医療用漢方薬で有名な『ツムラ』の株主優待、クロス取引情報をまとめました。

最後まで読むことで、過去の逆日歩、信用売り在庫、クロス取引手数料(貸株料・逆日歩)の理解が深まります。

投資メモ

ツムラの医療用漢方製剤は市場の80%以上のシェア
高齢者、女性、がん治療を重点3領域として、漢方のエビデンス確立するなど、社会的課題の解決に貢献している企業

  • 医薬品事業: 漢方薬の製造・販売を中心に展開
    医療機関向けの漢方薬を提供しており、がん治療や女性関連疾患などに用いられる処方を強化
  • 海外展開: 中国やアジア市場に向けた海外事業にも注力
    現地法人を通じて、漢方薬の製造・販売を進めている
  • 研究開発: 伝統的な漢方医学と現代の医療技術を融合させた新しい処方の開発、さまざまな疾患に対応するための研究開発に投資
    気候変動やサステナビリティを考慮した薬草の栽培や調達にも取り組む

ツムラの魅力は、漢方薬市場における圧倒的なシェアと、海外展開による成長の可能性です。特に中国市場での展開が好調であり、漢方薬のグローバル化が進んでいます。

ツムラ株主優待
引用元:ツムラ

ツムラ(4540)の株主優待

ツムラ(4540)の株主優待は、元傘下にあったバスクリンを彷彿させる入浴剤バスハーブです。

注:バスクリンは、旧社名はツムラライフサイエンス、ツムラから独立後、社名を商品名のバスクリンに変更。その後、アース製薬に買収されています。

バスクリン優待が欲しければ、「アース製薬の株主優待」をチェックです。

ツムラの優待内容詳細

保有株式数 優待内容(入浴剤バスハーブ)
100株以上 小(210ml)×1本(1,800円相当)
1,000株以上 大(650ml)×1本(3,000円相当)

ツムラ(4540)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

さらにコロナ禍で中止になっていますが、100株以上の保有で「ツムラ漢方記念館見学会」に抽選で40名参加できます。

株主優待に長期保有制度はあるの?

必須あり

3年以上の継続保有が必須です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2024年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

ツムラに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ツムラの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2024年9月30日

権利付き最終日:9月26日(木)・・・残り6日(毎日更新)
逆日歩日数:1日

ツムラ(4540)の基本情報

情報更新日:2024年8月30日

code4540優待内容自社入浴剤等
業種医薬品上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本社東京上場年月日1978年8月16日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数76,758,000企業のHP優待詳細
優待の種類入浴剤バスハーブ、ツムラ漢方記念館見学会招待

株価更新日:2024年9月20日

20日の終値株価3,971円最低投資額397,100円
最低必要株数100継続保有必須

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ツムラ(4540)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2023-09-272,8313,3003,3000.0221,3000.023.2335.0
2022-09-283,0404,5002,500-2,000131,9000.024.8332.0
2021-09-283,645-300-1,000-700126,4000.029.6132.0
2020-09-283,370-12,300-15,300-3,000297,4000.5527.2132.0
2019-09-262,991-3,400-1,8001,600260,6000.024.0132.0
2018-09-254,025-32,000-28,7003,300343,2005.132.8332.0
2017-09-263,9752,6000.0-2,600284,3000.032.0332.0
2016-09-272,962-14,400-14,500-100328,2004.824.0332.0
2015-09-252,6622,200-900-3,100418,8000.021.6132.0
2014-09-252,578-74,000-89,700-15,700615,7000.120.8132.0
2013-09-252,86686,50075,200-11,300266,300132.0
2012-09-252,484-8,300-1,4006,900270,3000.020.03
2011-09-272,43728,60027,400-1,200406,0003

