シマダヤ(250A)が新規上場承認されました。
先週の連日上場承認後でしたが、またもや週明けにIPOの発表です。
さすがに9月のIPOにはなりませんでしたが、10月IPOの第一弾です。
当サイトでは、シマダヤ(250A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
シマダヤ(250A)の上場企業情報とIPO概要
企業名 | シマダヤ |
---|---|
企業名(英語名) | Shimadaya Corporation |
企業名(フリガナ) | シマダヤ |
業種 | 食料品 |
住所 | 東京都渋谷区恵比寿西一丁目33番11号 |
URL | https://www.shimadaya.co.jp/ |
決算日 | 3月31日 |
市場 | スタンダード |
主幹事 | 大和証券 |
社員数 | 300(人) |
平均年齢 | 43.6(歳) |
平均勤続年数 | 18.9(年) |
平均年間給与 | 6,471,000(円) |
上場企業情報は、8月26日(月)提出の有価証券届出書が参考元です。
シマダヤは、東京都に本社がある企業で、業種は食料品です。
スタンダード市場での上場で、主幹事は大和証券です。
社員数は300(人)、平均年齢43.6(歳)、平均勤続年数18.9(年)、平均年間給与6,471,000(円)です。
スーパー等でよく麺類を購入する方なら、聞いたことがある企業ではないでしょうか。
事業内容の解説【投資家向けポイント】
主に麺類の製造と販売を行っており、主力事業は「家庭用事業」と「業務用事業」の2つの部門です。
- 家庭用事業部門: 家庭向けにチルド麺や冷凍麺を製造・販売。主力商品には、すぐに食べられる「流水麺」や「健美麺」など。原材料はグループ会社が仕入れ、製造は全国の工場で行われています。
- 業務用事業部門: 外食産業向けに冷凍麺を提供、業務用冷凍麺市場で国内シェア第1位を誇ります。製品は長期保存が可能で、多様な調理方法に対応。
- その他事業: グループ会社のシマダヤ商事は、リースや保険代理などのサービスを提供。
全体として、品質の高い製品開発と広範な物流ネットワークを強みとし、国内市場で高いシェアを維持しているのが特徴です。
シマダヤ(250A)のIPOスケジュールと購入方法
上場日 | |
---|---|
仮条件決定日 | |
BB期間 | ~ |
当選発表日 | |
購入申込期間 | ~ |
※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。
2024年10月1日(火)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。
仮条件決定日は9月11日(水)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。
公募価格が発表される9月20日(金)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。
BB抽選に当選した場合、9月24日(火)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。
IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】
-
証券会社の口座開設
IPO主幹事実績の多い
ネット証券会社が手軽でおすすめ -
ネットからIPOの抽選に申込【1回目】
-
9月20日(金)に当選落選を確認
当選の場合9月27日(金)迄に購入申込【2回目】 -
10月1日(火)の上場後に売却可能
念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。
初値に影響がある上場日リスク
- 直前のIPO:2024年9月27日(金)上場
:化学 - 直後のIPO:2024年10月8日(火)上場
:小売業
シマダヤ(250A)のIPOデータ
項目名 | 金額・数量 |
---|---|
公募株数 | 0(株) |
売出株数 | 2,280,700(株) |
公開株数 | 2,280,700(株) |
オーバーアロットメント | 342,100(株) |
公開株数(OA含む) | 2,622,800(株) |
新規発行株式 | 0(株) |
上場時発行済株式総数 | 15,205,697(株) |
オファリング・レシオ | 15.0(%) |
オファリング・レシオ(OA含む) | 17.2(%) |
資本金 | 10.0(億円) |
吸収金額 | 42.9(億円) |
吸収金額(OA含む) | 49.3(億円) |
時価総額 | 285.9(億円) |
吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。
- 吸収金額 = 公開株数 × 公募価格
- 時価総額 = 発行済株式総数 × 公募価格
吸収金額は、42.9(億円)、オーバーアロットメント迄含めると49.3(億円)です。
売出数等については今後変更される可能性もあります。
市場吸収金額に関しても、変更の可能性ありです。
スタンダード市場、吸収金額30億円~70億円の過去のIPOを比較の為、ご紹介です。
業種を食料品に限定すると、データがないので、吸収金額と市場のみ限定しています。
吸収金額50億円前後の過去のIPO
上場日 IPO名 |
主幹事 | 吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
---|---|---|---|---|---|
2024年7月23日(火) |
大和証券 | 40.85 | 990 | 1,213 | 22.5 |
2024年3月27日(水) |
野村證券 | 30.15 | 3,300 | 3,745 | 13.5 |
2023年12月22日(金) |
野村證券 | 33.08 | 970 | 1,118 | 15.3 |
2023年10月25日(水) |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 35.74 | 600 | 580 | -3.3 |
2023年9月26日(火) |
SBI証券 | 53.40 | 2,670 | 2,280 | -14.6 |
2023年9月25日(月) |
SBI証券 | 64.82 | 4,630 | 4,420 | -4.5 |
2023年6月30日(金) |
野村證券 | 65.29 | 600 | 590 | -1.7 |
2022年8月2日(火) |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 37.06 | 1,520 | 1,827 | 20.2 |
過去のIPOでも、あまりよい初値になっていません。
近年の公募割れ確率50%といったところです。
配当・優待の期待は?
