、及び、卸売は、どうなっているのと、株価も下落傾向です。

そんなANAPの株主優待制度、クロス取引コスト、逆日歩履歴のご紹介です。

ANAP株主優待引用元:ANAP

ANAP(3189)の株主優待

通販サイト「ANAPオンラインショップ」で販売されている商品を5,000 円以上購入の場合、30%割引で購入可能になる割引券が優待品です。

優待内容詳細

ANAPの株主優待制度は、2020年のコロナ禍の影響で一部優待が中止されています。

その後企業のIR情報にも掲載されず、投資家に対してやや不誠実とも受け取れる対応になっています。

優待マニアだから知っている今までの優待品と現在の優待内容をご紹介です。

保有株式数 優待の内容
通常のANAP(中止) 2022年現在
100株以上 iTunesカード(3,000円分)
買い物割引券1枚
買い物割引券2枚
500株以上 iTunesカード(3,000円分)
買い物割引券2枚
買い物割引券3枚
1,000株以上 iTunesカード(3,000円分)
買い物割引券3枚
買い物割引券5枚

ANAPの優待権利日は年1回、8月末のみです。

その分、100株以上でiTunesカードが貰えるというかなり豪華な優待品でしたが、コロナ禍の影響で中止になっており、復活の兆しは見えていません。

その代わり、ANAPオンラインサイトで利用できる割引券の枚数が増えていますが、5,0000円以上の購入時にしか使えず、利便性はかなり悪いです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年8月31日」です。

権利付き最終日の「8月28日」までに100株以上の取得が必要です。

ANAPに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ANAPの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年8月31日

権利付き最終日:8月28日(水)・・・残り3ヵ月と27日(119日)
逆日歩日数:3日

ANAP(3189)の基本情報

情報更新日:2023年10月29日

code3189優待内容優待割引券
業種小売業上場市場東証スタンダード 
決算8月 優待月8月
本社東京上場年月日2013年11月19日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数5,474,000企業のHP優待詳細
優待の種類買物券 ファッション その他

株価更新日:2024年4月26日

26日の終値株価218円最低投資額21,800円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ANAP(3189)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2023-08-292670-19,900-19,900372,9000.04.010.0
2022-08-2939500074,1000.08.010.0注意
2021-08-2734637,80035,400-2,40032,20010.0注意
2020-08-2759000062,8000.09.613.0注意
2019-08-2860783,30060,900-22,400120,60036.0注意
2018-08-2893914,10017,0002,900118,70036.0
2017-08-2871054,000114,80060,80040,90015.0
2016-08-266709,3007,400-1,90011,70010.0
2015-08-2651315,10015,10002,00010.0
2014-08-2688529,30029,200-1008,40030.0

ANAP(3189)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(8月31日)の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 8月31日のクロス取引可能な銘柄数

    △:やや注意
    優待銘柄は全部で110、クロス可能な貸借銘柄は69、類似優待銘柄は多いですが、注意が必要です。

    ANAPと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、8月実施の『買物券 ファッション その他』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:規制情報では警戒範囲
    今までの優待権利日では、過去に4回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2022/08/29:0円 (1日)・・・注意
    • 2021/08/27:0円 (1日)・・・注意
    • 2020/08/27:0円 (1日)・・・注意
    • 2019/08/28:0円 (3日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数はかなり少なく5,474,000しかありません。東証スタンダード 市場です。今までは大丈夫だった可能性もあるので、やや注意です。

    逆日歩更新日:2024年4月30日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    04/26(金)04002,1000002,100-0
    04/25(木)40002,5000002,500-0
    04/24(水)01002,1000002,100-0
    04/23(火)05002,2000002,200-0
    04/22(月)06002,7000002,700-0
    04/19(金)01,0003,3000003,300-0
    04/18(木)05004,3000004,300-0
    04/17(水)004,8000004,800-0
    04/16(火)004,8000004,800-0
    04/15(月)50004,8000004,800-0
  5. ANAPの発生逆日歩

    ○:過去逆日歩では低リスク
    逆日歩の発生はありません。
  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約2万円
    • 500株:約11万円
    • 1000株:約22万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。


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ANAP(3189)のクロス取引(制度信用・一般信用)

ANAPは、逆日歩の発生しない、一般信用クロス取引も可能です。

4月26日の終値、株価218円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額2.2万円の貸株料【各証券会社で比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/284994593
28/275121256124
38/266141457145
48/237161668166
58/2281919710197
68/211126261013269
78/2012282811142810
88/1913313012163111
98/16143332131712
108/15153535141813
118/14184242162215
128/13194544172316
138/9204746182417
148/8214949192518
158/725233021
168/626243122
178/527243323
188/228253424
198/129263524
207/3132293927
217/3033304028

ANAPの権利付最終日(2024年8月28日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額2.2万円、ANAPのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年5月1日)から直近の優待権利日(2024年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ANAPを2.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(123日分)+プレミアム料111円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(123日分)+プレミアム料
265円=55円+99円+111円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(123日分)148円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(123日分)
105円=2円+104円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ANAPを2.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ9円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
157円=55円+99円+3円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ9円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:50円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
150円=50円+97円+3円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料3円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
157円=55円+99円+3円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)3円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:2.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)3円
【超割】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
157円=55円+99円+3円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
4円=2円+3円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
4円=1円+3円

優待権利日最終日の制度信用クロスなら、貸株料はごくわずかです。

※ANAPの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ANAP(3189)のクロス取引・株主優待まとめ

何かが貰えるのではなく、何か購入時に使えるという優待品は人気がありません。

さらに、ANAPの場合は、5,000円以上の買い物にしか利用できないので、優待品の魅力はほとんどないでしょう。

その証拠に2021年の優待権利日は、逆日歩が付くような株不足になっていません。

ただ、優待目的とは別件の可能性が高いですが、株価低迷で注意喚起の規制が発生しています。

なお、割引券のオークションサイトでの平均価格は100円です。

いずれにしても、自分で商品を買う予定で優待価値に魅力を感じる方以外、クロス取引はおすすめできません。