IPO新規公開株2024

キッズスター(248A)が新規上場承認されました。

8月23日に発表されたIPO第2弾です。

記事の速報性を意識していますので、詳細考察は、随時更新していきます。

IPO情報について

当サイトでは、キッズスター(248A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。

最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。

キッズスター(248A)の上場企業情報とIPO概要

IPO企業情報の一覧
企業名 キッズスター
企業名(英語名) Kids Star Inc.
企業名(フリガナ) キッズスター
業種 情報・通信業
住所 東京都渋谷区神泉町9番5号
URL https://www.kidsstar.co.jp/
決算日 12月31日
市場 グロース
主幹事 岡三証券

上場企業情報は、8月23日(金)提出の有価証券届出書が参考元です。

キッズスターは、東京都に本社がある企業で、業種は情報・通信業です。

グロース市場での上場で、主幹事は岡三証券です。

キッズスターというかわいらしいネーミングですが、情報・通信業であり、最先端テクノロジーに特徴がある企業です。

事業内容の解説【投資家向けポイント】

キッズスターは、子ども向けのデジタルコンテンツを開発・提供する企業です。

主力サービスの「ごっこランド」では、子どもたちが楽しみながら職業体験ができるアプリを提供。

子どもたちは無料で利用でき、企業や自治体はアプリ内で自社の商品やサービスを宣伝できます。

さらに、キッズスターはリアルイベントや海外展開にも注力しており、ベトナム版の「ごっこランド」も展開中。これにより、子どもたちの成長をサポートしながら、企業のブランディングにも貢献しています。

インターネットメディア事業

キッズスターは、子どもたちの成長を支援することを目的に、ファミリー向けデジタルコンテンツを提供。

代表的なサービスが、子どもたちがスマートデバイスを通じて社会体験を楽しめるアプリ「ごっこランド」。

ごっこランドの特徴

「ごっこランド」は、子どもたちがさまざまな職業や社会活動を体験できるアプリです。

無料で利用でき、企業や自治体からの出店料で収益を得るビジネスモデルを採用しています。2013年のサービス開始以来、累計670万ダウンロードを記録し、月間プレイ回数は2000万回を超えています。

リアルイベントとアジア展開

2024年7月から「ごっこランドEXPO」として、全国各地の商業施設でファミリー向けイベントを開始。

アジア展開として、2023年にベトナム版「Gokko World」の配信を開始し、今後もアジア市場での展開を強化していく予定。

周辺サービス

「ごっこランド」内には、地域の魅力を紹介する「ジモトガイド」や、子ども向けアプリ開発ノウハウを提供する「サービスデザイン」などの周辺サービスも展開。

キッズスター(248A)のIPOスケジュールと購入方法

キッズスター(248A)のIPOスケジュール
上場日
仮条件決定日
BB期間
当選発表日
購入申込期間

※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。

2024年9月26日(木)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。

仮条件決定日は9月5日(木)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。

公募価格が発表される9月17日(火)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。

BB抽選に当選した場合、9月18日(水)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。

IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】

  1. 証券会社の口座開設
    IPO主幹事実績の多い
    ネット証券会社が手軽でおすすめ
  2. ネットからIPOの抽選に申込【1回目】
  3. 9月17日(火)に当選落選を確認
    当選の場合9月24日(火)迄に購入申込【2回目】
  4. 9月26日(木)の上場後に売却可能

念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。

初値に影響がある上場日リスク

  • 直前のIPO:2024年9月25日(水)上場
    ROXX(241A):情報・通信業
    リプライオリティ(242A):サービス業
  • 当日(クワッド上場):2024年9月26日(木)上場
    INGS(245A):小売業
    アスア(246A):サービス業
    グロースエクスパートナーズ(244A):情報・通信業
  • 直後のIPO:2024年9月27日(金)上場
    Aiロボティクス(247A):化学

上場予定日は、これまた9月26日と、これで4社の同時上場です。
当初は、9月のIPOは2つだけの可能性が囁かれていましたが、ここにきてドーンと新規上場承認が続いています。

キッズスター(248A)のIPOデータ

IPO資金調達関連指標と企業価値
項目名 金額・数量
公募株数 700,000(株)
売出株数 0(株)
公開株数 700,000(株)
オーバーアロットメント 100,000(株)
公開株数(OA含む) 800,000(株)
新規発行株式 700,000(株)
上場時発行済株式総数 2,500,000(株)
オファリング・レシオ 28.0(%)
オファリング・レシオ(OA含む) 32.0(%)
資本金 90.0(百万円)
吸収金額 17.9(億円)
吸収金額(OA含む) 20.5(億円)
時価総額 64.0(億円)

吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。

  • 吸収金額 = 公開株数 × 公募価格
  • 時価総額 = 発行済株式総数 × 公募価格

吸収金額は、17.9(億円)、オーバーアロットメント迄含めると20.5(億円)です。

売出株数が0(ゼロ)は初値に対してプラス要因です。

配当・優待の期待と投資のポイント

具体的な配当や優待の予定が「未定」であることが明示されています。

株主への直接的な利益還元の確約がない状態です。

また、優待に関する言及がないため、優待が期待できるかどうかは現時点では判断できません。

IPO資金の使い道と今後の計画

IPOで得た資金1,643百万円は、第三者割当増資で得た235百万円と合わせて、次の目的に使われる予定です。

  1. 人件費及び手数料: 事業拡大のために、営業、開発、コーポレート部門の人員増加や関連費用に987百万円を計画
  2. 開発活動の外部リソース費用: 外注や業務委託に478百万円を予定
  3. 販売促進費・広告宣伝費: 事業規模拡大やユーザー認知度向上のために284百万円を使用予定
  4. その他企業運営費: オフィス移転などの企業運営費用に129百万円を充てる予定

キッズスター(248A)のIPO価格

IPO関連価格指標が一目でわかる一覧表
想定価格 2,560円
仮条件価格 2,100円2,560円
公募価格 2,560円
投資資金 25.6(万円)
評価 C
初値 2,210

キッズスターの公募価格は2,560円です。

投資資金は公募価格から計算し、25.6(万円)です。

想定価格は2,560円と、普段ならあまり気にならない投資金額かもしれませんが、資金力が潤沢でない方は、IPOが集中する9月末に向けて、選択と集中が必要です。

初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】

同時上場という懸念材料はありますが、他IPOと比較しても、初値は期待できそうです。

初値期待度ランクとしては、Bあたりとしておきます。

市場評価は、あまり高くありません、期待度ランクの評価もCに変更です。

IPO初値予想:マイナス要因

  • 4社同時の上場日リスクあり
  • 9月の優待権利日が上場日
  • 財務データからすると高PER
  • 社会体験学習アプリの将来性が未知数
  • くふうカンパニーの株価は低迷
  • 配当・優待なし

IPO初値予想:プラス要因

  • 公募株数だけ、売出株数なし
  • アプリ加入者数は増えている
  • VCは1つのみ、売り圧力はやや少ない

職業体験アプリの魅力が、いまいちわからなかった・・・・
キッザニアのように、無我夢中になれるのかが、今後の焦点になるかもしれません。

よくわからないものには、投資しないというスタンスを貫きたいので、初値売りには期待しません。

キッズスター(248A)IPOの幹事団

IPO幹事団による保有割合の一覧
証券会社名 公募株数
【株】
公募割合
【%】
保有株数
【株】
引受割合
【%】
岡三証券 644,000 92.0 744,000 93.0
SBI証券 14,000 2.0 14,000 1.8
野村證券 14,000 2.0 14,000 1.8
SMBC日興証券 7,000 1.0 7,000 0.9
岩井コスモ証券 3,500 0.5 3,500 0.4
極東証券 3,500 0.5 3,500 0.4
松井証券 3,500 0.5 3,500 0.4
丸三証券 3,500 0.5 3,500 0.4
三田証券 3,500 0.5 3,500 0.4
楽天証券 3,500 0.5 3,500 0.4
合計 700,000 100.0 800,000 100.0

※引受割合は、有価証券届出書に記載されている公募株数、売出株数(OAを含む)の合計株数からの割合です。
※計算方法や前提条件に違いがある場合、証券会社発表の引受割合と差異が生じることがあります。

