ETSホールディングス(1789)は、電力の安定的な供給に貢献するための送電鉄塔の建設保守・電気設備工事等をおこなっている企業です。

株歴が長い方なら、旧社名の山加電業株式会社で覚えている方もいるでしょう。

そんなETSホールディングス(1789)の株主優待制度、優待クロス取引手数料、過去の逆日歩一覧データをご紹介です。

ETSホールディングス株主優待引用元:ETSホールディングス

ETSホールディングス(1789)の株主優待

ETSホールディングス(1789)の株主優待は、2016年9月導入から続いているQUOカードです。

ETSホールディングスの優待内容詳細

保有株式数優待内容
100株以上1,000円分のQUOカード

ETSホールディングスの優待権利日は年1回、9月末のみです。

株主優待に長期保有制度はあるの?

長期保有制度による特典はありません。

ETSホールディングスの株主優待制度を利用した感想

ETSホールディングスのQUOカード、どこにもオリジナルデザインって告知されていませんが、なんと毎年素敵なデザインのQUOカードが届きます。

そしてカードには、「業界を通じて社会に貢献する企業をめざします」の文字と、しっかりETSのロゴと、株式会社ETSホールディングスの社名入りです。

残念なことに、ゆるキャラ等がいるわけでも、女優さんが出てくるわけでもありません。
本当にシンプルな背景写真等です。富士山の時もありました!!

よって、付加価値、プレミア価格になる期待度は低いでしょう。額面通りの価値がある優待品です。

株主優待:権利確定日はいつ?

次回の優待権利日は「2023年9月30日」です。

権利日最終日の「9月27日」までに100.0株以上の取得が必要です。

ETSホールディングスの優待が貰える直近の株主優待権利日

優待権利日:2023年9月30日

権利日最終:9月27日(水)・・・残り5ヵ月と25日(178日)
逆日歩日数:3日

ETSホールディングス(1789)の基本情報

code1789優待内容クオカード
業種建設業上場市場東証スタンダード 
決算9月 優待月9月
本拠地東京上場年月日1995年2月17日 
単位100貸借区分貸借
継続保有企業の優待HP優待詳細
優待の種類金券
最低必要株100.0最低投資額62,300円
配当予想7.0配当落日2022年9月29日
発行済株数6,375千株データ調査日2022年9月27日

最低投資額のみ、3月31日の終値株価で計算。

ETSホールディングス過去の逆日歩と制度信用リスクは?

逆日歩一覧表の説明
  • 確逆:確定逆日歩、品貸料率です。
  • 最逆:最大逆日歩金額の元になる、最高料率です。

確逆(品貸料率)× 株数で確定した逆日歩金額です。
※最逆は、最大逆日歩の料率が比較できるよう、品貸日数を乗じていません。つまり1日での料率です。

優待権利付最終日【逆日歩・貸借残・配当】一覧表

権利日株価前日
貸借残
当日
貸借残
差分出来高確逆最逆品貸
日数
配当規制
2021-09-289950-22,800-22,80099,8000.0516.015.0注意
2020-09-287800-110,600-110,600253,3006.46.415.0
2019-09-265844,500-11,000-15,500142,7000.359.615.0注意
2018-09-256095,800-16,200-22,00090,2001.211.235.0注意
2017-09-2666413,800-14,500-28,300126,40033.611.235.0注意
2016-09-27365-3,900-67,000-63,100108,10024.08.035.0注意
2015-09-254200-72,200-72,200115,5008.08.014.0注意
2014-09-2539078,300103,70025,40032,70012.0
2013-09-2529913,30010,000-3,30012,9001
2012-09-2518369,40066,700-2,7005,7003
2011-09-2718949,90039,500-10,40020,8003

