オルツ(260A)が新規上場承認されました。
10月上場第3弾も、まだまだ10月上旬、今後も数多くのIPOが期待できそうです。
当サイトでは、オルツ(260A)IPO初値予想に関する最新情報を常に更新しています。新規上場承認時、仮条件決定時、公募価格決定時などの重要な節目ごとに記事を見直し、IPOが上場し、初値が付くまで継続して情報を提供いたします。IPOに関するスケジュール一覧も掲載しており、読者の皆さまが今後の予定を一目で確認できるようになっています。
最新の情報をいち早くキャッチしたい方や、IPOの動向を追いたい方は、定期的にご確認いただけると幸いです。
オルツ(260A)の上場企業情報とIPO概要
企業名 | オルツ |
---|---|
企業名(英語表記) | alt Inc. |
企業名(フリガナ) | オルツ |
業種 | 情報・通信業 |
住所 | 東京都港区六本木七丁目15番7号 |
URL | https://alt.ai/ |
決算日 | 12月31日 |
市場 | グロース |
主幹事 | 大和証券 |
社員数 | 20(人) |
平均年齢 | 38.9(歳) |
平均勤続年数 | 2.7(年) |
平均年間給与 | 10,939,000(円) |
上場企業情報は、9月5日(木)提出の有価証券届出書が参考元です。
オルツは、東京都に本社がある企業で、業種は情報・通信業です。
グロース市場での上場で、主幹事は大和証券です。
社員数は20(人)、平均年齢38.9(歳)、平均勤続年数2.7(年)、平均年間給与10,939,000(円)です。
期待の情報・通信業、社員数もわずか20名、しかし、平均年収は1,000万円越えの注目企業です。
事業内容
個人の意思や記憶をデジタル化し、AIを使ってその人の意思を再現するパーソナル人工知能(PAI)の研究開発を行っている企業です。
目指すのは、労働からの解放と個々の価値を最大限に引き出す自律社会の実現。
個人が自分専用のAI(PAI)を持つことで、日常的な労働をAIに任せ、よりクリエイティブな活動に専念できる世界を目指しているビジョンに注目です。
主要製品
- Communication Intelligence AI GIJIROKU: 2020年から提供されているAIプロダクトで、対話エンジンや個性モデル構築といった技術を活用
- その他AIソリューション: クライアントのニーズに応じてAIモデルを提供し、幅広いビジネス課題を解決するAIプロダクトやサービスを展開
オルツの技術
- 大規模言語モデル(LLM): 日本語の専門用語や複雑な言い回しに対応した自社開発のLLMを基に、柔軟かつ個別化されたAIサービスを提供
- EmethStack: AIの計算リソースを効率的に分散させる独自のインフラ技術
個人に合わせたカスタマイズAI(PAI)を提供するため、汎用的なAIモデルを基に、少量のパーソナルデータを活用して個人の思考や癖を反映させる技術を持っています。これにより、安価に個別化されたAIサービスを提供するのが強みです。
組織体制
国内外の優秀な人材とアカデミアとの連携を強化し、先進的なAI技術の研究開発を進めています。
また、正社員と業務委託者を活用して、柔軟な組織体制を構築しています。
オルツの強みは、パーソナルAIの分野での技術的な先行優位性を持ち、個人に最適化されたAIサービスを提供できる点です。
労働から解放されたクリエイティブな社会の実現を目指しています。
オルツ(260A)のIPOスケジュールと購入方法
上場日 | |
---|---|
仮条件決定日 | |
BB期間 | ~ |
当選発表日 | |
購入申込期間 | ~ |
※上場日・仮条件決定日以外のIPOスケジュールは、証券会社によって異なる場合もあるため、各証券会社でご確認ください。
2024年10月11日(金)の上場予定日までのIPOスケジュール、時系列形式でまとめています。
仮条件決定日は9月25日(水)、そのままBB期間が始まるので、IPOが欲しい方、この期間に各証券会社での申込が必要です。
公募価格が発表される10月3日(木)以降、各証券会社で当選・落選が分かります。早い証券会社の場合、夕方には発表です。
BB抽選に当選した場合、10月4日(金)以降の購入申込期間で、IPOの購入が可能です。
IPO購入方法【申込の注意点と上場日リスク】
-
証券会社の口座開設
IPO主幹事実績の多い
ネット証券会社が手軽でおすすめ -
ネットからIPOの抽選に申込【1回目】
-
