Cross Eホールディングス(231A)が新規上場承認され、いよいよ上場日直前です。
大手証券会社から、投資家ブロガーまで、IPO初値予想で盛り上がっています。
業績など、IPOに関するデータを確認すると、いろいろ珍しいぞろいのIPOです。
当初は、地方上場の希少性に魅力を感じ、初値も期待できると思っていましたが、考えを改める必要がでてきました。
当記事は、Cross Eホールディングス(231A)の新規上場時から、上場日直前まで、時系列で更新しています。
そんなCross Eホールディングス(231A)、実は旧ハウステンボス・技術センターです。
果たして、IPO的には、お得感あるの?
事業内容や事業リスクなど、わかりやすくまとめています。
[html_table_cache file=’csv/html/ipo/231A/type1.html’ table_id=’ipo_table1′]事業内容
Cross Eホールディングス(231A)は、2022年11月に設立された純粋持株会社であり、以下の2つの主要な事業分野を持っています。
1. 建設及び機械設置工事事業
- 産業用機械の設置工事: 自治体が所有する廃棄物焼却施設や資源リサイクル施設、民間企業の製造工場などで行われる新設、更新、メンテナンス工事を担当しています。顧客は自治体や民間企業です。
- 建物・構造物建設工事: さまざまな施設の新設や更新工事を行い、顧客にはハウステンボス株式会社を含む民間企業、自治体、個人が含まれます。
2. ファシリティ・マネジメント事業
- 施設管理業務: ハウステンボス株式会社のテーマパークや宿泊施設、長崎県佐世保市の公共施設などの管理業務を行います。この事業は、施設の指定管理者業務や施設管理業務に特化しています。
これらの事業を通じて、Cross Eホールディングスは建設や施設管理分野での安定した需要を取り込み、特に地方自治体や民間企業との関係を重視しています。建設業界やファシリティマネジメント業界における知識や経験がある方にとって、魅力的な投資先となる可能性がありますが、事業の特性や市場動向も考慮する必要があります。
事業リスク(IPOの投資判断)
Cross Eホールディングス(231A)の事業リスクを以下にまとめました。
事業環境の変動: 建設および機械設置工事事業は顧客からの受注に依存しており、受注高が年度ごとに変動し、業績に影響を与える可能性があります。
人材採用のリスク: 成長を維持するために技術者や管理部門の人材が必要ですが、これが不足すると成長鈍化や事業効率の低下を招く可能性があります。
特定の顧客依存: ハウステンボス株式会社やJFEエンジニアリング株式会社など特定の顧客への依存が高く、これらの顧客の業績や需要の変化がリスク要因となります。
自治体の財政緊縮: 地方自治体からの需要が減少した場合、業績に大きな影響を与える可能性があります。
資材や人件費の高騰: 資材や人件費が高騰し、それを価格に転嫁できない場合、利益率が低下するリスクがあります。
[html_table_cache file=”csv/html/ipo/231A/type1.html” table_id=”ipo_table2″]当選発表日をむかえ、後は8月29日の上場日を待つだけです。
IPOに落選しても、まだまだチャンスはあります。
それが、IPOセカンダリーです。
リスクはありますが、需給の読みさえ当たれば、短時間で大きく儲ける(大損害をだす)こともできます。
当初は、セカンダリーに意欲的でしたが、長期目線では危ないと判断しました。
公募割れしたら、当選した方には申し訳ないですが、即効撤退も視野に入れて、参加するかもしれません。
そのぐらいの気持ちです。[html_table_cache file=”csv/html/ipo/231A/type1.html” table_id=”ipo_table3″]
想定価格1,150円から、公募価格1,180円に決定です。
30円分ですが、上振れしたのは、良い兆候です。
予想される初値は1,130円から1,420円の範囲内が妥当と見込まれます。
この範囲は、地方上場による市場の反応が鈍いことや、事業の安定性はあるものの成長性が見えにくい点を反映しています。
また、筆頭株主エイチ・アイ・エスの影響やQ-Board市場での上場ということも、初値にマイナスの影響を与えると考えられます。
初値予想
市場規模からしたら、初値は公募価格以上が期待できますが、会社の成り立ちなど、リスク要因がある事も忘れてはなりません。
仮条件も発表されましたが、想定価格に比べて弱気のスタンスです。
当初の初値予想では、公募価格以上、1,500円を超えればよい方かも知れませんなどと発言していましたが、公募割れの可能性もでてきました。
投資家目線で見ると、Cross EホールディングスのIPOは慎重に考える必要があります。
業績自体は安定しているものの、事業の大部分が特定の取引先に依存している点や、上場市場の規模が小さいことから、初値の上昇は限定的であると予想されるからです。
特に、投資家(管理人)が注目する成長性や新規性に欠けるため、短期的な値上がりを狙うIPO投資には不向きかもしれません。
[html_table_cache file=”csv/html/ipo/231A/type1.html” table_id=”ipo_table4″]配当・優待の期待は?
