令和アカウンティングHD(296A)が新規上場承認されました。
12月のIPO第9弾です。
上場している大企業の経理業務、決算、連結、開示、M&A 支援などおこなう、専門スキルのプロフェッショナル集団です。
グロース市場での上場で、主幹事は大和証券です。
令和アカウンティングHD(296A)のIPOは、果てして人気になるの?将来性は?
新規上場承認時のデータを分析して、わかりやすくまとめました。
当サイトでは、令和アカウンティングHD(296A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)の上場企業情報とIPO概要
企業名 | 令和アカウンティング・ホールディングス |
---|---|
企業名(英語表記) | Reiwa Accounting Holdings Co., Ltd. |
企業名(フリガナ) | レイワアカウンティングホールディングス |
業種 | サービス業 |
住所 | 東京都中央区日本橋一丁目4番1号 日本橋一丁目ビルディング |
URL | https://rw-ah.net/ |
決算日 | 3月31日 |
市場 | グロース |
主幹事 | 大和証券 |
社員数 | 255(人) |
平均年齢 | 31.13(歳) |
平均勤続年数 | 2.35(年) |
平均年間給与 | 6,916,000(円) |
上場企業情報は、11月18日(月)提出の有価証券届出書が参考元です。
令和アカウンティング・ホールディングスは、東京都に本社がある企業で、業種はサービス業です。
グロース市場での上場で、主幹事は大和証券です。
社員数は255(人)、平均年齢31.13(歳)、平均勤続年数2.35(年)、平均年間給与6,916,000(円)です。
事業内容の解説【投資家向けポイント】
- 1. コンサルティング事業
経理業務に関するコンサルティングサービスが中心です。以下の2つのタイプがあります。- 長期コンサルティング(Long):
上場企業や大企業向けに、会計方針の策定や決算支援を行い、経営戦略に役立つサポートを提供 - 短期コンサルティング(Short):
M&A支援、デューデリジェンス、IPO支援など、短期間のプロジェクトベースで専門的なサービスを提供
- 長期コンサルティング(Long):
- 2. 経理実務に関わる教育・派遣事業
経理スキル向上を目的とした教育事業や、人材派遣・紹介サービスを提供しています。- 経理部プロフェッショナル・スクールを運営し、実務に即したスキル習得
- 企業研修を通じて、クライアント企業の経理担当者のスキルアップを支援
- 育成した人材を派遣・紹介することで、経理人材不足の解消をサポート
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPOスケジュールと購入方法
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPOスケジュール 上場日 仮条件決定日 BB期間 ~ 当選発表日 購入申込期間 ~ ※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。
2024年12月23日(月)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。
仮条件決定日は12月5日(木)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。
公募価格が発表される12月13日(金)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。
BB抽選に当選した場合、12月16日(月)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。
IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】
-
証券会社の口座開設
IPO主幹事実績の多い
ネット証券会社が手軽でおすすめ -
ネットからIPOの抽選に申込【1回目】
-
12月13日(金)に当選落選を確認
当選の場合12月19日(木)迄に購入申込【2回目】 -
12月23日(月)の上場後に売却可能
念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。
初値に影響がある上場日リスク
- 直前のIPO:2024年12月19日(木)上場
:情報・通信業
:情報・通信業 - 当日(ダブル上場):2024年12月23日(月)上場
:情報・通信業 - 直後のIPO:2024年12月25日(水)上場
:サービス業
:陸運業
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPOデータ
IPO資金調達関連指標と企業価値 項目名 金額・数量 公募株数 500,000(株) 売出株数 2,500,000(株) 公開株数 3,000,000(株) オーバーアロットメント 450,000(株) 公開株数(OA含む) 3,450,000(株) 新規発行株式 500,000(株) 上場時発行済株式総数 38,000,000(株) オファリング・レシオ 7.9(%) オファリング・レシオ(OA含む) 9.1(%) 資本金 1.0(億円) 吸収金額(想定価格) 9.6(億円) 吸収金額(想定価格・OA含む) 11.0(億円) 時価総額(想定価格) 121.6(億円) 吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。
- 吸収金額 = 公開株数 × 想定価格
- 時価総額 = 発行済株式総数 × 想定価格
吸収金額は、9.6(億円)、オーバーアロットメント迄含めると11.0(億円)です。
配当・優待の期待と投資のポイント
- 基本方針
