システムリサーチは、SI(システム・インテグレーション)サービス業務が強みの事業です。

企業のHPには難しく事業紹介されていますが、ユーザー企業に対して、情報システムを開発したり、システムを運用するサービスを提供する企業です。

そんなシステムリサーチ(3771)で優待クロス取引を行うために必要な情報をまとめています。

当記事を最後まで読むことで、株主優待制度、過去の逆日歩、信用売り在庫、貸株料等の手数料を把握する事が可能です。

投資メモ
  • SIサービス事業: システムインテグレーション(SI)事業が主力で、企業向けの情報システム構築、運用、保守を提供
    製造業向けのシステム開発が強みで、トヨタグループをはじめとする大手企業向けのソリューションを展開
  • 業務アプリケーション開発: 会計・給与・生産管理などの業務用パッケージソフトを提供し、企業の業務効率化を支援
    AIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用した自動化ソリューションも展開
    デジタルトランスフォーメーションの推進をサポート
  • クラウドソリューション: クラウドサービスやデジタル契約書、電子帳票など、企業のデジタル化に対応する幅広いサービスを提供
    ペーパーレス化やコスト削減を促進
  • ITサポート事業: システムの運用保守やトラブル対応、セキュリティ対策など、システム管理業務を包括的にサポート
    企業のITインフラの安定運用を支援

システムリサーチの魅力は、安定したSIサービス事業と業務自動化やデジタル化の推進を担うソリューション提供です。製造業を中心とした大手企業との取引が多く、特にトヨタグループ向けのビジネスが安定した収益基盤を支えているのが特徴です。

さらに、AIやRPAの導入支援を通じて成長分野にも積極的に進出しており、今後も企業のデジタルトランスフォーメーションを後押しする役割が期待されます。技術革新と顧客基盤の安定性を両立させたビジネスモデルに注目です。

システムリサーチ(3771)の株主優待

システムリサーチ(3771)の株主優待は、利益率が高い企業の定番、QUOカードです。

優待内容詳細

保有株式数 優待内容
100株以上 1,000円分のQUOカード
システムリサーチ(3771)の優待権利日は年1回、9月末のみです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2025年9月30日」です。

権利付き最終日の「9月26日」までに100株以上の取得が必要です。

システムリサーチに配当がある場合の配当権利付き最終日、クロス取引する場合の最終売買日も同じです。

システムリサーチの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利確定日:2025年9月30日

権利付き最終日:9月26日(金)・・・残り10ヵ月と5日(309日)
逆日歩日数:1日

システムリサーチ(3771)の基本情報

情報更新日:2024年9月30日

code3771優待内容クオカード
業種情報・通信業上場市場東証プライム 
決算3月 優待月9月
本社愛知上場年月日2005年6月13日 
単元株数100貸借区分貸借
発行済株式数16,720,000企業のHP優待詳細
優待の種類QUOカード

株価更新日:2024年11月20日

20日の終値株価1,428円最低投資額142,800円
最低必要株数100継続保有-

クロス取引に必要な優待情報は、『株主優待速報【 新設・変更・廃止】開示情報』を参考にしています。


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システムリサーチ(3771)過去の逆日歩

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

過去の逆日歩比較ができる一覧表
権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高逆日歩品貸
日数
配当規制
確逆最逆
2024-09-261,477200-108,600-108,800305,9000.0512.010.0
2023-09-272,9070.0-7,100-7,10080,1000.024.030.0
2022-09-281,831-2,600-13,600-11,000141,5000.1515.230.0
2021-09-282,16326,800-15,800-42,60069,7000.0517.61
2020-09-281,9740.0-21,800-21,80090,1000.016.01
2019-09-263,9607,300-1,200-8,50079,4000.132.01
2018-09-254,5550.0-6,400-6,40056,8000.1573.63注意
2017-09-262,22629,200-84,000-113,20094,200110.436.83注意
2016-09-271,6801,100900-20016,4003
2014-09-251,89920,30020,000-3001,1001
2013-09-251,5718,9009,4005006001
2012-09-251,0452,7002,500-2001,7003
2011-09-278713,4003,4000.02003

過去には、優待利益をはるかに超える、高額逆日歩が発生しています。

システムリサーチ(3771)の最大逆日歩リスク

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

クロス取引のリスク判断の詳細は、「高額逆日歩回避の7つのチェック」をご参考ください。

  1. 優待権利日(9月30日)の逆日歩日数

    ○:逆日歩日数では低リスク
    2025年9月30日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 9月30日のクロス取引可能な銘柄数