主幹事は、岡三証券です。

その他、取り扱いの可能性があるのが、岡三証券のグループ企業、岡三オンライン証券です。

多くの証券会社で取り扱いがあるので、複数口座を保有している方は、当選のチャンスが膨らみます。

キッズスター(248A)IPOの主要株主

保有株数と潜在株数の一覧
株主名 保有株数
【株】
保有割合率
【%】
潜在株数
【株】
潜在割合率
【%】
㈱くふうカンパニー 867,800 44.76
穐田 誉輝 700,000 36.11
平田 全広 117,500 6.06 17,500 0.9
松本 健太郎 67,500 3.48 17,500 0.9
金城 永典 67,500 3.48 17,500 0.9
PKSHAアルゴリズム2号有限責任 事業組合 32,200 1.66
細田 正志 16,000 0.83 16,000 0.83
永田 祐一郎 5,250 0.27 5,250 0.27
中尾 奈美子 5,250 0.27 5,250 0.27
森 哲哉 5,250 0.27 5,250 0.27
平澤 祥則 5,250 0.27 5,250 0.27
山本 剛史 5,250 0.27 5,250 0.27
種田 智典 5,250 0.27 5,250 0.27
中尾 友則 5,250 0.27 5,250 0.27
石川 周作 5,250 0.27 5,250 0.27

保有株数の多い順に、大株主上位15を表示しています。

PKSHAアルゴリズム2号有限責任 事業組合(ベンチャーキャピタル)以外にロックアップあり。

筆頭株主のくふうカンパニーには、90日間のロックアップ。

穐田 誉輝氏には、90日間のロックアップで、解除倍率1.5倍です。

その他の株主の多くに180日間のロックアップがかかっています。

キッズスター(248A)IPO時の業績データと評価

新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。

期間:2019年12月~2023年12月
2019年
12月
2020年
12月
2021年
12月
2022年
12月
2023年
12月
売上高(百万円) 251 425 478 564 764
経常利益(百万円) 51 72 92 104 155
純利益(百万円) 39 81 61 75 109
純資産額(百万円) 115 169 230 307 416
総資産額(百万円) 231 304 455 574 772
資本金(百万円) 90 90 90 90 90
営業活動によるCF 172 303
投資活動によるCF -103 -124
財務活動によるCF 1
現金残高(百万円) 318 497
1株当たり純資産額(円) 319 468 638 170 231
1株当たり純利益(円) 111 226 170 42 61
自己資本比率(%) 49.60 55.30 50.40 53.10 53.80
自己資本利益率(%) 42.10 57.40 30.80 28.20 30.50
発行済株式総数 360,000 360,000 360,000 360,000 1,800,000
従業員数 14 18 26 39 51

2019年12月から2023年12月までの5つの業績での比較です。

堅実という言葉がぴったり当てはまりそうな業績です。

投資活動こそマイナスですが、売上拡大に合わせて、利益、資産、従業員んも増えており、魅力ある企業です。

IPO参加スタンスと当選・落選結果

同時上場、株主優待権利日でもありますが、ほぼ全力でIPOには参加する予定です。

新規上場承認時には、光るものを感じましたが、同時の上場日リスクなど、懸念材料が増えたので、やや参加です。

IPO参加スタンス、当選落選結果です。

  • 岡三証券(岡三オンライン証券):不参加
  • SBI証券 :参加 → 落選
  • 野村證券:参加 → 落選
  • SMBC日興証券:参加 → 補欠当選
  • 松井証券:参加 → 落選
  • 岩井コスモ証券:1回目参加 → 2回目不参加
  • 楽天証券:不参加

当選確率が低い証券会社で当選したら、購入しようと思って、チャレンジしましたが、予想通り落選です。

キッズスター(248A)初値結果後のまとめ(セカンダリー参戦は?)

キッズスター(248A)のIPO、4社同時という逆境では、さすがに需要がなかったです。

初値は、2,210円と公募価格の2,560円を大きく下回りました。

大株主のロックアップ解除となる株価、3,840円が1つの目安と考えておりましたが、これは当分先になりそうです。

上場日初日は、1度も公募価格に達する事はなく、低空飛行のままです。

割安感はあるので、セカンダリ参戦で、公募価格までの株価を目指す戦略もあるかも知れません。

しかし、前日上場した「ROXX」「リプライオリティ」は、揃って年初来安値を更新です。
優待権利日の翌日、明日がキッズスター(248A)IPOの本番だとも考えたいですが、リスクも高いです。