ETSホールディングスの最大逆日歩リスクはどのくらい?【7つのチェック】

逆日歩リスクを過去データより分析、各項目ごとにまとめました。

逆日歩回避チェックの詳しい説明は「高額逆日歩になる事前予兆を見逃すな?知らないと損!7つのチェック」をご参考ください。

  1. 株主優待9月の逆日歩日数

    △:やや注意
    優待権利日の逆日歩日数は3日、場合によっては、高額逆日歩が発生するので、ご注意です。
  2. 株主優待クロス取引9月の銘柄数

    ○:少しだけ安全圏かも
    株主優待数は390、そのうち281銘柄でクロス可能、QUOカード優待の企業も多いです。

    ETSホールディングスと同じQUOカード優待がある銘柄。

    尚、9月実施のQUOカード優待は、他にもあります。ほんの一部です。

  3. 規制速報(注意喚起・申込停止)

    ×:投資は自己判断で!
    今までの優待権利日では、過去に6回、規制が入っています。調査時点では注意喚起等にはなっていませんが、今後に警戒です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2019年9月 :35円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :120円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :3,360円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :2,400円 (3日)・・・注意
    • 2015年9月 :800円 (1日)・・・注意
  4. 貸借倍率と発行済株式数

    ×:投資は自己判断で!
    発行済株式数や浮動株比率などが低く、株不足の原因になる要素が多いです。

    最新の貸借倍率と逆日歩速報(毎日チェック)

    市場区分:東証

    月/日融資新規融資返済融資残高貸株新規貸株返済貸株残高差引残高貸借倍率逆日歩
    03/30(木)12,4001,00020,50080008,70011,8002.360
    03/29(水)1,0001009,10003007,9001,2001.150
    03/28(火)4004008,200008,20001.00
    03/27(月)1,0001,0008,200008,20001.00
    03/24(金)2,4002,5008,200008,20001.00
    03/23(木)1,1001,0008,300008,2001001.010
    03/22(水)6006008,200008,20001.00
    03/20(月)3003008,200008,20001.00
    03/17(金)6006008,200008,20001.00
    03/16(木)3005008,200008,20001.00
  5. ETSホールディングスの発生逆日歩

    ×:投資は自己判断で!
    高額逆日歩の常連銘柄です。過去に4回も最大逆日歩になっているので、最大限の警戒が必要です。
    • 2021年9月 :5円 (1日)・・・注意
    • 2020年9月 :640円 (1日)
    • 2019年9月 :35円 (1日)・・・注意
    • 2018年9月 :120円 (3日)・・・注意
    • 2017年9月 :3,360円 (3日)・・・注意
    • 2016年9月 :2,400円 (3日)・・・注意
    • 2015年9月 :800円 (1日)・・・注意

    過去の逆日歩は、100株単位での金額です。

  6. 優待に必要な株数と投資額

    ○:少しだけ安全圏かも
    優待に必要な株数は100株のみ、株価もそれほど高くないので、逆日歩リスクは少ないです。
  7. 継続保有(必須・特典)の有無

    △:やや注意
    継続保有の特典こそありませんが、利便性の高い優待だけに、注意が必要です。

ETSホールディングスの優待クロス(制度・一般)手数料を比較!

逆日歩リスクの次は、ETSホールディングスのクロス取引手数料で比較です。

3月31日の終値、株価623円の必要株数分(100.0株)で計算。

投資額6.2万円の貸株料【各証券会社の比較】

営業
日数
月/日貸株
日数
SBI
証券
GMO
クリック
証券
au
カブコム
証券
松井
証券
楽天
証券
SMBC
日興
証券
19/274262610142610
29/265333313173312
39/256403915204014
49/227464618244617
59/218535220275319
69/2011737228377326
79/1912797831417929
89/15138685334431
99/14149392364833
109/1318119118466143
119/1219126124486545
129/1120132131516848
139/821139137547150
149/722146144567552
159/625648559
169/526668862
179/427699264
189/128719567
198/3129749969
208/30328210976
218/29338411278

