映画製作から観光不動産まである『東映』の株主優待情報をまとめました。

逆日歩優待クロス取引のやり方(比較)、貸株料についての記事です。

投資メモ

東映は、劇場用映画、テレビ作品、配信映画等のコンテンツが充実している企業です。
グループ関連企業も多く、最先端と老舗のノウハウの融合で日本のデジタルコンテンツを牽引!

東映株主優待引用元:東映

東映(9605)の株主優待

東映(9605)の株主優待は、指定劇場での映画観賞券です。

優待内容詳細

保有株式数優待内容(優待6枚)
100株以上1冊
200株以上2冊
400株以上4冊
700株以上6冊
1,300株以上8冊
2,000株以上10冊
4,000株以上20冊
6,000株以上30冊

東映(9605)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

1冊の有効期間

3月末の優待:8・9月、10・11月、12・1月有効 各2枚
9月末の優待:2・3月、4・5月、6・7月有効 各2枚

優待券は6枚綴りになっており、2ヵ月間だけ有効の映画観賞券がそれぞれ、2枚づつです。

例えば、2月と3月の間だけ有効の鑑賞券が2枚、次は4月と5月だけ有効の鑑賞券が2枚といった感じです。

優待を使った感想にも記述しますが、使い勝手悪すぎです。

劇場によっては、ペア鑑賞で使えません!

東映の優待鑑賞券が利用できる映画館

一般劇場、特定劇場、特定施設という区分があり、優待券の必要枚数や鑑賞できる映画に違いがあります。

一般劇場

東映の一般劇場では、自社配給作品のみ優待券1枚、他社配給作品は優待券2枚必要です。
「丸の内TOEI」、「渋谷TOEI」、「T・ジョイSEIBU大泉」、「T・ジョイPRINCE品川」、「T・ジョイ横浜」、「T・ジョイ蘇我」、「T・ジョイ新潟万代」、「T・ジョイ長岡」、「梅田ブルク7」、「T・ジョイ京都」、「T・ジョイ東広島」、「T・ジョイ出雲」、「T・ジョイ博多」、「T・ジョイリバーウォーク北九州」、「T・ジョイ久留米」、「T・ジョイパークプレイス大分」

特定劇場

特定劇場では、自社配給作品のみ優待券1枚で鑑賞できます。
「新宿バルト9」、「横浜ブルク13」、「109シネマズ名古屋」、「なんばパークスシネマ」、「大阪ステーションシティシネマ」、「109シネマズHAT神戸」、「広島バルト11」、「鹿児島ミッテ10」、「札幌シネマフロンティア」

特定施設

優待券が2枚必要です。
「東映太秦映画村」

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

東映(9605)の株主優待制度を利用した感想

東映系列の劇場(映画館)は、松竹や東宝に比べてしまうと、ちょっと少ないです。

また事前にネット予約もできませんし、劇場の予約端末にも対応していません。

優待券を利用する場合、劇場窓口で当日券と引き換える制度です。

株主優待が利用できる劇場(映画館)は、東京都内など、首都圏に集中している部分もあり、地方在住の方のメリットは少ないでしょう。

また、映画館(劇場)によって、優待券が2枚必要だったり、配給作品しか観れないというのは、紛らわしいです。

時代の流れにあわせて、東宝などは優待券(招待券)1枚で見れるように変更しています。東映も見倣って欲しいものです。(松竹は新宿ピカデリーだけ20ポイント)

東宝の優待情報の詳細はコチラ↓

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

東映の優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り3ヵ月と16日(108日)
逆日歩日数:3日

東映(9605)の基本情報

code9605優待内容映画招待券
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本拠地東京上場年月日1952年11月28日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類娯楽レジャー
最低必要株100.0最低投資額1,794,000円
配当予想60.0配当落日2023年3月30日
発行済株数14,768千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、6月9日の終値株価で計算。

東映(9605)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-03-2917,890-1,400-7,800-6,40028,1004.6143.2130.0
2021-09-2822,150-2,000-10,100-8,10033,5000.5177.6130.0
2021-03-2924,000-21,600-28,500-6,90045,6005.9192.0130.0
2020-09-2818,730-20,000-30,300-10,30059,2005.05150.4130.0
2020-03-2713,870-9,400-22,300-12,90052,4006.35111.2140.0
2019-09-2615,740-17,000-27,700-10,70058,7004.9126.4130.0
2019-03-2615,210-6,300-11,800-5,50081,3003.15122.4340.0
2018-09-2513,380-6,800-20,500-13,70068,1002.1107.2330.0
2018-03-2711,270600-11,100-11,70062,2005.490.4340.0
2017-09-261,218-58,000-194,000-136,000934,0000.910.033.0
2017-03-28984-20,000-150,000-130,000546,0000.68.034.0
2016-09-2783234,000-112,000-146,000742,0000.456.833.0
2016-03-289547,000-174,000-181,000676,0000.058.014.0
2015-09-25931-39,000-336,000-297,000743,0000.57.613.0
2015-03-26875-122,000-290,000-168,000592,0000.057.214.0
2014-09-2558525,000-653,000-678,0001,013,0000.454.813.0
2014-03-26625-34,000-217,000-183,000798,0000.28.014.0
2013-09-25610-40,000-627,000-587,0001,306,0000.258.013.0
2013-03-2663847,000-202,000-249,0001,172,0000.158.03
2012-09-25423-32,000-658,000-626,0001,623,0000.36.03
2012-03-2742717,000-348,000-365,000731,0000.156.03
2011-09-273662,000-498,000-500,0001,216,0000.156.03
2011-03-2837065,000-208,000-273,000664,0000.056.01

