グロースエクスパートナーズ(241A)が新規上場承認されました。
9月末の上場承認が続いており、まさかの3社目です。
上場予定日は、多くの企業の月末決算日と一緒です。
つまり9月末の株主優待権利日(最終日)と同じです。
グロースエクスパートナーズのIPOに資金を投入するか、優待クロスに力を入れるか、判断が難しいところです。
当サイトでは、グロースエクスパートナーズ(244A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
グロースエクスパートナーズ(244A)の上場企業情報とIPO概要
企業名 | グロースエクスパートナーズ |
---|---|
企業名(英語名) | Growth xPartners Incorporated. |
企業名(フリガナ) | グロースエクスパートナーズ |
業種 | 情報・通信業 |
住所 | 東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 |
URL | https://www.gxp-group.co.jp/ |
決算日 | 8月末日 |
市場 | グロース |
主幹事 | 野村證券 |
社員数 | 229(人) |
平均年齢 | 36.2(歳) |
平均勤続年数 | 5.2(年) |
平均年間給与 | 6,242,000(円) |
上場企業情報は、8月21日(水)提出の有価証券届出書が参考元です。
グロースエクスパートナーズは、東京都に本社がある企業で、業種は情報・通信業です。
グロース市場での上場で、主幹事は野村證券です。
社員数は229(人)、平均年齢36.2(歳)、平均勤続年数5.2(年)、平均年間給与6,242,000(円)です。
IPO的には人気の業種、主幹事もネットで簡単にIPOに参加できる野村證券です。
事業内容の解説【投資家向けポイント】
グロースエクスパートナーズは、大手企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する企業です。
- エンタープライズDX支援: 大手企業のITと組織の改革を通じて、新たな価値を創出することを目指しています。業界のリーディングカンパニーを顧客に、業務変革やITのモダナイズをサポート
- 自走型DX組織への変革支援: 顧客が自ら事業価値を創造し続けられるよう、DXのプロセスやノウハウを提供し、組織内での成功事例を広げる
- データ駆動型プラットフォームの構築: 既存システムのデータを活用し、迅速に新規デジタルサービスを立ち上げるための基盤を構築
- 成長力の源泉: グローバルDX人材の育成とDXテクノロジーの蓄積に注力し、技術的な資産やノウハウを積極的に推進
主な事業カテゴリは以下の通りです:
- DX推進支援事業: DXコンサルティングからシステム開発までを総合的に支援
- DX支援プロダクト・サービス事業: DX推進を支援する製品やサービスの販売
- デジタルサービス共創事業: 顧客と共にデジタルサービスを創造し、ビジネスの拡大を図る
グロースエクスパートナーズは、企業のITと組織を革新し、競争力を高めるための幅広い支援を提供しているのが特徴のIPOです。
グロースエクスパートナーズ(244A)のIPOスケジュールと購入方法
上場日 | |
---|---|
BB期間 | ~ |
当選発表日 | |
購入申込期間 | ~ |
※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。
2024年9月26日(木)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。
公募価格が発表される9月13日(金)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。
BB抽選に当選した場合、9月17日(火)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。
IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】
-
証券会社の口座開設
IPO主幹事実績の多い
ネット証券会社が手軽でおすすめ -
ネットからIPOの抽選に申込【1回目】
-
9月13日(金)に当選落選を確認
当選の場合9月20日(金)迄に購入申込【2回目】 -
9月26日(木)の上場後に売却可能
念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。
初値に影響がある上場日リスク
- 直前のIPO:2024年9月25日(水)上場
:情報・通信業
:サービス業 - 当日(クワッド上場):2024年9月26日(木)上場
:小売業
:情報・通信業
:サービス業 - 直後のIPO:2024年9月27日(金)上場
:化学
上場日は、最短で9月26日ですが、最長の場合、10月2日です。
BBスケジュールも最長期間で表示しています。
上場日の 4 営業日前までに決定予定と、上場予定日がしっかり決まっている今までのIPOとちょっと違います。
最短の26日の場合、ROXX(241A)、リプライオリティ(242A)の上場予定日の翌日、4社同時上場日です。
注目度が高まる半面、資金が分散されてしまうリスクありです。
ただ、上場予定日の初日に初値はつかず、上場日は10月になるかもしれません。
その他、BB期間も最短と最長期間で表示しており、確定した段階で、修正予定です。
当選発表日などのスケジュールも、段階的に発表していきます。
グロースエクスパートナーズ(244A)のIPOデータ
項目名 | 金額・数量 |
---|---|
公募株数 | 443,400(株) |
売出株数 | 295,500(株) |