10月3日(木)に当選落選を確認
当選の場合10月9日(水)迄に購入申込【2回目】 -
10月11日(金)の上場後に売却可能
念願のIPOに折角当選しても、購入申込を忘れると購入できません、ご注意です。
初値に影響がある上場日リスク
- 直前のIPO:2024年10月8日(火)上場
:小売業 - 直後のIPO:2024年10月16日(水)上場
:サービス業
まずは、9月25日の仮条件決定日に注目です。その後、9月26日~10月2日のBB期間をえて、公募価格が決定します。
オルツ(260A)のIPOデータ
項目名 | 金額・数量 |
---|---|
公募株数 | 7,500,000(株) |
売出株数 | 1,500,000(株) |
公開株数 | 9,000,000(株) |
オーバーアロットメント | 1,350,000(株) |
公開株数(OA含む) | 10,350,000(株) |
新規発行株式 | 5,813,000(株) |
上場時発行済株式総数 | 31,657,700(株) |
オファリング・レシオ | 28.4(%) |
オファリング・レシオ(OA含む) | 32.7(%) |
資本金 | 1.0(億円) |
吸収金額(想定価格) | 45.9(億円) |
吸収金額 | 48.6(億円) |
吸収金額(想定価格・OA含む) | 52.8(億円) |
吸収金額(OA含む) | 55.9(億円) |
時価総額(想定価格) | 170.1(億円) |
時価総額 | 171.0(億円) |
吸収金額と時価総額は、次の計算をしています。
- 吸収金額 = 公開株数 × 公募価格
- 時価総額 = 発行済株式総数 × 公募価格
吸収金額は、48.6(億円)、オーバーアロットメント迄含めると55.9(億円)です。
配当・優待の期待は?
上場後に配当や株主優待が期待できるかは難しい状況です。その理由をまとめると以下の通りです。
- 利益還元の方針: 会社は株主への利益還元を重要課題と認識しているが、それよりも 財務体質の改善 と 事業拡大のための内部留保 を優先
- 投資を重視: 現在は収益力強化や事業拡大のための投資に資金を充てる方針で、これが最大の利益還元につながると考えているため、現時点でも配当や優待は実施していない
- 配当実施の未定: 創業以来配当を行っておらず、現時点でも 配当実施の可能性や時期は未定 とされている
IPO資金の使い道と今後の計画
情報・通信業の初値結果が特によろしくありません。
勝手なイメージで、情報・通信業のIPOは、初値が期待できると思っていると痛い目をみます。(管理人の事)
情報・通信業の過去のIPO結果(吸収金額56億円前後)
今度は、過去約10年間の情報・通信業に限定した場合のIPO結果です。
あくまで、オルツ(260A)との比較です。先に紹介した、「くすりの窓口(5592)」などは、抜かしています。
上場日 IPO名 |
主幹事 市場 |
吸収金額 [億円] |
公募価格 [円] |
初値 [円] |
騰落率 [%] |
---|---|---|---|---|---|
2023年9月26日(火) |
SBI証券・他 東証スタンダード |
61.4 | 2,670 | 2,280 | -14.6 |
2021年12月24日(金) |
みずほ証券 | 48.3 | 2,000 | 1,800 | -10.0 |
2021年12月20日(月) |
大和証券・他 | 47.1 | 1,680 | 1,681 | 0.1 |
2021年6月16日(水) |
みずほ証券 | 50.9 | 1,350 | 1,506 | 11.6 |
2021年2月26日(金) |
みずほ証券 | 63.0 | 4,130 | 8,450 | 104.6 |
2020年11月30日(月) |
野村證券 東証二部 |
61.2 | 2,250 | 2,150 | -4.4 |
2020年11月27日(金) |
SBI証券・他 | 65.7 | 3,570 | 4,850 | 35.9 |
2019年9月26日(木) |
SMBC日興証券 | 63.7 | 1,990 | 1,870 | -6.0 |
2018年12月21日(金) |
SMBC日興証券 | 53.0 | 3,200 | 3,270 | 2.2 |
2018年12月21日(金) |
大和証券 | 54.4 | 1,480 | 930 | -37.2 |
2017年9月22日(金) |
SMBC日興証券 | 57.2 | 2,400 | 5,480 | 128.3 |