ETSホールディングスの権利付最終日(2023年9月27日)を基準に、約1ヵ月前までの貸株料金一覧です。

一般信用売り在庫による早めのクロス取引を考えている場合、貸株料の手数料は馬鹿に出来ないコストです。

「SBI証券」「GMOクリック証券」「楽天証券」の貸株料は、一般短期の計算です。

一般信用クロス取引手数料とやり方

具体的な一般信用クロス取引のやり方をを確認

投資金額6.2万円、ETSホールディングスのクロス取引シミュレーションです。

本日(2023年4月2日)から直近の優待権利日(2023年9月30日)に向けて、一般信用クロス取引をした場合の総コスト(最安値手数料)です。

優待取得の権利日当日、ETSホールディングスを6.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

定額料金と約定毎の手数料プランがある場合、それぞれの総コストで比較できます。

auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)+プレミアム料461円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(181日分)+プレミアム料
659円=99円+99円+461円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「一般信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(181日分)615円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「一般信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(181日分)
435円=4円+430円

※新規建約定日より1ヶ月目ごとにかかる管理料(事務管理費)は計算に含んでいません。

※SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券の手数料(一般信用短期シミュレーション)は、短期売りが可能になったタイミングで表示します。

※クロス取引の組み合わせは複数あり、その中でも安い料金になるよう計算していますが、あくまで目安としてお使いください。

制度信用クロス取引手数料とやり方

具体的な制度信用クロス取引のやり方をを確認

優待取得の権利日当日、ETSホールディングスを6.2万円の投資額で制度信用クロスした場合の手数料です。

SBI証券
【定額:アクティブプラン】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ26円
【スタンダード】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
206円=99円+99円+8円
GMOクリック証券
【1日定額】

現物と制度信用と一般信用、それぞれ100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)のみ26円
【1約定】

約定毎の手数料【現物:90円 信用:97円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+制度信用売り手数料+貸株料(4日分)
194円=90円+97円+7円
auカブコム証券
【1日定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)+プレミアム料8円+プレミアム料
【ワンショット】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)+プレミアム料
206円=99円+99円+8円+プレミアム料
松井証券
【定額:ボックスレート】

買いと売りのクロス合計50万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)8円
楽天証券
【いちにち定額】

買いと売りのクロス合計100万円まで手数料無料

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス:6.2万円は売買手数料無料
クロスコスト=貸株料(4日分)7円
【超割】

約定毎の手数料【現物:99円 信用:99円】

「現物買い」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=現物買い手数料+信用売り手数料+貸株料(4日分)
205円=99円+99円+7円
SMBC日興証券
【ダイレクト】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
12円=4円+8円
SBIネオトレード証券
【定額と1約定】

信用取引手数料は投資金額関係なく無料

「制度信用買い当日買建玉を現引」×「制度信用売り」のクロス
クロスコスト=金利(1日)+貸株料(4日分)
11円=4円+7円

投資金額6.2万円の場合、貸株料、売買手数料ともに証券会社の差は少ないです。

※ETSホールディングスの制度信用クロスには、逆日歩(品貸料)リスクがある事だけ、ご注意ください。

ETSホールディングスのクロス取引・株主優待まとめ

ETSホールディングス、人気のQUOカード優待の中でも、優待利回りが優秀な銘柄の1つです。
なんといっても株価が安い、10万円しないで、1,000円のQUOカードです。一時期10万円を超えそうな時もありましたが、株価は低迷中。

現物保有のチャンスと言えば、チャンスかもしれません。
でも、やっぱり皆さん優待クロス好きですよね。ただし、過去データが示すように、逆日歩常連、最大逆日歩になったら、もう大損です。

ポイントはやっぱり貸株料、投資金額が少なくてすむから、貸株料も安い!つまり、かなり早く取得しても、それほどの貸株料にならないんです。
さあ、後はどの証券会社で優待クロスするかです!!

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