公開株数 | 738,900(株) |
オーバーアロットメント | 110,800(株) |
公開株数(OA含む) | 849,700(株) |
新規発行株式 | 240,000(株) |
上場時発行済株式総数 | 3,180,000(株) |
オファリング・レシオ | 23.2(%) |
オファリング・レシオ(OA含む) | 26.7(%) |
資本金 | 1.1(億円) |
吸収金額 | 11.3(億円) |
吸収金額(OA含む) | 13.0(億円) |
時価総額 | 48.7(億円) |
吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。
- 吸収金額 = 公開株数 × 公募価格
- 時価総額 = 発行済株式総数 × 公募価格
吸収金額は、11.3(億円)、オーバーアロットメント迄含めると13.0(億円)です。
新規発行株式数と公募株数が異なるのは、公募株数が以下の合計のためです。
- 新株式発行:240,000株
- 自己株式の処分:203,400株
過去のIPOと比較【市場吸収金額11億円前後】
グロースエクスパートナーズ(244A)と同じく、情報・通信業、グロース市場のIPO結果です。
上場日 IPO名 |
主幹事 | 吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
---|---|---|---|---|---|
2024年4月16日(火) |
大和証券 | 11.13 | 1,656 | 1,580 | -4.6 |
2024年2月28日(水) |
SMBC日興証券 | 10.95 | 1,780 | 3,990 | 124.2 |
2023年12月12日(火) |
大和証券 | 11.82 | 1,584 | 2,023 | 27.7 |
2023年4月26日(水) |
SMBC日興証券 | 10.34 | 1,750 | 4,445 | 154.0 |
2023年3月27日(月) |
SMBC日興証券 | 11.25 | 750 | 1,750 | 133.3 |
2022年12月22日(木) |
SMBC日興証券 | 11.20 | 340 | 476 | 40.0 |
公募割れになっているIPOもありますが、初値期待が高まれば、公募価格の2倍以上になる事が、過去のIPOでも明らかです。
配当・優待の期待と投資のポイント
配当政策は、将来の成長と財務の強化を見据え、内部留保を確保しつつ、株主に利益を還元することを基本としています。
配当は基本的に年1回、期末に行いますが、現在は成長に注力しているため、配当の実施時期や可能性は未定です。
IPO資金の使い道と今後の計画
IPOで調達した資金の使い道は以下の通りです。
- 運転資金として、事業拡大に必要な人員採用費や人件費、増加する本社の地代家賃に約305,200千円
- 設備資金として、本社オフィスの増床に伴う内装工事費や敷金に約280,000千円
これらの費用は、事業規模の拡大とグループ全体の収益向上を目的としています。
具体的な資金の使用時期までは、安全な金融商品で運用する予定です。
グロースエクスパートナーズ(244A)のIPO価格
想定価格 | 1,320円 |
---|---|
仮条件価格 | 1,480円~1,530円 |
公募価格 | 1,530円 |
投資資金 | 15.3(万円) |
評価 | A |
初値 | 1,841 |
グロースエクスパートナーズの公募価格は1,530円です。
投資資金は公募価格から計算し、15.3(万円)です。
仮条件は、1,480円~1,530円と、かなり強気に上振れです。
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
上場予定日が気になるところですが、初日に初値が付かないとして、公募価格の2倍ぐらいになるのではないでしょうか?
期待度ランクとしては、Aをつけたいところです。
IPO初値予想:マイナス要因
- 4社同時に上場、買いが集まりにくくなる
- 配当や優待の実施は未定
- 運転資金や設備投資がやや増大
IPO初値予想:プラス要因
- 業種は人気の情報・通信業
- 売上・利益、従業員数は年々増加傾向
- 新事業「ビッグデータ解析」、「AI学習サービス」好調
- 業種、市場、市場吸収金額で比較した過去のIPOの初値は好調
- オファリング・レシオ問題なし
- 大株主に90日間のロックアップ
初値予想は、2,200円です。
グロースエクスパートナーズ(244A)IPOの幹事団
証券会社名 | 売出株数 【株】 |
売出割合 【%】 |
保有株数 【株】 |
引受割合 【%】 |
---|---|---|---|---|
野村證券 | 236,700 | 80.1 | 790,900 | 93.1 |
大和証券 | 29,500 | 9.98 | 29,500 | 3.5 |
SBI証券 | 14,700 | 4.97 | 14,700 | 1.7 |
楽天証券 | 7,300 | 2.47 | 7,300 | 0.9 |
岡三証券 | 7,300 | 2.47 | 7,300 | 0.9 |
合計 | 295,500 | 100.0 | 849,700 | 100.0 |
※引受割合は、有価証券届出書に記載されている公募株数、売出株数(OAを含む)の合計株数からの割合です。
※計算方法や前提条件に違いがある場合、証券会社発表の引受割合と差異が生じることがあります。
主幹事は、野村證券です。
大和証券と岡三証券が幹事団入り、ネット申し込み可能な大和コネクト証券、岡三オンライン証券でも、申込できる可能性あり。
野村證券主幹事以外に、大和証券、SBI証券、楽天証券、岡三証券と、IPOではお馴染みの証券会社名が揃っています。
