医療用漢方薬で有名な『ツムラ』の株主優待、クロス取引情報をまとめました。

最後まで読むことで、過去の逆日歩一覧、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

ツムラの医療用漢方製剤は市場の80%以上のシェアです。
高齢者、女性、がん治療を重点3領域として、漢方のエビデンス確立するなど、社会的課題の解決に貢献している企業です。
ツムラ株主優待
引用元:ツムラ

ツムラ(4540)の株主優待

ツムラ(4540)の株主優待は、元傘下にあったバスクリンを彷彿させる入浴剤バスハーブです。

注:バスクリンは、旧社名はツムラライフサイエンス、ツムラから独立後、社名を商品名のバスクリンに変更。その後、アース製薬に買収されています。

ツムラの優待内容詳細

保有株式数優待内容(入浴剤バスハーブ)
100株以上小(210ml)×1本(1,800円相当)
1,000株以上大(650ml)×1本(3,000円相当)

ツムラ(4540)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

さらにコロナ禍で中止になっていますが、100株以上の保有で「ツムラ漢方記念館見学会」に抽選で40名参加できます。

株主優待に長期保有制度はあるの?

特典あり

3年以上の継続保有が必須です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

ツムラの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と17日(109日)
逆日歩日数:3日

ツムラ(4540)の基本情報

code4540優待内容自社入浴剤等
業種医薬品上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本拠地東京上場年月日1978年8月16日 
単位100貸借区分貸借
継続保有特典企業の優待HP優待詳細
優待の種類暮らし
最低必要株100.0最低投資額283,600円
配当予想64.0配当落日2023年3月30日
発行済株数76,758千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

ツムラ(4540)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-283,645-300-1,000-700126,4000.029.6132.0
2020-09-283,370-12,300-15,300-3,000297,4000.5527.2132.0
2019-09-262,991-3,400-1,8001,600260,6000.024.0132.0
2018-09-254,025-32,000-28,7003,300343,2005.132.8332.0
2017-09-263,9752,6000-2,600284,3000.032.0332.0
2016-09-272,962-14,400-14,500-100328,2004.824.0332.0
2015-09-252,6622,200-900-3,100418,8000.021.6132.0
2014-09-252,578-74,000-89,700-15,700615,7000.120.8132.0
2013-09-252,86686,50075,200-11,300266,300132.0
2012-09-252,484-8,300-1,4006,900270,3000.020.03
2011-09-272,43728,60027,400-1,200406,0003

ツムラ(4540)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    ツムラの優待分類と同じ『自社入浴剤等』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は76,758千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)0011,6000020011,40058.00
    06/07(水)40030011,6000020011,40058.00
    06/06(火)100011,500100020011,30057.50
    06/05(月)010011,400020010011,300114.00
    06/02(金)40080011,500200030011,20038.330
    06/01(木)500011,900060010011,800119.00
    05/31(水)1,400011,400030070010,70016.290
    05/30(火)100010,0001004001,0009,00010.00
    05/29(月)10009,900001,3008,6007.620
    05/26(金)1007009,800001,3008,5007.540
  5. ツムラの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去4回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2020年9月 :55円 (1日)
    • 2018年9月 :510円 (3日)
    • 2016年9月 :480円 (3日)
    • 2014年9月 :10円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約28万円
    • 1,000株:約284万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ×:投資は自己判断で!
    継続保有が必須ではなく、特典のみなので、逆日歩リスクは顕在です。

ツムラの優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩の次に大事なツムラのクロス取引手数料です。

6月9日の終値、株価2,836円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額28.4万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274121120476212144
29/265152150587815254
39/256182180709318265
49/2272122108210921276
59/2182432409312424387
69/2011334330128171334120
79/1912364359140187364131
89/1513394389152202142
99/1414425419163218153
109/1318546539210280196
119/1219577569222296207
129/1120607599233311218
139/821637629245327229
149/722668659257342240
159/625292389272
169/526303405283
179/427315420294
189/128327436305
198/3129338451316
208/3032373498349
218/2933385514359

ツムラの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額28.4万円、ツムラのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月10日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ツムラを28.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:28.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(111日分)+プレミアム料1,296円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
1,713円=198×2円+22円+1,296円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
2,827円=1,100円+1,727円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
1,229円=19円+1,209円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ツムラを28.4万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:28.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ121円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
454円=198×2円+22円+36円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:28.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ120円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
424円=187×2円+16円+34円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:28.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料36円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
454円=198×2円+22円+36円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
1,136円=1,100円+36円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:28.4万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)34円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
452円=198×2円+22円+34円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
55円=19円+36円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
52円=18円+34円

※優待権利日最終日に売買しても、逆日歩日数が多い時は、貸株日数(貸株料)も通常より多くなります。

※ツムラの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ツムラ(4540)のクロス取引・株主優待まとめ

ツムラ(4540)が優待制度を新設したのは、2017年9月末からです。

それまでも、わずかながら逆日歩が発生していましたが、優待導入後もあまり変化ありません。

それもそのはず、ツムラの株主優待制度は、最初から3年以上の継続保有が必須です。

株初心者には、なかなかクロス取引、難しいでしょう。

投資金額も高くて、優待利回りは低いです。9月末は、もっと投資金額が安くて、魅力的な優待銘柄がたくさんあります。

人気もそれほど高くありませんが、株価は優待導入時より下がってきているので、お買い得かも!資金があまったら、取得を検討してみるのも良いでしょう。

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