100円ショップのワッツも実は上場しています。

薄利多売のビジネスモデルですが、儲かっているんですね。

そんなワッツの株主優待制度、クロス取引コスト、過去の逆日歩実績をまとめました。

ワッツ株主優待引用元:ワッツ

ワッツ(2735)の株主優待

ワッツの自社サービス(専用オンラインサイト)で使用できる優待券が貰えます。

ワッツの優待内容詳細

保有株式数優待内容
200株以上2,200円相当の優待券

年に1回、8月末が優待権利日です。

100株ではなく200株必要なので、ご注意です。

優待券はワッツの公式オンラインサイトでのみ、使用可能です。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

ワッツの株主優待制度を利用した感想

ワッツの株主優待、店舗で使えません。

オンラインサイトのみの利用で、救済措置もありません。

つまり、インターネットに接続できる環境がないと、もうアウト!意味のない優待品です。

さらに、オンラインサイトでの利用なので、会員登録も必要で、正直めんどくさいです。

1度、優待取得したら、もう満足かも知れません。

2022年は、楽天証券からも一般信用売りの在庫がでていますが、すぐに売れ切れ!まだまだ欲しい方は多いようです。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年8月31日」です。

権利日最終日の「8月29日」までに200.0株以上の取得が必要です。

ワッツの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年8月31日

権利日最終:8月29日(火)・・・残り4ヵ月と27日(149日)
逆日歩日数:1日

ワッツ(2735)の基本情報

code2735優待内容買物券
業種小売業上場市場東証プライム 
決算8月 優待月8月
本拠地大阪上場年月日2002年5月24日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類買物券 暮らし
最低必要株200.0最低投資額140,600円
配当予想15.0配当落日2023年8月30日
発行済株数13,898千株データ調査日2022年9月17日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

ワッツ(2735)過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2022-08-29740-133,200-503,600-370,400505,4006.46.4115.0
2021-08-27908-38,300-275,200-236,900384,4008.08.0122.0
2020-08-279470-66,100-66,100306,6001.558.0115.0
2019-08-28670-43,500-84,200-40,700158,3002.45.6310.0
2018-08-28992-13,200-45,800-32,600255,1005.858.0315.0
2017-08-281,321-1,500-70,900-69,400201,1002.511.2115.0
2016-08-26990-54,000-169,600-115,600174,5008.08.0115.0
2015-08-261,021-22,300-107,700-85,400127,7002.58.8117.0
2014-08-269921,6003,8002,20029,000317.0
2013-08-271,00016,50013,000-3,50011,4003
2012-08-281,01823,80024,8001,00014,4003
2011-08-2679610,8008,600-2,2002,2001

ワッツの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待8月の逆日歩日数

    ○:少しだけ安全圏かも
    2023年8月31日優待権利日の逆日歩日数は1日です。
  2. 株主優待クロス取引8月の銘柄数

    △:やや注意
    優待実施銘柄は、全部で102ありますが、クロス向けの貸借銘柄は64とやや少ないので注意が必要です。

    ワッツの優待と同じ分類の『買物券』等の銘柄一覧です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ○:少しだけ安全圏かも
    調査時点で規制情報はありません。また過去に1度も規制情報が入った事がないです。
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    △:やや注意
    発行済株式数は13,898千株であり、東証プライム 市場ですが、やや株不足が発生する傾向に注意です。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)10,00050014,000200013,3007001.050
    03/29(水)011,6004,500600013,100-8,6000.340.15
    03/28(火)10,80010016,10010010012,5003,6001.290
    03/27(月)010,0005,4000012,500-7,1000.430.05
    03/24(金)10,100015,40010010012,5002,9001.230
    03/23(木)20010,0005,300010012,500-7,2000.420.05
    03/22(水)13,500015,1000012,6002,5001.20
    03/20(月)10010,0001,600010012,600-11,0000.130.05
    03/17(金)10,000011,500020012,700-1,2000.910
    03/16(木)010,0001,500100012,900-11,4000.120.10
  5. ワッツの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    高額逆日歩の常連銘柄です。過去に3回も最大逆日歩になっているので、最大限の警戒が必要です。
    • 2022年8月 :640円 (1日)
    • 2021年8月 :800円 (1日)
    • 2020年8月 :155円 (1日)
    • 2019年8月 :240円 (3日)
    • 2018年8月 :585円 (3日)
    • 2017年8月 :250円 (1日)
    • 2016年8月 :800円 (1日)
    • 2015年8月 :250円 (1日)

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

    尚、優待に必要な最低株数は200株なので、実際の逆日歩金額はさらに2倍です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待取得に200.0株必要ですが、投資金額としては少ない方なので、逆日歩が発生しても痛みは少ないです。
    • 200株:約14万円
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有特典はありませんが、優待そのものの価値が高い銘柄の場合、いつも人気で逆日歩が発生しやすくなります。

ワッツのクロス取引(制度信用・一般信用)どちらが良いの?

ワッツなら、逆日歩のないクロス取引も可能、それが一般信用クロス取引です。

3月31日の終値、株価703円の必要株数分(200.0株)で計算。

投資額14.1万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
18/292303012153011
28/283454517234516
38/254605923316022
48/245757429397527
58/238121119466212143
68/229136134527013649
78/2110151149587715154
88/1811166164648516659
98/1712181178709365
108/16152262238711681
118/15162412389312487
128/14172562539913192
138/101827126810413997
148/919286283110147103
158/823133178124
168/724139185130
178/425145193135
188/326151201141
198/229168224157
208/130174232162
217/3131180240168

ワッツの権利付最終日(2023年8月29日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額14.1万円、ワッツのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年8月31日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ワッツを14.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(150日分)+プレミアム料869円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(150日分)+プレミアム料
1,132円=115円+148円+869円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(150日分)1,159円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(150日分)
821円=10円+811円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ワッツを14.1万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ30円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
272円=115円+148円+9円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)のみ30円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:100円 信用:143円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(2日分)
251円=100円+143円+8円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)+プレミアム料9円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)+プレミアム料
272円=115円+148円+9円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)9円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:14.1万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(2日分)8円
【超割】

約定毎の手数料【現物:115円 信用:148円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(2日分)
271円=115円+148円+8円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
19円=10円+9円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(2日分)
17円=9円+8円

※貸株日数は、逆日歩日数より1日多く数えるので2日です。

※ワッツの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ワッツのクロス取引・株主優待まとめ

ワッツ株価が安いのでクロス取引する方が多いかも知れませんが、失敗したら利益相殺です。

発行済み株式数も少ないので、常に逆日歩リスクがあります。

苦労して優待クロス成功しても、リアル店舗では使用できないので、ご注意です。

ほぼすべての証券会社で、売買手数料が無料になるので、優待クロス初心者でも扱いやすい銘柄です。