グロースエクスパートナーズ(244A)IPOの主要株主
株主名 | 保有株数 【株】 |
保有割合率 【%】 |
潜在株数 【株】 |
潜在割合率 【%】 |
---|---|---|---|---|
渡邉 伸一 | 1,393,400 | 45.51 | – | – |
Watanabe&Partners(株) | 600,000 | 19.6 | – | – |
ニプロ(株) | 130,000 | 4.25 | – | – |
豊田通商(株) | 130,000 | 4.25 | – | – |
奥山 秀朗 | 100,000 | 3.27 | – | – |
(株)三越伊勢丹 システム・ソリューションズ | 100,000 | 3.27 | – | – |
小野 純一 | 66,000 | 2.16 | 16,000 | 0.52 |
河西 健太郎 | 56,000 | 1.83 | 16,000 | 0.52 |
鈴木 雄介 | 32,000 | 1.05 | 28,000 | 0.91 |
その他197名 | 30,880 | 1.01 | 27,280 | 0.89 |
鎌田 悟 | 26,000 | 0.85 | 22,000 | 0.72 |
安場 直史 | 26,000 | 0.85 | 22,000 | 0.72 |
三菱UFJキャピタル8号投資事業 有限責任組合 | 20,000 | 0.65 | – | – |
(株)アイティーファーム | 20,000 | 0.65 | – | – |
菱洋エレクトロ(株) | 20,000 | 0.65 | – | – |
保有株数の多い順に、大株主上位15を表示しています。
多くの株主に90日間のロックアップがかかっています。
グロースエクスパートナーズ(244A)IPO時の業績データと評価
新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。
連結決算データ
2022年 8月 |
2023年 8月 |
|
---|---|---|
売上高(百万円) | 3,293 | 3,736 |
経常利益(百万円) | 311 | 396 |
純資産額(百万円) | 1,154 | 1,455 |
総資産額(百万円) | 3,029 | 2,955 |
営業活動によるCF | 341 | 183 |
投資活動によるCF | -185 | 224 |
財務活動によるCF | -51 | -319 |
現金残高(百万円) | 579 | 668 |
1株当たり純資産額(円) | 426 | 537 |
1株当たり純利益(円) | 75 | 103 |
自己資本比率(%) | 38.10 | 49.30 |
自己資本利益率(%) | 19.60 | 21.40 |
従業員数 | 183 | 199 |
2022年8月から2023年8月までの2つの業績での比較です。
単独決算データ
2019年 8月 |
2020年 8月 |
2021年 8月 |
2022年 8月 |
2023年 8月 |
|
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 687 | 536 | 614 | 684 | 815 |
経常利益(百万円) | 12 | 207 | 185 | 112 | 70 |
純利益(百万円) | 1 | 52 | 90 | 102 | 49 |
純資産額(百万円) | 450 | 497 | 672 | 785 | 856 |
総資産額(百万円) | 2,079 | 2,272 | 2,388 | 2,487 | 2,207 |
資本金(百万円) | 70 | 70 | 99 | 105 | 105 |
1株当たり純資産額(円) | 64,356 | 75,881 | 5,427 | 290 | 316 |
1株当たり純利益(円) | 174 | 7,793 | 1,004 | 38 | 18 |
自己資本比率(%) | 21.60 | 21.80 | 28.20 | 31.60 | 38.80 |
自己資本利益率(%) | 0.30 | 11.20 | 15.50 | 14.00 | 6.10 |
発行済株式総数 | 7,700 | 7,700 | 135,400 | 147,000 | 147,000 |
従業員数 | 143 | 150 | 155 | 172 | 199 |
2019年8月から2023年8月までの5つの業績での比較です。
連結決算の2年分のデータでは、売上・利益共にしっかり増加しています。
しかし、単独決算5年分を確認すると、利益の数字が不安定です。
従業員が着実に増えており、受注案件が増えている事が予測できるので、将来性に期待です。
IPO参加スタンスと当選・落選結果
IPO幹事団は、全てネット申し込みが可能です。
公募割れの可能性も低く、初値の期待も高いです。
IPOの参加スタンスと当選・落選結果
- 野村證券:参加 → 落選
- 大和証券:参加 → 落選
- SBI証券:参加 → 落選
- 楽天証券:不参加
本当はよくないのですが、楽天証券でIPOに参加しませんでした。
野村證券で当選しなければ、運がないとあきらめた結果です。(真似してはいけません、IPOは気合が大事)
次の更新は、上場日直前、気配運用の追加予定です。
最新IPO一覧リスト
現在進行中のIPO一覧リストです。
※吸収金額の算出は、公募価格が決定するまで想定価格ベースで計算しています。
2024年に実施した全IPOのスケジュールを確認することも可能です。
IPO(新規上場株)は、新規上場承認されて、上場するまでに、節目節目の大事なイベントがあります。 上場日はもちろん、BB抽選日、想定価格、仮条件、公募価格、そして初値とチェックすべき項目も多々あります。 そして、IPOの …