初値が2,210円となった理由としては、需給バランスの悪さ、市場の心理に尽きる事でしょう。

セカンダリ市場では、次の点に注目することで今後の期待を考えることもできます。

  • 業績推移の良好さ: キッズスターの業績は、過去数年間で安定した成長を見せています。特に売上高や経常利益は着実に増加しており、2023年には売上764百万円、経常利益155百万円と堅実な成長が見られます。この点から、成長余地があると見る考え方もあります。
  • 利益率の改善: 自己資本利益率(ROE)も2023年には30.5%と、収益性が高い水準を維持しています。企業の利益率が高いことは、投資家にとって魅力的です。
  • 成長に伴うリスク: 今後の成長に対してどのようにリスクを管理していくかがポイントです。特に競合の増加や市場環境の変化による影響は注視すべきです。

業績の好調さから見ればセカンダリ市場でもある程度の期待はできるものの、初値が公募価格を下回った点や、市場の需給バランスを考慮すると、セカンダリ参戦は、見送る予定です。

キッズスター(248A)の初値は公募割れ、それならセカンダリーに意欲を燃やしている方がいるかもしれませんが、当記事の更新はこれで終了とさせていただきます。

新規上場承認時の速報から、初値予想、参加スタンス、当落結果、気配運用など、更新の度に見てくれた読者様、ありがとうございます。

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最新IPO一覧リスト

現在進行中のIPO一覧リストです。

IPOスケジュール一覧【2024年】
上場日
BB期間
code:業種
会社名
市場
吸収金額
想定価格
仮条件
公募
初値
評価
12/27(金)
12/12~12/18
302A:サービス業
ビースタイル HD
グロース
13.0億円
1,980

B
12/26(木)
12/10~12/16
304A:情報・通信業
フォルシア
グロース
4.2億円
1,700

A
12/26(木)
12/10~12/16
298A:情報・通信業
GVA TECH
グロース
10.3億円
790

C
12/26(木)
12/11~12/17
303A:その他製品
visumo
グロース
5.8億円
750

B
12/25(水)
12/9~12/13
297A:陸運業
アルピコ HD
スタンダード
29.9億円
209
173~191

-
12/25(水)
12/9~12/13
300A:サービス業
MIC
スタンダード
18.6億円
900
900~960

C
12/23(月)
12/6~12/12
5241:情報・通信業
日本オーエー研究所
名証ネクスト
1.2億円
570
510~550

C
12/23(月)
12/6~12/12
296A:サービス業
令和アカウンティング・ HD
グロース
11.0億円
320
320~360

B
12/19(木)
12/4~12/9
290A:情報・通信業
Synspective
グロース
112.7億円
460
460~480

B
12/19(木)
12/5~12/10
299A:情報・通信業
dely
グロース
169.9億円
1,170
1,170~1,200

D
12/18(水)
12/2~12/6
285A:電気機器
キオクシア HD
プライム
1,150.0億円
1,390
1,390~1,520

-
12/17(火)
12/2~12/6
291A:サービス業
リスキル
グロース
23.7億円
3,590
3,590~3,730

B
12/17(火)
12/2~12/6
289A:化学
ファイントゥデイ HD
プライム
883.1億円
2,150

C
12/17(火)
11/29~12/4
287A:その他製品
黒田グループ
スタンダード
97.8億円
640
640~700
700
D
12/13(金)
11/27~12/3
288A:サービス業
ラクサス・テクノロジーズ
グロース
24.1億円
281
272~281
281
A
12/12(木)
11/26~12/2
286A:サービス業
ユカリア
グロース
125.7億円
1,020
1,020~1,060
1,060
C
12/9(月)
11/21~11/27
281A:情報・通信業
インフォメティス
グロース
30.6億円
1,080
890~1,080
1,080
C
12/4(水)
11/19~11/25
280A:卸売業
TMH
グロース
10.4億円
1,500
1,400~1,500
1,500
C
11/29(金)
11/14~11/20
278A:情報・通信業
Terra Drone
グロース
37.7億円
2,350
2,250~2,450
2,350
B
11/29(金)
11/14~11/20
277A:サービス業
グロービング
グロース
49.2億円
3,880
4,330~4,530
4,530
B
11/28(木)
11/12~11/18
276A:不動産業
ククレブ・アドバイザーズ
グロース
13.2億円
1,050
890~950
950
B
11/22(金)
11/6~11/12
274A:小売業
ガーデン
スタンダード
58.9億円
3,100
3,100~3,200
3,200
C

※吸収金額の算出は、公募価格が決定するまで想定価格ベースで計算しています。

2024年に実施した全IPOのスケジュールを確認することも可能です。