    ○:銘柄数では低リスク
    株主優待数は386、そのうち270銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    システムリサーチと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    △:やや注意
    現時点で注意喚起等の規制はありませんが、過去に2回、優待権利日に規制が入っているので、やや注意です。
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:11,040円 (3日)・・・注意
    高額逆日歩に注意株主優待銘柄の規制【注意喚起・申込停止】速報!
  4. 近況逆日歩・信用残高(貸借倍率・発行済株式数)

    △:やや注意
    発行済株式数は16,720,000であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意。

    逆日歩更新日:2024年11月21日

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    11/20(水)030031,000400011,50019,5002.70
    11/19(火)0031,300050011,10020,2002.820
    11/18(月)5001,80031,30030020011,60019,7002.70
    11/15(金)20010032,600200011,50021,1002.830
    11/14(木)0032,5000011,30021,2002.880
    11/13(水)010032,5000011,30021,2002.880
    11/12(火)070032,600080011,30021,3002.880
    11/11(月)7003,10033,3001,000012,10021,2002.750
    11/08(金)24,100035,7000011,10024,6003.220
    11/07(木)4,3003,70011,600100011,1005001.050
  5. システムリサーチの発生逆日歩

    ×:過去逆日歩では警戒範囲
    最大逆日歩が、いままで1回も発生、逆日歩が脅威です。
    • 2024/09/26:5円 (1日)
    • 2022/09/28:15円 (3日)
    • 2021/09/28:5円 (1日)
    • 2019/09/26:10円 (1日)
    • 2018/09/25:15円 (3日)・・・注意
    • 2017/09/26:11,040円 (3日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:必要株数では低リスク
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

    システムリサーチと同じ1,000円相当の銘柄です。


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システムリサーチ(3771)の優待クロス(制度・一般)手数料を比較

逆日歩の次に大事なシステムリサーチのクロス取引手数料です。

11月20日の終値、株価1,428円の必要株数分(100株)で計算。

投資金額14.3万円の貸株料【各証券会社で比較】

クロス取引手数料が一目でわかる一覧表
営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/262313012163111
29/253464518244616
39/246929135479233
49/237107106415510738
59/228122121476312244
69/199138136537113849
79/1810153151597815355
89/17131991967610219971
99/16142142118211077
109/15152292268811882
119/12162442419412588
129/111726025610013393
139/1020306302118157110
149/921321317123165115
159/822129172121
169/523135180126
179/424141188132
189/327159212148
199/228165219154
209/129170227159
218/2930176235165
228/2831182243170

システムリサーチの権利付最終日(2025年9月26日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

一般信用売り在庫がある場合、投資金額14.3万円、システムリサーチのクロス取引シミュレーションです。

本日(2024年11月21日)から直近の優待権利日(2025年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、システムリサーチを14.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)+プレミアム料1,828円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(311日分)+プレミアム料
2,091円=115円+148円+1,828円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(311日分)2,437円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(311日分)
1,716円=10円+1,706円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。


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制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、システムリサーチを14.3万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ31円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
272円=115円+148円+9円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ30円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
252円=100円+143円+9円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料9円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
272円=115円+148円+9円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)9円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.3万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)9円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
272円=115円+148円+9円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
19円=10円+9円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
18円=9円+9円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

※システムリサーチの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

一般信用売り在庫情報【SMBC日興証券】

SMBC日興証券で確認、システムリサーチの一般信用売り在庫の近況です。

一般信用売り在庫の増減が分かる一覧表
月/日朝方日中夕方
11/20(水)900900-900
11/19(火)900900900900
11/18(月)900900900900
11/15(金)900900900900
11/14(木)900900900900
11/13(水)900900900900
11/12(火)900900900900
11/11(月)900900900900

1日平均4回の在庫確認、増減チェックでクロス取引の参考にどうぞ。
※リアルタイムの監視ではないので、在庫数はあくまで確認時の数量です。

9月の株主優待情報をまとめて確認

システムリサーチ(3771)のクロス取引・株主優待まとめ

システムリサーチ(3771)は、発行済株式数の少ない企業ですが、株主も少ない企業です。

これでも2019年9月に1株を2株にする株式分割をしています。その際、優待内容は変更になり、100株で2,000円QUOカードが、100株で1,000円QUOカードになっています。

なお高額逆日歩は、システムリサーチの優待導入直後(株式2分割の前)に発生した100株、11,040円以降は、発生していません。この高額逆日歩がトラウマになっている方もいるんでしょうね。

高額逆日歩になりやすい状況はそろっているので、またいつか最大逆日歩が発生するかもしれません。

優待クロス取引をする際は、その点だけご注意を!

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