事務機国内トップクラス『リコー』の株主優待情報をまとめました。

過去の逆日歩クロス取引コスト(売買手数料・貸株料)の理解を深めたい方向けの記事です。

リコーは、オフィス向けのカラー複合機・プリンターや、商用、産業用印刷機を製造販売している企業です。
さらに、光学技術や画像処理技術を活かした、車載用ステレオカメラ、自動車用などの精密機器部品等も!
リコー株主優待
引用元:リコー

リコー(7752)の株主優待

リコー(7752)の株主優待は、カメラ等の自社製品の優待販売です。

優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上オンライン事業見学会・コンテンツ

リコー(7752)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

リコーは、株主に事業内容や企業活動の理解を深めてもらうことを目的に株主優待制度を導入しています。

100株以上保有のオンライン見学会が、本当に投資家が喜ぶ優待制度なのか、判断が難しいです。

ただ、全株主が優待の対象者になる優待制度もあります。例え1株でも保有していれば、優待対象者です。

それが、株主向け事業・企業紹介動画コンテンツやカメラ等の自社製品の優待販売です。

結局何も、無料ではもらえません!

尚、2019年9月迄実施していた100株以上で貰えるカレンダーの優待制度は廃止になっています。

続に言う改悪です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

リコーの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り1日(毎日更新)
逆日歩日数:3日

リコー(7752)の基本情報

code7752優待内容自社製品特別販売
業種電気機器上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地東京上場年月日1949年5月16日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類自社商品
最低必要株100.0最低投資額132,000円
配当予想34.0配当落日2023年3月30日
発行済株数637,468千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、9月25日の終値株価で計算。

リコー(7752)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-291,066-82,200-72,10010,1002,040,9000.18.8113.0
2021-09-281,15019,8000-19,8004,074,4000.09.6113.0
2021-03-291,1630004,926,3000.09.617.5
2020-09-28727351,4000-351,4002,992,7000.06.417.5
2020-03-27781-212,500-35,900176,60014,408,8000.06.4113.0
2019-09-261,01129,3000-29,3002,455,8000.08.8113.0
2019-03-261,15618,000-79,400-97,4003,809,9001.59.6313.0
2018-09-251,215-415,800-393,50022,3003,677,2001.6510.4310.0
2018-03-271,047-390,200-301,50088,7004,805,3001.358.837.5
2017-09-261,078-523,700-522,4001,3001,713,1001.28.837.5
2017-03-28946291,500294,9003,4003,503,700312.5
2016-09-2793781,600-139,000-220,6004,584,0000.08.0322.5
2016-03-281,185036,90036,9002,419,100117.5
2015-09-251,246-11,900-54,600-42,7004,659,6000.010.4117.5
2015-03-261,331360,400386,60026,2006,849,100117.0
2014-09-251,223159,500216,20056,7007,304,700117.0
2014-03-261,161511,500490,400-21,1008,103,300116.5
2013-09-251,169525,000752,000227,0003,332,000116.5
2013-03-261,028670,000871,000201,0005,443,0003
2012-09-25691-2,907,000-1,284,0001,623,0009,200,0000.08.03
2012-03-2782735,000-1,000-36,0004,535,0000.08.03
2011-09-27646645,000764,000119,0005,353,0003
2011-03-28941511,000665,000154,0003,530,0001

リコー(7752)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施企業は390、クロス取引可能な貸借銘柄は281、同じ優待分類の企業も多いです。

    リコーの優待分類と同じ『自社製品特別販売』関連銘柄です。

    尚、9月実施の『自社商品』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は637,468千株と多い方ですが、優待価値の人気度も高く、権利日当日の急な株不足にご注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    09/22(金)2,500010,2004,30025,900145,900-135,7000.070.05
    09/21(木)01007,7007,0004,100167,500-159,8000.050.05
    09/20(水)007,8004,00038,500164,600-156,8000.050.15
    09/19(火)02,0007,80028,70014,400199,100-191,3000.040.05
    09/15(金)3,0001009,80018,4004,300184,800-175,0000.050.05
    09/14(木)5001006,90028,90013,800170,700-163,8000.040.05
    09/13(水)80006,50024,000600155,600-149,1000.040.20
    09/12(火)5004,7005,70028,0001,900132,200-126,5000.040.05
    09/11(月)07,4009,90012,000600106,100-96,2000.090.05
    09/08(金)5,3004,30017,3003,9008,00094,700-77,4000.180.05
  5. リコーの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去5回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年3月 :10円 (1日)
    • 2019年3月 :150円 (3日)
    • 2018年9月 :165円 (3日)
    • 2018年3月 :135円 (3日)
    • 2017年9月 :120円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

リコー(7752)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

リコーのクロス取引、手数料も忘れてはいけません。

9月25日の終値、株価1,320円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額13.2万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274565622295620
29/265717027367125
39/256858433438530
49/227999738519935
59/218113111435811341
69/2011155153608015556
79/1912169167658716961
89/1513183181719466
99/14141971957610171
109/13182542519813091
119/121926826510313796
129/1120282278108145101
139/821296292114152106
149/722310306119159111
159/625136181127
169/526141188132
179/427146195137
189/128152203142
198/3129157210147
208/3032174231162
218/2933179239167

リコーの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額13.2万円、リコーのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年9月26日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、リコーを13.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)のみ71円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+一般信用売り手数料+貸株料(5日分)
334円=115円+148円+71円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)のみ70円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+一般信用売り手数料+貸株料(5日分)
313円=100円+143円+70円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)+プレミアム料27円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(5日分)+プレミアム料
290円=115円+148円+27円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)36円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(5日分)71円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(5日分)
334円=115円+148円+71円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(5日分)
34円=9円+25円

※クロス取引の最適組み合わせにより、より安くなる手数料を表示していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、リコーを13.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ56円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
280円=115円+148円+17円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ56円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
259円=100円+143円+16円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料17円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
280円=115円+148円+17円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)17円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:13.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)16円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
279円=115円+148円+16円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
26円=9円+17円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
24円=8円+16円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので4日です。

※リコーの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

リコー(7752)のクロス取引・株主優待まとめ

リコー(7752)の株主優待と聞くと、リコーリースの方をイメージしてしまうかもしれませんが、別会社です。

リコーは、毎年カレンダーを贈ってくれる銘柄でしたが、2020年度、2021年度は経営環境の悪化に伴いカレンダー配布を見送り、2022年度は遂に廃止を発表しています。

優待制度の完全撤廃ではなく、一様改悪という形で残っていますが、あまり魅力を感じる内容にはなっていません。

今後の拡充を期待したいところです。

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