期末配当の年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としていることから、すぐの配当が期待できます。
また、決算は3月31日ですが、中間配当の明記もあるので、9月30日の期待もありです。
過去の配当性向では、2024年3月末は、3.224%です。
優待も同じで、現時点では不明ですが、食料品の会社なので、上場後の期待してもよいかもです。
資金の使い道
公募株数が0株、使い道に関しての記載はみつかりません。
スピンオフ上場の為です。
シマダヤ(250A)のIPO価格
想定価格 | 1,880円 |
---|---|
仮条件価格 | 1,620円~1,880円 |
公募価格 | 1,880円 |
投資資金 | 18.8(万円) |
評価 | D |
シマダヤの公募価格は1,880円です。
投資資金は公募価格から計算し、18.8(万円)です。
初値予想の分析【市場動向とIPOの見通し】
公募分がなく、全て売出です。
しかも、メルコホールディングスによる売却です。
IPO初値予想:マイナス要因
- 公募株数はなし
- 吸収金額多い
- 仮条件は弱気
- 売上・経常利益は横ばい(下降している)
- メルコホールディングスの売出
IPO初値予想:プラス要因
- 配当がある
- ブランド力がある
- 業界内の地位は確立している(安定企業)
シマダヤと同時に、メルコホールディングス(6676)の今後の株価にも注目です。
IPOランクとしては、評価はDとしておきます。
幹事証券会社のIPO引き受け価格が1,729.6円になったこともあり、公募価格を割り込んだとしても、1,700円以下にはならないと予想していますが、果たしてどうなる事でしょうか。
株式分配型スピンオフの実績として、注目度の高いIPOですが、IPO初値の期待は低いです。
管理人も、IPO参加を見送っている事もあり、1,800円前後の初値になると予想しています。
尚、1,500円以下なら、セカンダリーでの参戦もしたいところですが、キッズスター(248A)など、連日最安値更新のIPOの株価を見ると、リスクは高いかなと感じています。
シマダヤ(250A)IPOの幹事団
証券会社名 | 売出株数 【株】 |
売出割合 【%】 |
保有株数 【株】 |
引受割合 【%】 |
---|---|---|---|---|
大和証券 | 2,007,100 | 88.0 | 2,349,200 | 89.6 |
東海東京証券 | 91,200 | 4.0 | 91,200 | 3.5 |
みずほ証券 | 45,600 | 2.0 | 45,600 | 1.7 |
岡三証券 | 45,600 | 2.0 | 45,600 | 1.7 |
SBI証券 | 45,600 | 2.0 | 45,600 | 1.7 |
楽天証券 | 45,600 | 2.0 | 45,600 | 1.7 |
合計 | 2,280,700 | 100.0 | 2,622,800 | 100.0 |
※引受割合は、有価証券届出書に記載されている公募株数、売出株数(OAを含む)の合計株数からの割合です。
※計算方法や前提条件に違いがある場合、証券会社発表の引受割合と差異が生じることがあります。
主幹事は、大和証券です。
大和証券と岡三証券が幹事団入り、ネット申し込み可能な大和コネクト証券、岡三オンライン証券でも、申込できる可能性あり。
主幹事大和証券ですが、その他、東海東京証券、みずほ証券等も幹事団入りです。
今回の幹事団は、全てネットでIPO申し込みができるので、手軽です。
シマダヤ(250A)IPOの主要株主
株主名 | 保有株数 【株】 |
保有割合率 【%】 |
---|---|---|
(株)メルコホールディングス | 15,205,697 | 100.0 |
保有株数の多い順に、大株主上位1を表示しています。
新規上場承認での売出株数は、メルコホールディングス保有の2,280,700株です。
放出は全体の1/7ぐらいといったところでしょうか。
まだまだ、保有株がある事から、売出株数が増えると、公募割れのリスクが高まります。
シマダヤ(250A)IPO時の業績データと評価
新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。
連結決算データ
2023年 3月 |
|
---|---|
売上高(百万円) | 34,115 |
経常利益(百万円) | 2,377 |
純資産額(百万円) | 19,551 |
総資産額(百万円) | 29,776 |
営業活動によるCF | 2,752 |
投資活動によるCF | -5,863 |
財務活動によるCF | -1,319 |
現金残高(百万円) | 5,249 |
1株当たり純資産額(円) | 1,286 |
1株当たり純利益(円) | 121 |