東映(9605)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待実施数は390と多く、クロス取引可能な銘柄数も281ですが、ユニークな優待で注目の可能性もありです。

    9月実施、映画招待券優待銘柄。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    東証プライム 市場、それなりに知名度や優待価値が高いため、株不足に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    06/08(木)20030040010001,600-1,2000.250.30
    06/07(水)050050010001,500-1,0000.330.90
    06/06(火)9001001,00040001,400-4000.710.05
    06/05(月)03002001001001,000-8000.20.30
    06/02(金)060050010001,000-5000.50
    06/01(木)01001,10001009002001.220
    05/31(水)01001,200001,0002001.20
    05/30(火)10001,30010001,0003001.30
    05/29(月)001,200009003001.330
    05/26(金)3001001,2001002009003001.330
  5. 東映の発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去23回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2022年3月 :460円 (1日)
    • 2021年9月 :50円 (1日)
    • 2021年3月 :590円 (1日)
    • 2020年9月 :505円 (1日)
    • 2020年3月 :635円 (1日)
    • 2019年9月 :490円 (1日)
    • 2019年3月 :315円 (3日)
    • 2018年9月 :210円 (3日)
    • 2018年3月 :540円 (3日)
    • 2017年9月 :90円 (3日)
    • 2017年3月 :60円 (3日)
    • 2016年9月 :45円 (3日)
    • 2016年3月 :5円 (1日)
    • 2015年9月 :50円 (1日)
    • 2015年3月 :5円 (1日)
    • 2014年9月 :45円 (1日)
    • 2014年3月 :20円 (1日)
    • 2013年9月 :25円 (1日)
    • 2013年3月 :15円 (3日)
    • 2012年9月 :30円 (3日)
    • 2012年3月 :15円 (3日)
    • 2011年9月 :15円 (3日)
    • 2011年3月 :5円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ×:投資は自己判断で!
    株数によって複数の優待バリエーションがあります。確認できただけでも8つ、大量取得者がいると危険です。
    • 100株:約179万円
    • 200株:約359万円
    • 400株:約718万円
    • 700株:約1,256万円
    • 1,300株:約2,332万円
    • 2,000株:約3,588万円
    • 4,000株:約7,176万円
    • 6,000株:約10,764万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

東映(9605)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

東映の逆日歩の次は、貸株料(手数料)です。

6月9日の終値、株価17,940円の必要株数分(100.0株)を丸めた金額でコストシミュレーション。

投資額179万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274765755294392765275
29/265956944368490956343
39/2561,1481,1334415881,148412
49/2271,3391,3225156871,339481
59/2181,5301,5105887851,530549
69/20112,1042,0778091,0792,104755
79/19122,2952,2668831,1772,295824
89/15132,4862,4559561,275893
99/14142,6782,6431,0301,373961
109/13183,4433,3991,3241,7651,236
119/12193,6343,5871,3981,8641,304
129/11203,8253,7761,4711,9621,373
139/8214,0163,9651,5452,0601,442
149/7224,2084,1541,6182,1581,510
159/6251,8392,4521,716
169/5261,9132,5501,785
179/4271,9862,6481,854
189/1282,0602,7461,922
198/31292,1332,8441,991
208/30322,3543,1392,197
218/29332,4283,2372,266

東映の権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額179万円、東映のクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年6月11日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、東映を179万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)(+プレミアム料)
12,565円=4,400円+8,165円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,871円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(111日分)+プレミアム料
9,072円=385×2円+137円+8,165円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと一般信用売り手数料+貸株料(111日分)
15,287円=4,400円+10,887円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(111日分)
7,744円=123円+7,621円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、東映を179万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

投資額179万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(400万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
2,123円=1,760円+137円+226円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:1013円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が1013円で高い為
クロスコスト=制度信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
1,133円=385×2円+137円+226円
GMOクリック証券
【1日定額】

179万円の手数料【現物:1,238円 信用:880円】

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:信用取引だけにまとめた方が手数料が安くなる為
クロスコスト=制度信用手数料(400万円以内)+金利(1日)+貸株料(4日)
2,111円=1,760円+135円+216円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:880円 信用:264円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が880円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利(1日)+貸株料(4日分)
842円=264×2円+98円+216円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)(+プレミアム料)
4,626円=4,400円+226円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:1,871円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)+プレミアム料
1,132円=385×2円+137円+226円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
4,626円=4,400円+226円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計400万円まで4,400円の手数料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買いと制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
4,616円=4,400円+216円
【超割】

約定毎の手数料【現物:640円 信用:385円】

「一般信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス:「現物買い」の手数料が640円で高い為
クロスコスト=信用手数料+金利+貸株料(4日分)
1,123円=385×2円+137円+216円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
348円=123円+226円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
329円=113円+216円

投資金額179万円の場合、権利日最終日の4日の貸株料も馬鹿にできません。証券会社を分散して、賢く手数料負担を抑えるのが重要です。

※東映の制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

東映(9605)のクロス取引・株主優待まとめ

東映(9605)の高額逆日歩リスクは低いです。

優待に必要な投資金額が高い事に加え、3月末、9月末の優待なので、もっと優待利回りの良い銘柄に人気が集まるからです。

それでも、年々逆日歩額がアップしており、ここ数年は、500円を超える月もあるので、今後の高額逆日歩に注意です。

東映の優待をわざわざ取得するメリットがある方は、劇場が自宅の近くにあるなど、限られます。

ただ、2月、8月、松竹や東宝の株主優待を取得し忘れた場合、貴重な映画鑑賞優待、欲しくなる気持ちもわかります!

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