安定した配当を行うことを基本方針
内部留保は最低限に抑え、業績に連動した配当を実施することを目指す - 配当の実施時期
基本的には年1回の期末配当を行う
定款により9月30日を基準日とした中間配当も可能 - 配当性向
特別な支出がない限り、配当性向は 70%以上の目標
株主への利益還元を重視し、配当利回りが1%以上になることを目指している - 2024年度の配当実績
2024年度には、1株あたり11円50銭の配当が実施される
配当性向は 80.17%と高め
株主優待に関しての記述はありません。
IPO資金の使い道と今後の計画
IPOにより調達した資金は、合計で140,200千円です。この資金は以下の2つの用途に充てられます。
- 1. オフィス拡充(34,300千円)
事業拡大と人材採用のため、オフィススペースを拡充
優秀な人材を採用し、育成するための環境整備が目的
スクールや研修施設も拡充し、人材育成と採用の循環を構築
投資時期:2027年3月期までに充当予定 - 2. システム開発投資(105,900千円)
コンサルティング事業の効率化を図るため、AIを活用したソフトウェアの自社開発に投資
既存のソフトウェアにはない機能を持つ、新たなシステムを開発
AI技術を導入し、業務効率化とクライアントの生産性向上
投資時期:2026年3月期に84,300千円、2027年3月期に21,600千円を充当予定
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)のIPO価格
想定価格 | 320円 |
---|---|
仮条件価格 | 320円~360円 |
公募価格 | ー |
評価 | B |
令和アカウンティング・ホールディングスの想定価格は320円です。
仮条件価格は、320円~360円に決定です。
過去のIPO【吸収金額11億円前後の過去のIPO】
令和アカウンティングHD(296A)と同じく、吸収金額11億円前後の過去のIPO結果です。
上場日 IPO名 |
主幹事 | 吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
---|---|---|---|---|---|
2024年6月20日(木) |
SMBC日興証券 | 8.1 | 770 | 875 | 13.6 |
2024年6月19日(水) |
みずほ証券 | 11.5 | 1,420 | 1,560 | 9.9 |
2024年3月29日(金) |
みずほ証券 | 11.3 | 980 | 1,700 | 73.5 |
2024年3月27日(水) |
SBI証券 | 12.9 | 1,820 | 3,225 | 77.2 |
2022年12月21日(水) |
SBI証券・他 | 9.6 | 2,200 | 5,160 | 134.5 |
2022年9月13日(火) |
SMBC日興証券 | 13.4 | 1,020 | 2,010 | 97.1 |
2022年7月29日(金) |
みずほ証券 | 8.0 | 800 | 910 | 13.8 |
2022年6月30日(木) |
みずほ証券 | 13.2 | 1,020 | 1,266 | 24.1 |
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
令和アカウンティングHD(296A)の初値予想を、マイナス要因とプラス要因に分けて整理しています。
IPO初値予想:マイナス要因
- 利益の成長鈍化 2024年の経常利益は824百万円と前年比約7%の増加に留まっており、利益成長が鈍化
- 吸収金額の小ささ 吸収金額が11億円程度とやや小規模なため、流動性不足が懸念(セカンダリー投資の場合)
- 上場時の株式供給量 オーバーアロットメントを含めた公開株数は3,450,000株、市場での需給バランスに悪影響
IPO初値予想:プラス要因
- 安定した顧客基盤 上場企業や大企業を中心に、安定した経理・会計コンサルティングサービスを提供しており、収益の安定性が高い
- 業績の順調な拡大 2023年から2024年にかけて売上高は4,423百万円に増加しており、年々成長を続けている
- オファリング・レシオの低さ オファリング・レシオが9.1%と比較的低く、需給バランスは安定
- IPOに伴う資金の使途が明確 資金は主にオフィス拡充とシステム開発に充てられ、成長戦略が具体化されている
- 強固なロックアップ 大株主の多くに180日間のロックアップが設定、上場直後の売却リスクが抑えられる
- 経理業務の効率化ニーズの高まり 経理・会計のアウトソーシング需要が高まっており、今後の成長期待が強い
令和アカウンティングHDは、安定した事業基盤と成長戦略が評価されている一方、利益成長の鈍化が懸念材料です。しかし、オファリング・レシオが低く、需給バランスが良好であるため、初値は 公募価格より20~30%上昇 の可能性が高いと予想です。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)IPOの幹事団
証券会社名 | 割当株数【株】 | 売出割合【%】 |
---|---|---|
大和証券 | ー | ー |
SBI証券 | ー | ー |
野村證券 | ー | ー |
SMBC日興証券 | ー | ー |
みずほ証券 | ー | ー |
東海東京証券 | ー | ー |
極東証券 | ー | ー |
岡三証券 | ー | ー |
マネックス証券 | ー | ー |
楽天証券 | ー | ー |
松井証券 | ー | ー |
岩井コスモ証券 | ー | ー |
主幹事は、大和証券です。
大和証券と岡三証券が幹事団入り、ネット申し込み可能な大和コネクト証券、岡三オンライン証券でも、申込できる可能性あり。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)IPOの主要株主