2017年3月29日(水) |
野村證券 東証一部 |
61.0 | 1,100 | 1,300 | 18.2 |
2015年12月21日(月) |
みずほ証券 | 52.8 | 2,000 | 2,213 | 10.7 |
2015年3月25日(水) |
野村證券 | 59.2 | 920 | 1,032 | 12.2 |
2014年12月16日(火) |
大和証券 | 46.9 | 3,000 | 3,950 | 31.7 |
2014年3月12日(水) |
野村證券 東証二部 |
48.8 | 1,820 | 1,940 | 6.6 |
ほとんどの市場が、東証マザーズですが、その他の市場に関しては、参考までに市場名を入れています。
オルツ(260A)IPOの幹事団
証券会社名 | 公募株数 【株】 |
公募割合 【%】 |
保有株数 【株】 |
引受割合 【%】 |
---|---|---|---|---|
大和証券 | 5,700,000 | 76.0 | 8,550,000 | 82.6 |
SBI証券 | 819,000 | 10.92 | 819,000 | 7.9 |
野村證券 | 738,000 | 9.84 | 738,000 | 7.1 |
あかつき証券 | 117,000 | 1.56 | 117,000 | 1.1 |
松井証券 | 117,000 | 1.56 | 117,000 | 1.1 |
丸三証券 | 9,000 | 0.12 | 9,000 | 0.1 |
合計 | 7,500,000 | 100.0 | 10,350,000 | 100.0 |
※引受割合は、有価証券届出書に記載されている公募株数、売出株数(OAを含む)の合計株数からの割合です。
※計算方法や前提条件に違いがある場合、証券会社発表の引受割合と差異が生じることがあります。
主幹事は、大和証券です。
その他、取り扱いの可能性があるのが、大和証券のグループ企業、大和コネクト証券です。
その他、SBI証券や野村證券でも取り扱いがあります。
意外と穴場になりそうなのが、ネット申し込みが簡単な松井証券です。
オルツ(260A)IPOの主要株主
株主名 | 保有株数 【株】 |
保有割合率 【%】 |
潜在株数 【株】 |
潜在割合率 【%】 |
---|---|---|---|---|
米倉 千貴 | 6,000,000 | 21.01 | – | – |
Vertex Growth Fund II Pte. Ltd. | 3,796,500 | 13.29 | – | – |
ジャフコSV4共有(LPS) | 2,620,000 | 9.17 | – | – |
SBI Ventures Two(株) | 1,376,100 | 4.82 | – | – |
SBI AI&Blockchain(LPS) | 1,100,000 | 3.85 | – | – |
イーストベンチャーズ2号(LPS) | 840,000 | 2.94 | – | – |
SMBCベンチャーキャピタル6号(LPS) | 825,800 | 2.89 | – | – |
Dawn Capital1号(LPS) | 825,600 | 2.89 | – | – |
米倉 豪志 | 800,000 | 2.8 | 800,000 | 2.8 |
SMBC日興証券(株) | 605,000 | 2.12 | – | – |
ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社 | 550,700 | 1.93 | – | – |
Spiral Capital Japan Fund2号(LPS) | 550,400 | 1.93 | – | – |
Industrial Technology Investment Corporation | 550,200 | 1.93 | – | – |
INTAGE Open Innovation(LPS) | 550,000 | 1.93 | – | – |
(株)メタリアル | 549,500 | 1.92 | – | – |
(LPS)は、投資事業有限責任組合の事であり、ベンチャーキャピタルの可能性が高いです。
保有株数の多い順に、大株主上位15を表示しています。
人気業種だけに、ベンチャーキャピタルの出資も目立ちます。
大株主のほとんどが、ベンチャーキャピタルです。
これは驚異的な売り圧力ですが、IPOで、果たして全売却してしまうのか?