自己資本比率(%) | 65.70 |
自己資本利益率(%) | 9.30 |
従業員数 | 823 |
平均臨時雇用人員 | 492 |
2023年3月のみ、過去業績は1つだけです。
単独決算データ
2020年 3月 |
2021年 3月 |
2022年 3月 |
2023年 3月 |
|
---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 34,640 | 31,142 | 31,265 | 34,066 |
経常利益(百万円) | 1,912 | 1,572 | 1,466 | 1,509 |
純利益(百万円) | 1,441 | 983 | 1,050 | 1,224 |
純資産額(百万円) | 18,301 | 18,974 | 19,564 | 18,773 |
総資産額(百万円) | 29,141 | 28,917 | 28,486 | 29,145 |
資本金(百万円) | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 1,000 |
1株当たり純資産額(円) | 1,730 | 1,794 | 1,850 | 1,235 |
1株当たり純利益(円) | 136 | 93 | 99 | 81 |
1株当たり配当額(円) | 40 | 40 | 40 | 40 |
配当性向(%) | 29.30 | 43.00 | 40.30 | 34.60 |
自己資本比率(%) | 62.80 | 65.60 | 68.70 | 64.40 |
自己資本利益率(%) | 8.20 | 5.30 | 5.50 | 6.40 |
発行済株式総数 | 10,577,900 | 10,577,900 | 10,577,900 | 10,577,900 |
従業員数 | 321 | 312 | 310 | 298 |
平均臨時雇用人員 | 27 | 23 | 24 | 29 |
2020年3月から2023年3月までの4つの業績での比較です。
単独決算のデータを確認すると、赤字ではありませんが、売上・利益に変動があり、確実に上昇しているわけではありません。
IPO参加スタンスと当選・落選結果
上場承認間もない、現時点での評価は、正直な所感として、うーんです。
10月1日上場日ですが、Aiロボティクス、INGSあたりが、初日に初値が付かず、入れ込んでくるかもしれません。(そんなことはないか・・・・)
いずれにしても、公募株数がないIPOは、あまり期待ができないのも現実です。
IPO参加に関しては、参戦見送りのスタンスです。
- 大和証券:不参加
- 東海東京証券:不参加
- みずほ証券:不参加
- 岡三証券:不参加
- SBI証券:不参加
- 楽天証券:不参加
シマダヤ(250A)の初値結果後のまとめ
シマダヤ(250A)のスピンオフIPOは、公募割れの結果です。
市場開始後の9時10分に初値がついています。
初値は1,760円と、公募価格より100円以上も下での株価です。6.4%も下回っています。
IPOに当選して、初値で売却していたら、一撃10,000円以上の大損です。(成行きはできないので、実際はありませんが・・・)
ただし、数秒後には1,840円、あと少しで、公募価格越えのところまでいきましたが、勢いはそれまです。
引受価格以上にはなったので、IPO幹事団としては、ホッとしているのかもしれませんが、IPOに当選した方は、心が落ち着かないでしょう。
結果論になってしまいますが、今回のシマダヤ(250A)スピンオフIPOで最もうまみを得たのは、メルコホールディングス(6676)の株をIPO発表時に購入、上場直前(前日など)に売却した方でしょう。
今後のセカンダリーの戦略としては、メルコホールディングス(6676)の株価とシマダヤ(250A)の株価を比べて、割安感があるなら、購入してもいいかもしれません。
配当も出るし、株主優待の期待度も高いです。
理論株価をどこにするかなど、人によって戦略が異なるかもしれませんが、今後の出来高に注目しつつ、IPO記事を終了させていただきます。
前場での取引を終えて、株価は初値より安い、1,721円になっているところで、当記事の更新は終了です。
今回も新規上場承認時の速報から、初値予想、参加スタンス、当落結果、気配運用など、更新の度に見てくれた読者様、ありがとうございます。
最新IPO一覧リスト
現在進行中のIPO一覧リストです。
※吸収金額の算出は、公募価格が決定するまで想定価格ベースで計算しています。
2024年に実施した全IPOのスケジュールを確認することも可能です。
IPO(新規上場株)は、新規上場承認されて、上場するまでに、節目節目の大事なイベントがあります。 上場日はもちろん、BB抽選日、想定価格、仮条件、公募価格、そして初値とチェックすべき項目も多々あります。 そして、IPOの …