株主名 | 保有株数 【株】 |
保有割合率 【%】 |
---|---|---|
須貝 信 | 10,800,000 | 28.8 |
(株)mysky | 2,000,000 | 5.33 |
須貝 舞 | 2,000,000 | 5.33 |
繁野 径子 | 2,000,000 | 5.33 |
ヤーマン(株) | 1,875,000 | 5.0 |
佐々木 明日美 | 1,600,000 | 4.27 |
(株)文芸社 | 1,250,000 | 3.33 |
有限会社スコット | 937,500 | 2.5 |
(株)アルタイル | 800,000 | 2.13 |
(株)レグルス | 800,000 | 2.13 |
三井住友信託銀行(株) | 625,000 | 1.67 |
平和不動産(株) | 625,000 | 1.67 |
三井不動産(株) | 625,000 | 1.67 |
(株)メディパルホールディングス | 625,000 | 1.67 |
(株)OCF | 625,000 | 1.67 |
保有株数の多い順に、大株主上位15を表示しています。
- ロックアップ対象者
ロックアップの対象となる主な株主は以下の通りです。- 須貝 信(売出人・貸株人)
- 繁野 径子、佐々木 明日美(売出人)
- 株式会社mysky、ヤーマン株式会社、株式会社文芸社
- 有限会社スコット、株式会社アルタイル、株式会社レグルス
- 平和不動産株式会社、三井不動産株式会社、株式会社メディパルホールディングス
- 中村 樹、伊藤 邦雄、飯野 健司、その他多数の個人株主
- 解除倍率について
具体的な解除倍率に関する発表はありません。ただし、主幹事会社の同意があれば、ロックアップが解除される可能性があります。 - ロックアップ解除日
ロックアップ期間は、上場日から180日間であり、解除日は 2025年1月17日 です。
令和アカウンティング・ホールディングス(296A)IPO時の業績データと評価
新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。
連結決算データ
2023年 3月 |
2024年 3月 |
|
---|---|---|
売上高(百万円) | 3,884 | 4,423 |
経常利益(百万円) | 767 | 824 |
純資産額(百万円) | 2,032 | 2,372 |
総資産額(百万円) | 5,611 | 5,695 |
営業活動によるCF | 160 | 607 |
投資活動によるCF | -12 | -37 |
財務活動によるCF | -222 | -247 |
現金残高(百万円) | 1,353 | 1,677 |
1株当たり純資産額(円) | 54 | 62 |
1株当たり純利益(円) | 9 | 15 |
自己資本比率(%) | 35.77 | 41.14 |
自己資本利益率(%) | 16.77 | 26.44 |
従業員数 | 299 | 316 |
平均臨時雇用人員 | 55 | 85 |
2023年3月から2024年3月までの2つの業績での比較です。
単独決算データ
2020年 3月 |
2021年 3月 |
2022年 3月 |
2023年 3月 |
2024年 3月 |
|
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 370 | 1,289 | 3,065 | 3,521 | 4,021 |
経常利益(百万円) | 75 | 255 | 380 | 715 | 767 |
純利益(百万円) | 69 | 171 | 269 | 292 | 537 |
純資産額(百万円) | 203 | 1,580 | 1,849 | 1,926 | 2,224 |
総資産額(百万円) | 282 | 1,896 | 2,328 | 2,253 | 2,715 |
資本金(百万円) | 60 | 100 | 100 | 100 | 100 |
1株当たり純資産額(円) | 338,509 | 21,074 | 24,662 | 51 | 59 |
1株当たり純利益(円) | 295,459 | 2,736 | 3,588 | 8 | 14 |
1株当たり配当額(円) | 2,875 | 6 | 12 | ||
配当性向(%) | 80.13 | 81.98 | 80.17 | ||
自己資本比率(%) | 71.93 | 83.32 | 79.43 | 85.50 | 81.92 |
自己資本利益率(%) | 57.13 | 19.19 | 15.69 | 15.50 | 25.91 |
発行済株式総数 | 600 | 75,000 | 75,000 | 37,500,000 | 37,500,000 |
従業員数 | 2 | 3 | 211 | 232 | 239 |
平均臨時雇用人員 | 0 | 0 | 46 | 55 | 85 |
2020年3月から2024年3月までの5つの業績での比較です。
IPO参加スタンスと当選・落選結果
初値予想やIPO考察記事も、上場日まで随時更新していきます。
さて、今回のIPO初値予想記事はいかがでしたでしょうか?
現在、IPOのブログランキングに登録したばかりですが、もうすぐ1位を取れるかも知れません。
(IPO(新規公開株)カテゴリ以外に、株主優待、投資でFIREにも参加)
やる気につながりますので、応援よろしくお願いします。
最新IPO一覧リスト
現在進行中のIPO一覧リストです。
※吸収金額の算出は、公募価格が決定するまで想定価格ベースで計算しています。
2024年に実施した全IPOのスケジュールを確認することも可能です。
IPO(新規上場株)は、新規上場承認されて、上場するまでに、節目節目の大事なイベントがあります。 上場日はもちろん、BB抽選日、想定価格、仮条件、公募価格、そして初値とチェックすべき項目も多々あります。 そして、IPOの …