IPO新規公開株

伸和ホールディングス(7118)が新規上場承認されました。

10月のIPO第5弾です。
北海道の人気飲食店舗を抱える、飲食店事業が中心のサービス業です。

上場市場は、久々の北海道の札幌証券取引アンビシャスです。
チョコザップが有名なRIZAPグループなどが上場している市場です。

伸和ホールディングスのIPOは、果てして人気になるの?将来性は?
新規上場承認時のデータを分析して、わかりやすくまとめました。

IPO情報について

当サイトでは、伸和ホールディングス(7118)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。

最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。

伸和ホールディングス(7118)の上場企業情報とIPO概要

企業情報と従業員データ
企業名 伸和ホールディングス
企業名(en) Shinwa-holdings Co., Ltd.
企業名(kana) シンワホールディングス
業種 サービス業
本社 北海道
決算日 3月31日
市場 札幌証券取引所アンビシャス
主幹事 アイザワ証券
社員数 94(人)
平均年齢 39.2(歳)
平均勤続年数 5.2(年)
平均年間給与 4,303,000(円)

上場企業情報は、9月12日(木)提出の有価証券届出書が参考元です。

伸和ホールディングスは、北海道に本社がある企業で、業種はサービス業です。

札幌証券取引所アンビシャス市場での上場で、主幹事はアイザワ証券です。

社員数は94(人)、平均年齢39.2(歳)、平均勤続年数5.2(年)、平均年間給与4,303,000(円)です。

事業内容の解説【投資家向けポイント】

伸和ホールディングスは、株式会社エイチビーフーズと2社で構成。

北海道の食を通じて感動を届ける」という企業理念のもと、以下の事業を展開。

  1. 飲食事業北海道を中心に、以下の業態で飲食店舗を展開。
    • 炭火居酒屋「炎」: 地元食材を使用した焼き鳥や海鮮など120種類以上のメニューを提供(33店舗)
    • 焼肉専門店「牛乃家」: 新鮮なホルモンを中心にリーズナブルな価格で提供(3店舗)
    • 洋食バル「函館五島軒」: 創業1879年の伝統を守りつつ、北海道産の食材を使用(1店舗)
    • フードコート業態「ヒンナヒンナキッチン」: 和食・洋食・中華の軽食を提供する新業態(1店舗)
    • 生ソーセージバル「レッカー」: 自社製の生ソーセージやハム、ハンバーグなどを提供(3店舗)
  2. 物販事業惣菜やカレーを中心に店舗展開
    • 惣菜販売「美唄焼鳥・惣菜 炎」: 自社製の塩ザンギや焼き鳥を提供するテイクアウト専門店(50店舗)
    • カレーハウス「レッツゴーカレー」: 辛さが選べるカレーを提供し、イートインとテイクアウトに対応(2店舗)
  3. 卸売事業
    冷凍食品を企画・製造・卸売販売。大手食品メーカーと共同でオリジナル商品を開発し提供

それぞれの事業の特徴

  • 食材調達: 地元の農業生産者と連携し、安定供給と価格競争力を確保。
  • 製造工程: 自社工場で一貫して仕込み・製造し、質の均一化を実現。
  • 店舗運営: 直営店方式により、迅速な方針の浸透とサービスの均質化を図る。
  • 出店戦略: ドミナント出店により、効率的な店舗運営とリスクヘッジを実現。

このように、北海道の食材を活かした多彩な業態で飲食・物販・卸売の3つの事業を展開しています。

伸和ホールディングス(7118)のIPOスケジュールと購入方法

伸和ホールディングス(7118)のIPOスケジュール
上場日
仮条件決定日
BB期間
当選発表日
購入申込期間

※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。

2024年10月21日(月)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。

仮条件決定日は9月30日(月)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。

公募価格が発表される10月9日(水)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。

BB抽選に当選した場合、10月10日(木)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。

IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】

  1. 証券会社の口座開設
    ネット証券が手軽でおすすめ
    IPO主幹事実績の多いの証券会社もよい
  2. スマホ(ネット)からIPOの抽選に申込【1回目】
  3. 10月9日(水)に当選落選を確認
    当選の場合10月16日(水)迄に購入申込【2回目】
  4. 10月21日(月)の上場後に売却可能

念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。

初値に影響がある上場日リスク

  • 直前のIPO:2024年10月18日(金)上場
    インターメスティック(262A):小売業
  • 直後のIPO:2024年10月22日(火)上場
    Schoo(264A):情報・通信業

伸和ホールディングス(7118)のIPOデータ

IPO資金調達関連指標と企業価値
公募株数 50,000(株)
売出株数 120,000(株)
公開株数 170,000(株)
オーバーアロットメント 0(株)
公開株数(OA含む) 170,000(株)
新規発行株式 50,000(株)
上場時発行済株式総数 1,350,000(株)
オファリング・レシオ 12.6(%)
オファリング・レシオ(OA含む) 12.6(%)
資本金 13.0(百万円)
吸収金額 2.8(億円)
吸収金額(OA含む) 2.8(億円)
時価総額 22.3(億円)

吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。

  • 吸収金額 = 公開株数 × 想定価格
  • 時価総額 = 発行済株式総数 × 想定価格

吸収金額は、2.8(億円)、オーバーアロットメント迄含めると2.8(億円)です。

地方上場ですが、市場吸収金額が非常に小さいです。

公募価格より、売出株数の方が多いですが、需要面でも全然問題ないレベルです。

配当・優待の期待と投資のポイント

IPOに当選して、株主になった場合、気になるのは、配当や優待が貰えるかどうかです。

配当・優待について、企業の考え方をまとめました。

配当に関して

  • 株主への利益還元を重要視しており、経営成績や財政状態に応じて安定した配当を継続する方針
  • 連結配当性向30%以上を目指し、業績に連動した配当政策を採用

優待に関して

  • 記述には触れられていないため、優待の実施については判断が難しい

2023年3月末には、すでに1株あたり31円の配当を実施しており、配当は明確に行われる方針ですが、優待については不明です。

業績データにも配当性向を記載しています。

IPO資金の使い道と今後の計画

新店出店のための設備投資資金として使用予定です。

  • 2025年3月期に49,000千円
  • 2026年3月期に22,700千円

資金の使用までの間や具体的な支払い時期が決まるまで、安全性の高い金融商品で運用していく計画です。

伸和ホールディングス(7118)のIPO価格

IPO関連価格指標が一目でわかる一覧表
想定価格 1,650円
仮条件価格
公募価格
投資資金 16.5(万円)

伸和ホールディングスの想定価格は1,650円です。

9月30日(月)に仮条件価格が決定し、BB抽選後に公募価格が決定します。

投資資金は想定価格から計算し、16.5(万円)です。

初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】

初値予想は、随時更新していきます。

IPO初値予想:マイナス要因

  • 地方上場(札幌アンビシャス)で人気が低い
  • コロナ後に本当に復活したのか未知数
  • 主幹事証券での実績少ない
  • 業種的に目新しさがない

IPO初値予想:プラス要因

  • 主要な株主にロックアップあり
  • 市場吸収金額が少なく、統計的には初値高騰しやすい
  • 経常利益はコロナ禍のマイナスからプラスに転じている
  • 同時上場案件はない

伸和ホールディングス(7118)IPOの幹事団

IPO幹事団による保有割合の一覧
証券会社名 割当株数【株】 売出割合【%】
アイザワ証券
SBI証券
北洋証券
東海東京証券
マネックス証券
岡三証券
あかつき証券
東洋証券

主幹事は、アイザワ証券です。

その他、取り扱いの可能性があるのが、岡三証券のグループ企業、岡三オンライン証券です。

アイザワ証券が主幹事になるのは久々であり、IPO目的で、アイザワ証券の口座開設している方は、きっと少ないでしょう。

口座保有者であれば、かなり当選確率アップにつながるでしょう。

また、SBI証券やマネックス証券など、スマホなどで簡単にIPO投資できる証券会社でも取り扱いがあります。

伸和ホールディングス(7118)IPO時の業績データと評価

新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。

連結決算データ

期間:2023年3月
2023年
3月
売上高(百万円) 5,359
経常利益(百万円) 273
純資産額(百万円) 411
総資産額(百万円) 3,033
営業活動によるCF 316
投資活動によるCF -142
財務活動によるCF -845
現金残高(百万円) 1,745
1株当たり純資産額(円) 316
1株当たり純利益(円) 107
自己資本比率(%) 13.50
自己資本利益率(%) 40.40
従業員数 102
平均臨時雇用人員 1,316

2023年3月のみ、過去業績は1つだけです。

単独決算データ

期間:2020年3月~2023年3月
2020年
3月
2021年
3月
2022年
3月
2023年
3月
売上高(百万円) 5,821 4,010 3,934 5,355
経常利益(百万円) 178 -120 160 275
純利益(百万円) 2 -164 24 140
純資産額(百万円) 406 241 266 406
総資産額(百万円) 1,745 3,267 3,567 2,949
資本金(百万円) 13 13 13 13
1株当たり純資産額(円) 312 186 205 313
1株当たり純利益(円) 2 -127 19 108
1株当たり配当額(円) 31
配当性向(%) 28.60
自己資本比率(%) 23.20 7.30 7.40 13.70
自己資本利益率(%) 0.50 -50.80 9.60 41.80
発行済株式総数 1,300,000 1,300,000 1,300,000 1,300,000
従業員数 116 91 89 102
平均臨時雇用人員 1,537 1,278 1,155 1,316

2020年3月から2023年3月までの4つの業績での比較です。

売上は、2021年、2022年に数字は落ちましたが、2023年には回復してきています。

決して順調ではない業績ですが、配当を出すなど、企業としての余裕は見られます。

IPO参加スタンスと当選・落選結果

IPOへの参加スタンスは、小型案件なので、基本参加の予定ですが、まだ様子見の段階です。

IPO幹事団は多いですが、アイザワ証券をはじめ、口座開設していない、証券会社もいくつかあるので、その全てではありません。

それでも、口座開設済みの証券会社では、その全てでIPOBB抽選に参加予定です。

当選落選結果も、当ブログでご報告予定です。

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