ヤマダホールディングス株主優待

家電量販店の帝王『ヤマダホールディングス』の株主優待についてまとめています。

一般信用売り在庫によるクロス取引が人気のようですが、制度信用クロスで十分の銘柄です。

その理由は過去の逆日歩をみれば明らかです。

その他、逆日歩優待クロス取引貸株料(手数料)について詳しくなりたい方向けの記事です。

投資メモ

ヤマダホールディングスは、家電専門の量販店から、住宅関連総合メーカーに大躍進
大塚家具の買収など、M&Aの積極経営

  • 家電事業: 日本全国で店舗展開、家電製品の販売を中心に行っている
    eコマースやスマートホーム製品にも注力
  • 住宅事業: 住宅関連のリフォームや不動産開発、建材販売
  • エネルギー事業: 再生可能エネルギーや電力小売事業に参入、多角化

ヤマダホールディングスは、家電市場での強固な地位と幅広い事業展開により、安定した収益基盤を持っているのが魅力。
また、多角化戦略、住宅事業やエネルギー事業の成長が新たな収益源となる可能性あり。

ヤマダホールディングス(9831)の株主優待

ヤマダホールディングス(9831)の株主優待は、店舗で利用できる株主優待券です。

優待内容詳細

保有株式数 優待の内容(優待券)
3月末 9月末
100株以上 1枚(500円分) 2枚(1,000円分)
500株以上 4枚(2,000円分) 6枚(3,000円分)
1,000株以上 10枚(5,000円分) 10枚(5,000円分)
10,000株以上 50枚(25,000円分) 50枚(25,000円分)

ヤマダホールディングス(9831)の優待権利日は年2回、3月末と9月末です。

優待券は、買物金額1,000円以上に付き1枚利用可能です。

100株と500株保有の場合、9月末の方が、優待利回りが良くなります。

優待券が利用できる店舗

日本国内にあるヤマダ電機、700店舗以上で利用可能。

さらにイーウェルネスの各店舗でも利用可能。

「IDC OTSUKA」では、家電コーナーがある店舗の家電売場商品に限り利用可能。

修理や工事、部品代等、ネット通販サイトの利用はできません。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待制度を利用した感想

ヤマダホールディングスの株主優待券、紙面に買い物優待券と書かれていますが、実質は割引券です。

同じく家電量販店のビックカメラの優待なら、優待券のみでお買い物が可能ですが、ヤマダホールディングスの場合は、1,000円に付き1枚です。

半額券、もしくは5割引券のようなものです。

また、アフターサービス(修理代)では、利用できません。この辺りは、ケーズデンキの優待の方が優れています。

  • 高額商品:ビックカメラ
  • アフターサービス重視の家電:ケーズデンキ
  • 日用生活雑貨:ヤマダホールディングス

といった感じで使い道を切り分けています。

また、以前よりヤマダホールディングスの優待価値(優待利回り)は、落ちています。

2020年9月末の優待までは、1年以上、2年以上の継続保有によって、より多くの買物優待券が貰えました。

9月末の優待なんて、1年未満の100株でも500円券が4枚だったのです。これだけ貰えれば、5割引券でもと満足していましたが、優待制度の改悪には、ホント驚いています。

2021年3月から、現在の優待制度になっています。シンプルでわかりやすいですが、優待枚数が減ってしまったのは、残念です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年3月31日」です。

権利付き最終日の「3月27日」までに100株以上の取得が必要です。

ヤマダホールディングスに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

ヤマダホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年3月31日

権利付き最終日:3月27日(木)・・・残り4ヵ月と6日(126日)
逆日歩日数:1日

ヤマダホールディングス(9831)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code9831優待内容自社優待割引券
業種小売業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月3月、9月
本社群馬上場年月日1989年3月23日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数966,863,000企業のHP優待詳細
優待の種類買物券 暮らし

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価466円最低投資額46,610円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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ヤマダホールディングス(9831)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-26450-164,800-2,935,100-2,770,30014,864,1000.054.010.0
2024-03-2744940,500-2,445,200-2,485,70012,917,5001.354.030.0
2023-09-27467154,100-2,056,300-2,210,40012,479,7000.154.030.0
2023-03-294790.0-1,648,000-1,648,0009,713,7000.94.0312.0
2022-09-28472193,6000.0-193,60013,711,6000.04.030.0
2022-03-29405805,9000.0-805,90016,240,9000.04.0118.0
2021-09-28475362,500117,500-245,00013,750,7001
2021-03-29606-295,200-1,102,600-807,40010,442,7000.055.6118.0
2020-09-2853528,400-628,900-657,30010,974,0000.054.81
2020-03-27464-274,700-1,161,300-886,60010,931,2000.054.0110.0
2019-09-26534-544,300-1,283,000-738,7007,377,6000.054.81
2019-03-26567-217,700-1,222,400-1,004,7007,891,0000.154.8313.0
2018-09-25574-561,200-1,386,100-824,9008,611,7000.04.83
2018-03-27664-1,651,100-2,272,700-621,6006,783,1000.05.6313.0
2017-09-26596-81,600-812,700-731,1006,568,2000.154.83
2017-03-2858526,800-831,300-858,1007,227,3002.44.8313.0
2016-09-27516-7,100-613,200-606,1007,290,5000.154.83
2016-03-28547232,500-95,300-327,8009,187,4000.04.8112.0
2015-09-25466124,000-421,400-545,4008,580,3000.04.01
2015-03-26497-373,400-698,700-325,3006,906,3000.04.016.0
2014-09-253321,293,8001,683,500389,7008,164,3001
2014-03-2633630,600-191,600-222,2005,437,8000.06.016.0
2013-09-252,875596,230734,220137,9901,656,8701
2013-03-264,255-16,48011,01027,490957,9303
2012-09-253,54037,14051,01013,870837,8203
2012-03-275,35029,10025,810-3,290499,1703
2011-09-275,2705,9700.0-5,970818,7400.080.03
2011-03-285,22063,77049,880-13,890429,0601