将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、上場後に配当性向30を目標に安定した配当を継続していくことを方針と発表しているので、上場後の配当は期待できます。
ただし明言をしているわけではないので、業績次第という事なんでしょう。
個人的には、エイチ・アイ・エス時代にあった、ハウステンボス関連の優待を豪華にして、導入してもらいたいところです。
IPOで得た資金(約3億6,000万円)の使い道
- 資産取得(1億5,000万円)
西日本エンジニアリング株式会社の関西営業所を工事拠点とするため、事務所と倉庫を購入する予定です。 - 運転資金(1億3,000万円)
2024年9月期の運転資金として充当です。 - 採用費・人件費(5,000万円)
主要な経営課題である人材確保に向けて、2025年と2026年にかけて人材採用費と採用後の人件費に使われます。 - システム投資(3,000万円)
業務効率化を進めるため、2026年9月期に会計システムの更新(2,000万円)と工事管理システムの導入(1,000万円)を行います。
IPO幹事団による引受割合も判明です。
公募株数の60%をJトラストグローバル証券での取り扱いです。
SBI証券、岡三証券がねらい目かもしれません。
[include_html file=’csv/html/ipo/231A/type3.html’]当たり前ですが、エイチ・アイ・エスが大株主です。
全株主に180日のロックアップがかかっています。
[include_html file=’csv/html/ipo/231A/type4.html’] 過去の業績データが1年分しかないのは、ハウステンボス・技術センター株式会社の完全親会社として、2022年11月に設立したからです。IPO参加スタンスと当選・落選結果・最終的な人気は?
主幹事が、Jトラストグローバル証券と、多くのIPO投資家にとって、馴染みのある証券会社ではありません。
それだけに、口座保有している方は、当選のチャンスです。
ただ、今から急いで口座作っても、きっと間に合わないでしょう。
ネット証券でIPOに力を入れている、SBI証券、マネックス証券で取り扱いがあるので、管理人も参加の予定です。SBI証券、マネックス証券での当落結果ですが、予想通りの落選です。
さすがに、そう簡単に当選させてはくれませんね。
当選しませんでしたが、結果オーライというスタンスです。
Cross EホールディングスのIPOに対する市場の反応は、比較的冷ややかです。
仮条件は1,100円から1,180円に設定され、最終的な公募価格は1,180円となりました。
しかし、地元市場での上場(福証Q-Board)ということもあり、東京市場ほどの注目を集めていません。
また、親会社であるエイチ・アイ・エスの売出という点も、投資家からあまり好感されていない要因です。
結論、公募割れする可能性は秘めているが、逆にセカンダリー参戦のチャンスとも言える。
ただし、地場産業であることには変わりがないので、大きな転換期が無ければ、上場時が最も注目される時、つまり、数年後の株価は期待できない可能性もある。
地場産業を応援する気持ちがあり、大化けの期待を込めるなら、長期目線の現物保有もありかも知れない。
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