ツムラ(4540)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2024年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施数は392と多く、クロス取引可能な銘柄数も273ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。
  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は76,758,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年9月20日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/19(木)060035,20000035,200-0
    09/18(水)20030035,80000035,800-0
    09/17(火)70020035,90000035,900-0
    09/13(金)4002,20035,40000035,400-0
    09/12(木)9002,50037,20000037,200-0
    09/11(水)1,700038,80000038,800-0
    09/10(火)1,40070037,10000037,100-0
    09/09(月)1,100036,40000036,400-0
    09/06(金)900035,30000035,300-0
    09/05(木)02,00034,40000034,400-0
  5. ツムラの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去4回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2020/09/28:55円 (1日)
    • 2018/09/25:510円 (3日)
    • 2016/09/27:480円 (3日)
    • 2014/09/25:10円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    株数によって複数の優待特典があり、優待目当てで大量株取得者もいるので、急速に株不足になるリスクがあります。
    • 100株:約40万円
    • 1000株:約397万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    ○:優待価値では低リスク
    3年以上の継続保有が必須なので、他の優待と比較するとややリスクは下がります。

    優待価値は低いですが、『ツムラ』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。


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ツムラの優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩の次に大事なツムラのクロス取引手数料です。

9月20日の終値、株価3,971円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額39.7万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262858433448530
29/2552122098210921276
39/2462552519813125591
49/207297293114152297107
59/198339335131174339122
69/1812509503196261509183
79/1713551544212283551198
89/1314594586228305213
99/1215636628245326228
109/1119806796310413289
119/1020848838326435305
129/921891879343457320
139/622933921359479335
149/523976963375500350
159/426424566396
169/327441587411
179/228457609426
188/3029473631442
198/2930489653457
208/2833538718503

ツムラの権利付最終日(2024年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額39.7万円、ツムラのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年9月20日)から直近の優待権利日(2024年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ツムラを39.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ297円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=一般信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
723円=198×2円+30円+297円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)のみ293円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(7日分)
689円=187×2円+22円+293円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)+プレミアム料114円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)+プレミアム料
541円=198×2円+30円+114円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(7日分)
1,252円=1,100円+152円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(7日分)297円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(7日分)
723円=198×2円+30円+297円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(7日分)
134円=27円+107円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ツムラを39.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ85円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
451円=198×2円+30円+25円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ84円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:260円 信用:187円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が260円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(2日分)
420円=187×2円+22円+24円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料25円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)+プレミアム料
451円=198×2円+30円+25円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計100万円まで1,100円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
1,125円=1,100円+25円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:39.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)24円
【超割】

約定毎の手数料【現物:275円 信用:198円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が275円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(2日分)
450円=198×2円+30円+24円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
52円=27円+25円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
49円=25円+24円

※優待権利日最終日の貸株日数は、逆日歩日数の1日に返却日を加えた2日です。

※ツムラの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ツムラの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
09/20(金)2,0002,0002,0001,600
09/19(木)1,9001,9002,0002,000
09/18(水)2,0002,0002,0001,900
09/17(火)2,0002,0002,0002,000
09/16(月)2,0002,0002,0002,000
09/13(金)1,9001,9002,0002,000
09/12(木)2,0002,0002,0001,900
09/11(水)2,0002,0002,0002,000
09/10(火)2,0002,0002,0002,000
09/09(月)2,0002,0002,0002,000

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

ツムラ(4540)のクロス取引・株主優待まとめ

ツムラ(4540)が優待制度を新設したのは、2017年9月末からです。

それまでも、わずかながら逆日歩が発生していましたが、優待導入後もあまり変化ありません。

それもそのはず、ツムラの株主優待制度は、最初から3年以上の継続保有が必須です。

株初心者には、なかなかクロス取引、難しいでしょう。

投資金額も高くて、優待利回りは低いです。9月末は、もっと投資金額が安くて、魅力的な優待銘柄がたくさんあります。

人気もそれほど高くありませんが、株価は優待導入時より下がってきているので、お買い得かも。(2023年に執筆)

記事を投稿してから、1年以上株価は10万円以上上昇です。やはり現物保有が正解でした。

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