すでに上場している、メタリアルも主要株主なのも、注目です。
IPOオルツ(260A)のBB抽選に落選したら、密かに購入を検討していたのが、メタリアル (6182)です。 なぜって、メタリアルはオルツ(260A)の大株主だからです。 でも、オルツ(260A)に当選したので、2重のリ …
オルツ(260A)IPO時の業績データと評価
新規上場承認時の有価証券届書から、初値予想に役立つデータを収集しています。
2019年 12月 |
2020年 12月 |
2021年 12月 |
2022年 12月 |
2023年 12月 |
|
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 49 | 55 | 955 | 2,666 | 4,111 |
経常利益(百万円) | -440 | -201 | -384 | -670 | -1,497 |
純利益(百万円) | -571 | -187 | -385 | -671 | -1,498 |
純資産額(百万円) | 117 | 199 | 274 | 3,118 | 2,303 |
総資産額(百万円) | 160 | 332 | 583 | 3,522 | 3,397 |
資本金(百万円) | 355 | 490 | 720 | 100 | 100 |
営業活動によるCF | -781 | -1,688 | |||
投資活動によるCF | -1 | -280 | |||
財務活動によるCF | 3,510 | 1,123 | |||
現金残高(百万円) | 3,062 | 2,217 | |||
1株当たり純資産額(円) | -26,246 | -28,992 | -34,628 | -444 | -664 |
1株当たり純利益(円) | -4,505 | -1,473 | -2,698 | -40 | -80 |
自己資本比率(%) | 73.00 | 60.00 | 47.00 | 88.50 | 67.80 |
発行済株式総数 | 68,400 | 68,400 | 68,400 | 68,400 | 68,400 |
従業員数 | 7 | 10 | 13 | 15 | 16 |
平均臨時雇用人員 | 1 | 0 | 0 | 0 | 11 |
2019年12月から2023年12月までの5つの業績での比較です。
先行投資に費用がかかってしまうのは、仕方ありませんが、それにしても過去5年以上赤字が続いています。
従業員数も確実に増えていますが、それにしても、給料高すぎなのでは?
IPO参加スタンスと当選・落選結果
IPOには参加する予定ですが、IPO資金が社員の高額すぎる給料に消えるのは、ちょっと納得できない部分も・・・
実績出れば、まあいいのですが、黒字転換の時期はいつごろになるのか、見極めるのが、重要です。
オルツ(260A)IPOのBB抽選結果が発表されました。
証券会社名 | BB抽選 | 当落結果 | 参加意思 |
---|---|---|---|
大和証券 | 参加 | 補欠当選 | 購入(落選) |
SBI証券 | 参加 | 当選 | 購入 |
野村證券 | 不参加 | – | – |
あかつき証券 | 口座保有なし | – | – |
松井証券 | 参加 | 落選 | – |
丸三証券 | 不参加 | – | – |
野村證券は、不参加という名の申込忘れです。
ただ結果論としては、良かったかなという感じです。
主幹事の野村證券で補欠当選、引受割合が10%以下のSBI証券で当選という結果です。
大和証券の補欠当選は、何度か繰り上がった経験があるので、このまま当選すると思っています。
結果、複数当選になる予感でしたが、なんと落選です。
ここ連日のIPOの初値結果とその後の動きもよくありません。
地合いが悪いという事ですが、オルツ(260A)のビジネスそのものには将来性を感じるので、このまま購入予定です。
最新IPO一覧リスト
現在進行中のIPO一覧リストです。
※吸収金額の算出は、公募価格が決定するまで想定価格ベースで計算しています。
2024年に実施した全IPOのスケジュールを確認することも可能です。
IPO(新規上場株)は、新規上場承認されて、上場するまでに、節目節目の大事なイベントがあります。 上場日はもちろん、BB抽選日、想定価格、仮条件、公募価格、そして初値とチェックすべき項目も多々あります。 そして、IPOの …