逆日歩は発生していますが、高額逆日歩になった事はありません。

ヤマダホールディングス(9831)のクロス取引・逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(3月31日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年3月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 3月31日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    優待実施企業は793、クロス取引可能な貸借銘柄は553、同じ優待分類の企業も多いです。

    ヤマダホールディングスと同じ優待分類の銘柄です。

    尚、3月実施の『買物券 暮らし』優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:規制情報では低リスク
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株数は966,863,000もありますが、優待が人気のため、権利日最終日はいつも株不足になっており、警戒が必要。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)1,0002,70015,90001,70015,90001.00
    11/19(火)1,2001,30017,6001,0001,10017,60001.00
    11/18(月)9,20025,00017,7001,00016,80017,70001.00
    11/15(金)5,30031,00033,5001,00023,80033,50001.00
    11/14(木)1,30013,60059,20050020,40056,3002,9001.050
    11/13(水)42,00014,80071,50032,9001,00076,200-4,7000.940
    11/12(火)22,40032,90044,30012,700141,00044,30001.00
    11/11(月)34,1009,40054,8004,20024,900172,600-117,8000.320
    11/08(金)26,5008,50030,100181,3000193,300-163,2000.160.05
    11/07(木)051,70012,100100012,0001001.010
  5. ヤマダホールディングスの発生逆日歩

    △:やや注意
    最大逆日歩こそ発生していませんが、過去12回も逆日歩が発生しているので、やや注意が必要です。
    • 2024/09/26:5円 (1日)
    • 2024/03/27:135円 (3日)
    • 2023/09/27:15円 (3日)
    • 2023/03/29:90円 (3日)
    • 2021/03/29:5円 (1日)
    • 2020/09/28:5円 (1日)
    • 2020/03/27:5円 (1日)
    • 2019/09/26:5円 (1日)
    • 2019/03/26:15円 (3日)
    • 2017/09/26:15円 (3日)
    • 2017/03/28:240円 (3日)
    • 2016/09/27:15円 (3日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    △:やや注意
    100株なら優待取得の総コストは低いですが、複数パターンの優待があるので、株不足にご注意です。
    • 100株:約5万円
    • 500株:約23万円
    • 1000株:約47万円
    • 10000株:約466万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典こそありませんが、油断は禁物です。

    優待価値は低いですが、『ヤマダホールディングス』と同じ金額相当の株主優待がある銘柄です。

    • ロート製薬
    • ゼット
    • 大丸エナウィン
    • テレビ東京HD
    • 東海東京フィナンシャル・HD


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ヤマダホールディングス(9831)の優待クロス(制度・一般)比較!

ヤマダホールディングスは、逆日歩の発生しない、一般信用取引も可能です。

11月20日の終値、株価466円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額4.7万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
13/272101045104
23/26525251013259
33/256303012153011
43/247353514183513
53/218404015214014
63/209454517234516
73/1912605923316022
83/1813656425336523
93/17147069273625
103/14157574293927
113/13168079314129
123/12199594374934
133/112010099395236
143/1021105104415438
153/722425740
163/623445941
173/526506747
183/427527049
193/328547250
202/2829567552
212/2730587754
222/2633648559

ヤマダホールディングスの権利付最終日(2025年3月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額4.7万円、ヤマダホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年3月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ヤマダホールディングスを4.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(128日分)+プレミアム料247円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(128日分)+プレミアム料
401円=55円+99円+247円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(128日分)330円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(128日分)
234円=3円+231円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ヤマダホールディングスを4.7万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ10円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
157円=55円+99円+3円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ10円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:50円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
150円=50円+97円+3円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料3円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
157円=55円+99円+3円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)3円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:4.7万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)3円
【超割】

約定毎の手数料【現物:55円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
157円=55円+99円+3円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
6円=3円+3円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
6円=3円+3円

優待権利日最終日の制度信用クロスなら、貸株料はごくわずかです。

※ヤマダホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、ヤマダHDの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)3,1003,200-2,900
11/19(火)3,0003,0003,3003,100
11/18(月)2,9002,9003,5003,000
11/15(金)3,3003,4003,4002,900
11/14(木)3,3003,3003,3003,300
11/13(水)3,1003,3003,3003,300
11/12(火)3,8003,8003,1003,100
11/11(月)4,3004,3004,3003,800

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

3月の株主優待情報をまとめて確認

ヤマダホールディングス(9831)のクロス取引・株主優待まとめ

  • ヤマダホールディングス(9831)は、日本を代表する企業であり、超が付くほどの大型株
  • 業績不振ならともかく、株主優待のクロス取引ぐらいで、そうやすやすと株不足になる確率は低い
  • 多少の逆日歩、5円や15円程度は発生していますが、その程度
  • 株価も安いので、制度信用クロス、一般信用クロスどちらでも、損する可能性は低い
  • もしもの時の保険を掛けたいなら、一般信用クロスだが、過去の実績では制度信用クロスの方がお得
  • 逆日歩リスクはありますが、1円でも貸株料等の手数料を抑えたいなら、制度信用クロスがよいかも
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